WordPressでリンクを貼る方法を紹介します。別のWebページに移動するためのリンクだけでなく、ページ内の特定場所に移動できるリンクの貼り方も説明しています。埋め込み機能を使えば、YouTubeやTwitter、他のブログ記事を共有することもできます。
このサイトで使っているテーマ「SWELL」なら、おしゃれなリンクカードの作成や、関連記事リンクの設置がとても簡単にできます。
WordPressでリンクを設定しよう
リンクは、Webページ間を移動するための仕組みです。リンクを設定するための基本的な方法には、次の3つがあります。
ちなみに、上の3つのリンクは「ページ内リンク」です。クリックすると、それぞれのリンク設定方法の説明に移動します。
スムーズに移動するのは、このサイトで使っているテーマ「SWELL」の機能によるものです。
リンクをWebページ上に掲載するには、通常、HTMLという言語を使ってコードを書く必要があります。しかし、WordPressでは簡単な操作でリンクの設定が可能。初心者さんでも手軽にリンクを貼ることができます。
まず、基本的なリンクの貼り方として、記事内の一部のテキスト(文字列)にリンクを設定する方法を紹介します。このページの後半では、ボタンや画像などにリンクを貼る方法や、YouTube動画などを埋め込む方法を説明します。
外部リンクの貼り方
外部リンクは、記事を書く上で参考にしたページや、関連するサイトなどに誘導したいときに使います。
- リンク先のURLをコピー
- リンクを設定したい文字列を選択
- URLを貼り付け
リンク先にしたいページを開き、URLをコピーします。

STEP1でコピーしたURLを貼り付けます。リンク先を新しいタブで開くよう設定する場合は[新しいタブで開く]をオンにしてから、[送信]ボタンをクリックします(または[Enter]を押します)。

以上の手順で、外部リンクの設定が完了します。
内部リンクの貼り方
内部リンクは、記事の内容を別のページで補足したいときや、ランディングページ(LP)に誘導したいときなどに設定します。
ランディングページとは?
サイト訪問者のアクション(商品の購入、サービスの申込、問い合わせなど)を促すためのページのことです。
内部リンクは、先ほどの「外部リンクの貼り方」と同じ手順で設定することもできますが、ここでは内部リンクを貼るときだけ使える便利な機能(サイト内ページ検索)を利用した手順を紹介します。
- リンクを設定したい文字列を選択
- リンク先に設定したいページを検索
投稿や固定ページの編集画面(ブロックエディタ)で、リンクを設定したい文字列を選択し、ブロックツールバーの[リンク]ボタンをクリックします。

リンク先に設定したいページのタイトルの一部を入力すると、リンク先の候補が表示されます。リンク先に設定したいページタイトルをクリックします。

以上の手順で、内部リンクの設定が完了します。
ページ内リンクの貼り方
通常のリンクをクリックするとページの先頭部分に移動しますが、ページ内の特定場所をリンク先に指定することもできます。ページ内リンクを設定するには、移動先に「目印」を付けなければなりません。
- リンク先に目印(HTMLアンカー)を付ける
- リンクを設定したい文字列を選択
- リンク先に「# + HTMLアンカー」を入力
ページ内のリンク先に設定する機会が多いのが「見出し」です。ここでは、見出しブロックをリンク先としたページ内リンクの設定方法を説明します。
リンク先としたいブロックを選択し、画面右側の設定パネル[高度な設定]をクリックします。[HTML アンカー]の入力欄に任意の文字列(目印)を入力してください。下の画像では「link」としました。

投稿や固定ページの編集画面(ブロックエディタ)で、リンクを設定したい文字列を選択して[リンク]ボタンをクリックします。

リンク先に、以下の文字列を入力し、[送信]ボタンをクリックします(または[Enter]を押します)。
「# 」+ 「HTMLアンカーに入力した文字列」
例:#link

以上の手順で、ページ内リンクの設定が完了します。
別ページ内の特定場所にもリンクを貼れる
リンク先に、別ページ内の任意の場所を指定することもできます。たとえば、
- URLが「https://example.com/post/」のページ内で、
- HTMLアンカー「link」を設定した場所
をリンク先とする場合には、「https://example.com/post/#link」と入力します。
ページ内リンクをスムーズにスクロールするには?
このページ内で表示しているページ内リンクをクリックすると、いきなりジャンプせずに、スムーズなスクロールで移動すると思います。これはWordPressの標準機能ではなく、テーマに備わっている機能です。
このサイトで使っているテーマ「SWELL」にも、ページ内リンクをスムーズにスクロールする機能が備わっています。
ここまで、WordPressのブロックエディタでリンクを設定する3つの方法(外部リンク、内部リンク、ページ内リンク)について説明しました。
WordPressのリンクを編集・解除する方法
WordPressでは、リンクの編集や解除も簡単にできます。
リンクの文字列やURLを編集する
- 編集したいリンクの一部をクリック
- リンクの文字列やURLを変更
編集したいリンクの一部をクリックして、[編集]アイコンをクリックします。

リンクの文字列やURLを変更し、[送信]ボタンをクリックします(または[Enter]を押します)。
![リンクの文字列やURLを変更し[送信]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/edit-link-step2.webp)
以上の手順で、リンク先URLの編集が完了します。
リンクを解除する
解除したいリンクの一部をクリックし、[リンク解除]アイコンをクリックします。
![リンクの一部をクリックし[リンク解除]アイコンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/remove-link-step1.webp)
以上の手順で、リンクの解除が完了します。
その他のリンク設定方法
ここまでは、ページ内のテキストにリンクを設定する方法について紹介しました。テキストリンク以外にも、次のように特殊なリンクを設定することができます。
ボタンにリンクを貼る
投稿や固定ページの編集画面(ブロックエディタ)で使えるボタンブロックにも、リンクを設定することができます。

- ボタンブロックを追加
- ボタン内に文字列を入力
- リンク先の設定
ボタン内に文字列を入力して、[リンク]ボタンをクリックします。
![ボタン内に文字列を入力し[リンク]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/button-link-step2.webp)
リンク先のURLを入力して、新しいタブで開くよう設定する場合は[新しいタブで開く]をオンにしてから、[送信]ボタンをクリックします(または[Enter]を押します)。

以上の手順で、ボタンのリンク設定が完了します。
画像にリンクを貼る
投稿や固定ページ内に挿入した画像ファイルに、リンクを貼ることができます。
- ブロック内に画像を挿入
- 画像ファイルを選択
- リンク先の設定
ここでは、「画像ブロック」内に挿入した画像ファイルにリンクを設定する方法をご紹介します。
画像ファイルを選択(クリック)して、[リンクを挿入]ボタンをクリックします。
![画像ファイルを選択し[リンクを挿入]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/image-link-step2.webp)
任意のページへのリンクを設定するには、URLを入力して[適用]ボタンをクリックします。
![リンク先の設定し[適用]ボタンをクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/image-link-step3.webp)
画像ファイルのリンク先について
画像ファイルのリンク先には、任意のページだけでなく、「メディアファイル」や「添付ファイルのページ」を選択できます。
- メディアファイル
-
画面上に画像ファイルのみを表示する
- 添付ファイルのページ
-
画像ファイルを説明するためのページを開く
※ページは、WordPressによって自動生成されます。
以上の手順で、画像のリンク設定が完了します。
YouTubeやTwitterを埋め込む
外部サービスの機能を、Webページ上で利用可能にする操作のことを「埋め込む」と言います。
たとえば、YouTubeの動画をページ内に埋め込むと、そのページの訪問者はYouTubeのサイトに移動することなく動画を視聴することができます。
- 埋め込むコンテンツのURLをコピー
- ブロックの新規追加
- URLを貼り付け
埋め込みたい動画やツイートのページを開き、URLをコピーします。


投稿や固定ページの編集画面で新しくブロックを追加します。

STEP1でコピーしたURLを貼り付けて、[埋め込み]をクリックします。
![You Tube動画のURLを貼り付け[埋め込み]をクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/embedding-youtube-step3.webp)
![ツイートのURLを貼り付け[埋め込み]をクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/embedding-twitter-step3.webp)
以上の手順で、埋め込み設定が完了します。
YouTube動画を途中から再生するように埋め込む方法
- 動画ページで[共有]をクリック
- 開始時間を入力してURLをコピー
- YouTubeブロックにURLを貼り付け
YouTube動画を途中から再生するように埋め込むには、動画ページで[共有]をクリックします。
![YouTube動画ページで[共有]をクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/embedding-youtube-start-position-step.webp)
[開始位置]にチェックを入れます。開始時間を入力して[コピー]をクリックします。

YouTubeブロックを追加して、URLを貼り付け、[埋め込み]をクリックします。手順は、YouTubeやTwitterを埋め込むで紹介したものと同じです。
地図の埋め込みもできる
WordPressでは、「Googleマップ」や「Yahoo!地図」などのオンライン地図も簡単に埋め込むことができます。くわしくは、WordPressで地図を表示させる(Googleマップなどの埋め込み)方法をお読みください。
ブログカードを設置する
ブログカードとは、リンク先の情報(ページタイトル、概要、アイキャッチ画像など)をまとめて表示する埋め込み形式のことです。
WordPressで作成された記事なら、URLをコピーして「WordPressブロック」や「埋め込みブロック」に貼り付けるだけで、ブログカードが自動生成されます。どんなデザインで表示されるかは、使用するテーマによって異なります。
このサイトで使っているテーマ「SWELL」の場合は、以下のようなデザインのブログカードが表示されます。

メニュー・ウィジェットを使う
ここまでは、投稿や固定ページの編集画面でリンクを設定する方法を説明しました。これらのリンクは、すべてWebページのメインコンテンツに表示されます。
メインコンテンツではない領域(ヘッダー、フッター、サイドバー)にリンクを表示させたい場合は、以下のWordPress標準機能が便利です。
- 「メニュー」機能
- 「ウィジェット」機能

「メニュー」や「ウィジェット」によって表示できるリンクの内容や配置場所は、使用しているテーマによって異なります。基本的な使い方は、下記ページを参考にしてください。
まとめ
WordPressでリンクを設定する方法を、いくつか説明しました。いずれの方法も基本的に、
- リンクを貼りたい場所を選択して、
- リンク先を指定(URLの入力やサイト内ページ検索)する
という手順でリンクを貼ることができます。
テキスト(文字列)だけでなく、ボタンや画像ファイルにリンクを設定することも可能です。これらのリンクは、リンク先URLの編集や解除も簡単におこなうことができます。
埋め込み機能を使うと、URLを貼り付けるだけでYouTubeやTwitterなどのコンテンツを共有したり、WordPressで作成された記事のブログカードを表示させたりすることもできます。
ヘッダーやフッター、サイドバーにリンクを表示させたい場合は、「メニュー」機能や「ウィジェット」機能を活用してください。