WordPressの記事内でリンクを貼る方法を紹介します。テキストリンクやボタンリンク、画像リンクの貼り方や、埋め込み機能の使い方などがわかります。リンク先URLの編集や、リンクの解除も簡単です。
WordPressの記事内でリンクを貼る方法
WordPressの記事編集画面では、簡単にリンク(ハイパーリンク)を挿入できます。投稿でも固定ページでも、同様の手順でリンクを貼ることができます。
リンクの貼り方としてよく用いられるのが、記事内の一部のテキスト(文字列)にリンクを設定する方法です。これを、テキストリンクといいます。
まずは、テキストリンクの設定方法を見ていきましょう。リンクの貼り方は、
- 他のサイト内ページにリンクする「外部リンク」
- 自分のサイト内ページにリンクする「内部リンク」
のどちらを設定するかによって、少しだけ手順が異なります。
外部リンクの貼り方
外部リンクは、記事を書く上で参考にしたページや、関連するサイトなどに誘導したいときに使います。では、外部リンクを貼る手順を見ていきましょう。
手順1
リンク先にしたいページを開き、URLをコピーします。

手順2
記事編集画面で、リンクを設定したい文字列を選択(ドラッグ)して[リンク]ボタンをクリックします。
![リンクを設定したい文字列を選択(ドラッグ)して[リンク]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/external-link-insert-2.png)
手順3
リンク先を設定するための入力欄が表示されます。ここに、手順1でコピーしたURLを貼り付けます。

次の手順4は、タブの開き方によって操作が異なります。
手順4-1(同じタブで開く場合)
リンク先を同じタブで開く場合は、[送信]ボタンをクリックします。これでリンクの設定が完了です。
![リンク先を同じタブで開く場合は[送信]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/external-link-insert-4-1.png)
手順4-2(新しいタブで開く場合)
リンク先を新しいタブで開く場合は、[新しいタブで開く]をオンにしてから[送信]ボタンをクリック(または[Enter]キーを押す)します。
![リンク先を新しいタブで開く場合は[新しいタブで開く]をオンにして[送信]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/external-link-insert-4-2.png)
以上の手順で、外部リンクを貼ることができます。
内部リンクの貼り方
内部リンクは、記事の内容を別の記事で補足したいときや、過去記事に誘導したいときに使います。
内部リンクは、先ほどの「外部リンクの貼り方」と同じ手順で設定することができます。ですが、内部リンクを貼るときだけ使える便利な機能がありますので、その手順を紹介します。
手順1
リンクを設定したい文字列を選択(ドラッグ)して、[リンク]ボタンをクリックします。
![リンクを設定したい文字列を選択(ドラッグ)して[リンク]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/internal-link-insert-1.png)
手順2
リンク先を設定するための入力欄が表示されます。ここにページURLを入力してもよいのですが、内部リンクの場合はサイト内ページを検索する機能を使うことができます。
ページタイトルの一部を入力してみましょう。

手順3
すると、リンク先の候補が表示されます。リンク先を新しいタブで開くようにしたい場合はオンにしてから、リンクに設定したいページ名をクリックします。

以上の手順で、内部リンクを貼ることができます。
ボタンにリンクを貼る

「ボタン」ブロック内に挿入したボタンにリンクを貼ることもできます。
手順1
ボタンブロックを新しく追加します。

手順2
ボタン内に文字列を入力して、[リンク]ボタンをクリックします。
![ボタン内に文字列を入力し[リンク]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/link-button-insert-2.png)
手順3
リンク先URLを入力して、新しいタブで開く場合はオンにしてから、[送信]ボタンをクリック(または[Enter]キーを押す)します。
![リンク先URLを入力し、新しいタブで開く場合はオンにして[送信]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/link-button-insert-3.png)
以上の手順で、ボタンにリンクを貼ることができます。
ここまでは、文字列にリンクを貼る方法を見てきました。次に、記事内の画像ファイルにリンクを設定する方法を紹介します。
画像にリンクを貼る
「画像」ブロックや「メディアと文章」ブロック内に挿入した画像ファイルには、任意のページへのリンクを貼ることができます。
手順1
画像を選択(クリック)して、[リンクを挿入]をクリックします。
![画像を選択し[リンクを挿入]をクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/image-link-insert-1.png)
手順2
リンク先URLを入力して、[適用]ボタンをクリックします。
![リンク先URLを入力して、[適用]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/image-link-insert-2.png)
以上の手順で、画像にリンクを貼ることができます。
画像ファイルのリンク先に「メディアファイル」や「添付ファイルのページ」を選択すると、画像リンクをクリックしたとき次のように動作します。
- メディアファイル
- 画面上に画像ファイルのみを表示します。
- 添付ファイルのページ
- WordPressが自動生成する「画像ファイルを説明するためのページ」を開きます。
埋め込み機能を使う
「埋め込み」とは、インターネット上に公開されている画像・動画・音声ファイルなどのコンテンツを、記事内に貼り付けて共有できる機能です。
例えば、あなたがWordPressで作成した記事内に、YouTubeで公開されている動画を埋め込んだ場合。その記事にアクセスした訪問者は、YouTube サイトに移動することなく動画を視聴することができます。

埋め込み機能の使い方は、とても簡単です。例として、YouTubeの動画を埋め込む手順を紹介します。
YouTubeの動画を埋め込む
手順1
埋め込みたい動画のページを開き、URLをコピーします。

手順2
WordPressの記事編集画面で空っぽのブロックに手順1のURLを貼り付けるだけで、埋め込みが完了します。

空っぽだったブロックは、URLを貼り付けることで自動的に「YouTube」ブロックに変換されています。

YouTubeの他にも、さまざまなメディアの埋め込み機能が使えます。対応しているサービスは、[ブロックの追加]>[埋め込み]をクリックすると一覧表示されます。

この一覧を確認すると、埋め込みに対応しているものの中に[WordPress]がありますね。
WordPressで作成されたページを埋め込む
WordPressで作成されたページを埋め込むと、下図のようなブログカードを表示させることができます。埋め込む方法は、先ほど紹介した「YouTubeの動画を埋め込む」手順と同じです。内部リンク・外部リンクのどちらでも埋め込むことができます。

旧エディタでのリンクの貼り方
ここまで紹介してきたリンクの貼り方は、ブロックエディタでの操作方法です。ブロックエディタとは、WordPress バージョン 5.0以降で標準となっているエディタ(記事編集画面)です。
しかし、何らかの理由で旧エディタ(WordPress バージョン 4.9以前の標準エディタ)を使っている場合もあるでしょう。
もし、WordPress本体のバージョンが5.0より古いままであれば、セキュリティ上たいへん危険です。下記ページを参考にして早急にアップデート(更新)を実施してください。事前のバックアップも忘れずに。
ここからは、旧エディタを使ったテキストリンクの貼り方を簡単に説明します。
旧エディタには、ビジュアルエディタとテキストエディタの2種類あります。両方とも、リンクの貼り方は基本的に同じです。異なる点は、[リンクの挿入/編集]ボタンの位置とデザインです。


ビジュアルエディタ画面を例として、リンクを挿入する手順を紹介します。
手順1
リンク先にしたいページを開き、URLをコピーします。
手順2
ビジュアルエディタで、リンクを設定したい文字列を選択(ドラッグ)して、[リンクの挿入/編集]ボタンをクリックします。
![リンクを設定したい文字列を選択(ドラッグ)して、[リンクの挿入/編集]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/08/visual-editor-link-insert-2.png)
手順3
リンク先を設定するための入力欄が表示されます。ここに、手順1でコピーしたURLを貼り付けます。

次の手順4は、タブの開き方によって操作が異なります。
手順4-1(同じタブで開く場合)
リンク先を同じタブで開く場合は、[適用]ボタンをクリックします。これでリンクの設定が完了です。

手順4-2(新しいタブで開く場合)
リンク先を新しいタブで開く場合は、[リンク設定]ボタンをクリックします。
![[リンク設定]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/08/visual-editor-link-insert-4-2-1.png)
次に、[リンクを新しいタブで開く]にチェックを入れ、すると、リンクの設定が完了です。 をクリック
![[リンクを新しいタブで開く]にチェックを入れ、更新をクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/08/visual-editor-link-insert-4-2-2.png)
リンクを編集・解除する方法
WordPressの記事内で設定したリンクにおいて、リンク先のURLを編集したり、リンクそのものを解除するのも簡単です。
例として、先ほど内部リンクの貼り方で設定したテキストリンクを、ブロックエディタで編集・解除してみましょう。
リンク先のURLを編集する
手順1
編集したいリンクの一部をクリックします。

手順2
をクリックします。

手順3
URLを編集して、[送信]ボタンをクリックします。
![URLを編集後[送信]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/link-edit-3.png)
以上の手順で、リンク先のURLを編集することができます。
リンクを解除する
手順1
解除したいリンクの一部をクリックします。

手順2
[リンクを解除]をクリックします。

以上の手順で、リンクを解除することができます。
ページ内リンクを貼る方法
記事内の特定の場所を、リンク先に設定することもできます。サンプルとして、以下にページ内リンクを貼っておきます。
ただ残念なことに、WordPressには初心者さんでもページ内リンクを簡単に設定できる機能が備わっていません。
そのため、ページ内リンクを貼るには「HTMLを編集する」という、やや難易度が高い手法を使います。
ページ内の特定場所をリンク先にする
ページ内のリンク先とする機会が多いものに「見出し」があります。今回は、見出しをリンク先としたページ内リンクを設定してみます。
そのためには、見出しに対して「目印」となる文字列を付ける必要があります。くわしく見ていきましょう。
手順1
リンク先としたい見出しブロックの[詳細設定]ボタンをクリックします。
![ページ内リンク先の見出しブロック[詳細設定]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/link-in-page-id-1.png)
手順2
[HTMLとして編集]をクリックします。
![[HTMLとして編集]をクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/link-in-page-id-2.png)
手順3

ここに「目印」となる文字列を付けます。今回は例として、「link」という目印を付けてみます。
h2のあとに[ id=”link”]を追加します。
![h2のあとに[ id=”link”]を追加](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/link-in-page-id-3-2.png)
- id名(目印)を付けるときの注意点
-
- id=”○○”の直前に半角スペースを入れる
- id名には半角英数字を使う
- id名は数字で始めない
- 1つのページ内で、同じid名を付けられるのは1度だけ
手順4
見出しブロックの表示を元に戻す場合は、[詳細設定]ボタン、[ビジュアル編集]の順にクリックします。
![[詳細設定]ボタン、[ビジュアル編集]の順にクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/link-in-page-id-4.png)
ページ内の特定場所へのリンクを貼る
例として、「段落」ブロック内の一部の文字列にリンクを貼ってみます。
手順1
文字列を選択(ドラッグ)して、[リンク]ボタンをクリックします。
![文字列を選択し[リンク]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/link-in-page-anchor-1.png)
手順2
リンク先に[#link]と入力して、[送信]ボタンをクリックします。
![リンク先(#+id名)を入力後[リンク]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/link-in-page-anchor-2.png)
以上の手順で、ページ内リンクを貼ることができます。
- ページ内リンク先を指定するときの注意点
-
- #(ハッシュ)は半角で入力する
- 別ページ内の特定場所にもリンクを貼れる
- 手順2のリンク先に、別ページ内の特定場所(例:https://example.com/#link)を指定することもできます。
- リンク先に「 id=”任意のid名”(例: id=”link”)」を付ける
- リンク元に「#任意のid名(例:#link)」へのリンクを貼る
ページ内リンクをスムーズにスクロールするには?
ここで再び、ページ内リンクのサンプルを載せておきます。
いかがでしたか?いきなり移動するのではなく、スムーズな動きで移動したのではないでしょうか。
これは、WordPressの標準機能ではなく、テーマに備わっている機能です。当サイトで使っている「賢威」というテーマには、ページ内リンクをスムーズにスクロールする機能が標準装備されています。
この記事のまとめ
WordPressの記事内でリンクを貼る方法をいくつか紹介しました。投稿でも固定ページでも、同様の手順でリンクを貼ることができます。
テキスト(文字列)だけでなく、ボタンや画像ファイルにリンクを設定することも可能です。これらのリンクは、リンク先URLの編集や解除も簡単におこなうことができます。
埋め込み機能を使うと、URLを貼り付けるだけでYouTubeやTwitterなどのコンテンツを共有したり、WordPressで作成されたページのブログカードを表示させたりすることもできます。
記事内の特定の場所をリンク先に設定する(ページ内リンクを貼る)には、HTMLの編集が必要です。