エックスサーバーの評判・評価・感想

エックスサーバーXSERVER)は、多くのレビューや口コミサイトで高い評価を受けているレンタルサーバーです。なぜエックスサーバーは評判がいいのでしょうか?エックスサーバーを長年使い続けてきた感想おすすめポイントもまじえて、くわしく紹介します。

その他のおすすめサーバーは、WordPress初心者におすすめのサーバー4選【2020年版】でご紹介しています。

エックスサーバーはこんな人にオススメ

WordPressを使い始めるにあたって、サーバーは必須といえます。たくさんのレンタルサーバー事業者がある中、エックスサーバーをおすすめしたいのは次に該当する方です。

  • 障害やトラブルの少ないサーバーを利用したい
  • 大量アクセスに強いサーバーを使いたい
  • サポート体制がしっかりしたサーバーを選びたい
  • 機能性が高いサーバーを使ってみたい

エックスサーバーの公式サイトでは、サービスの特長や機能についてくわしく書かれています。しかしサーバー初心者にとっては難しい用語が多く登場することもあり、なぜ評判がいいのかイマイチわかりにくいかもしれません。エックスサーバーの人気を支えるものは、いったい何でしょうか。

エックスサーバー公式サイト 特長の例
エックスサーバー公式サイトに掲載されている特長の一例

評判がいい理由は何?エックスサーバーのおすすめポイント

エックスサーバーの評判がいい理由は、格安あるいは同じような価格帯の他社サーバーと比べて次の点で優れているからだと考えています。

  • 安定性・高速性が高い
  • 実績が豊富で安心
  • 初心者にやさしい仕様とサポート
  • セキュリティ対策機能が充実
  • 機能の追加・改善が頻繁に実施される

安定性・高速性が高い

安定性は、サーバーの処理能力が求められます。サーバーはコンピューターの一種で、パソコンなどと同じように「CPU」「メモリ」「ストレージ」を搭載した機器です。これらの能力が高いほど、安定性の高いサーバーだといえます。

WordPress講師

CPUは「頭脳」、メモリは「作業台」、ストレージは「収納スペース」などによく例えられます。

特にCPUやメモリについては仕様を非公開としているサービスもある中、エックスサーバーは48コアCPU&大容量512GBメモリを搭載していることが明記されています。このことは、処理能力の高さへの自信の表れではないでしょうか。

エックスサーバー 48コアCPU&大容量512GBメモリを搭載
WordPress講師

実際に私が9年以上エックスサーバーを使い続けてきて、サーバーが“落ちる”という経験をしたことは1度もありません。安定性が高いと、安心してサイト運営ができますね。

エックスサーバーの安定性・高速性を支える機能は豊富にありますが、中でも注目したいのが「Xアクセラレータ」です。

エックスサーバー Xアクセラレータ
Xアクセラレータとは

エックスサーバー公式ページによると、Xアクセラレータは「静的ファイルの高速化(キャッシュ)」「PHPプログラムの高速化」を図る機能だと書かれています。
簡単にいいかえると、以下の2つの要素でWebサイトを高速化することができます。

  • 画像ファイルなどの読み込み・表示を高速化する
  • WordPressの処理速度を高速化する

Xアクセラレータは、任意でオン・オフを切り替えることができます。WordPressで運営しているサイトには、ぜひ適用したい機能です。

WordPress講師

いまご覧のサイト「WordPress超初心者講座」でも、Xアクセラレータを適用中です。

実績が豊富で安心

エックスサーバーは、2003年7月にサービスの提供を開始した歴史あるレンタルサーバーです。初心者から中上級者まで幅広く利用していて、運用サイト数は170万件を突破。国内トップクラスのシェアです。

WordPress講師

豊富な実績と利用者数の多さから、Web上にはサーバーの使い方を解説した記事が多く公開されています。わからないことがあっても自己解決しやすい点も、エックスサーバーを使うメリットの1つです。

初心者にやさしい仕様とサポート

エックスサーバーの契約後によく使う管理画面に、次の2つがあります。

  • Xserverアカウント(旧インフォパネル)
  • サーバーパネル
Xserverアカウント
Xserverアカウント
登録情報の確認、料金の支払いなどを行う
エックスサーバー サーバーパネル
サーバーパネル
ドメイン設定の追加などサーバに関する設定を行う

どこに何があるのかが一目瞭然で、初めてでも迷うことなく利用できるはずです。レンタルサーバーではもはや当たり前となった「WordPressの簡単インストール機能」も、もちろん用意されています。もし操作や設定につまづいても、丁寧に解説されたマニュアルページが頼りになります。

エックスサーバー マニュアルページの例
エックスサーバー マニュアルページの例

それでも解決しないときは、メールや電話でのサポートを受けることができます。サポートは無料です(通信料・通話料は自己負担)。技術的な質問をする場合は、電話では内容が伝わりづらいのでメールで問い合わせるのがオススメです。

WordPress講師

メールサポートは「必ず24時間以内に対応いたします」と公式サイトに明記されていますが、本当に返答が速いです。これまで何度か問い合せた経験がありますが、全て24時間以内に答えが返ってきました。中には、問い合わせてから30分ほどで回答をもらったこともあります。

セキュリティ対策機能が充実

Webサイトを運営する上で注意したいのが、不正アクセス等を防ぐためのセキュリティ対策です。下表は、エックスサーバーのセキュリティ機能のうち、WordPressに関連するものをピックアップしています。

WAF WordPressをはじめとするWebアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃から、Webサイトを保護することができる
ログイン試行回数制限 WordPressの管理画面へのログイン処理が短時間に連続して失敗した場合に、アクセスを制限する
国外IPアドレスからのアクセス制限 国外IPアドレスからのWordPressへの接続を制限して、不正ログインや攻撃の踏み台となることを防ぐ
コメント・トラックバック制限 コメント・トラックバックスパムや、国外IPアドレスからのコメント・トラックバックを制限する
「エックスサーバーはセキュリティ意識が高い!」と感じたエピソード
2016年から17年にかけて公開されたWordPressバージョン「4.7」「4.7.1」において、かなり危険性の高いセキュリティ上の問題が発覚したことがあります。
多くのサーバー事業者は「WordPressのアップデート(更新)」を呼びかけるだけでした。しかしエックスサーバーは、脆弱性の要因となった「REST API」への国外IPアドレスからのアクセスを制限する処置をいち早く実施したんです。
この件に関するお知らせがメールで届いたときは、エックスサーバーへの好感度がさらに上昇しました^^

機能の追加・改善が頻繁に実施される

エックスサーバーの機能は、進化を続けています。例えば、先ほど紹介した高速化機能「Xアクセラレータ 」は2018年9月から提供されましたが、翌年2月に「バージョン2」が、同7月には「バージョン2.1」が公開されました。

他にもさまざまな新しいサーバー機能の追加やバージョンアップが行われていますが、追加料金なしで利用できる(オプションサービスを除く)のも大きな魅力です。


ここまで、エックスサーバーの魅力や主な特長について紹介しました。いいことばかり書いていますが、エックスサーバーに“欠点”はないのでしょうか?

エックスサーバーを使うデメリットと解決策

エックスサーバーにも、いくつかの欠点・デメリットがあります。

  • コストを極力抑えたい人には不向き
  • プラン変更に時間がかかる
  • バックアップ機能が初心者には扱いづらい

コストを極力抑えたい人には不向き

まず、初期費用が他社と比べてやや高いです。

エックスサーバー 3,000円
ConoHa WING 無料
カラフルボックス 無料(3ヶ月以上の契約の場合)
2,000円(1ヶ月契約のみの場合)
mixhost 無料
ロリポップ 1,500円

また月額料金については、例えばロリポップのように300円(ライトプラン 1・3ヶ月契約の場合の場合)という格安料金で利用できるものもありますが、エックスサーバーでは月々1,200円(X10プラン 3ヶ月契約の場合)かかります。

WordPress講師

高速・安定化を図るための設備投資や新機能の開発などに多くのコストをかけているため、どうしても料金が高めの設定になっているのかと思われます。少しでも利用料金を抑えたい場合は、以下を参考にしてください。

【解決策】

初期費用を安くするには、「初期費用半額キャンペーン」を利用する方法があります。ただ、下の記事をご覧いただくとわかるように、キャンペーン開催時期が不定期かつ実施期間が比較的短いのが難点です。長期的な利用を予定しているなら「独自ドメインプレゼントキャンペーン」開催時に申し込むのもオススメです。ドメインの取得費だけでなく、毎年かかる更新費も無料になるので大変オトクです。

また、月額料金を少しでも安くするために、なるべく長期で契約するかカード自動更新で支払う方法があります。ただし、カード自動更新払いは初回契約時には利用できません(契約更新時のみ利用可)ので注意してください。

エックスサーバーのカード自動更新による契約期間は「1ヶ月」のみでしたが、2020年3月18日より「1ヶ月」「3ヶ月」「6ヶ月」「12ヶ月」「24ヶ月」「36ヶ月」から選択可能になりました。
契約期間による1ヶ月あたりの料金比較
「手動更新」の場合
契約期間 1ヶ月あたり 36ヶ月契約
との差
1ヶ月 設定なし
3ヶ月 1,200円 +300円
6ヶ月 1,100円 +200円
12ヶ月 1,000円 +100円
24ヶ月 950円 +50円
36ヶ月 900円 ±0
「カード自動更新」の場合
契約期間 1ヶ月あたり 36ヶ月契約
との差
1ヶ月 1,000円 +100円
3ヶ月 1,000円 +100円
6ヶ月 1,000円 +100円
12ヶ月 1,000円 +100円
24ヶ月 950円 +50円
36ヶ月 900円 ±0

プラン変更に時間がかかる

エックスサーバーでは、契約プランとして「X10」「X20」「X30」が用意されています。主な違いは、下表のとおりです。

項目 X10 X20 X30
ディスク容量 200GB 300GB 400GB
転送量目安 150GB/日 180GB/日 200GB/日
MySQL 50個 → 無制限 70個 → 無制限 70個 → 無制限
月額費用(税抜) 900円~ 1,800円~ 3,600円~

2020年2月19日に、転送量の目安数値が大幅に緩和されました。

  • X10プラン: 70GB/日 → 150GB/日
  • X20プラン: 90GB/日 → 180GB/日
  • X30プラン:100GB/日 → 200GB/日

2020年5月20日に、MySQLデータベース数が全プランで無制限に変更されました。

個人ブログや中規模のサイトの運営であれば「X10」プランでも十分対応できるはずです。しかし、次のような状態になった場合は、上位プランへの変更を検討する必要があるかもしれません。

  • 大量アクセス(目安:数十万PV/月以上)を集めるサイトを所有している
  • 大量の画像・動画コンテンツをアップロード・掲載している

上位プランへは月単位で変更できます。プラン変更の申請期間は、希望月の前月1日~20日までです。例えば1月21日に申請するとプラン変更が適用されるのは3月1日からとなり、およそ40日間プラン変更ができません。

【解決策】

転送量を定期的にチェックするといいでしょう。転送量は、エックスサーバー管理画面・サーバーパネルの「アクセス解析」で確認できます。

理由は、先ほど示したプラン比較の表内にあった「転送量目安」に関係しています。この数値を継続的に上回ると、エックスサーバーから上位プランへの変更を依頼されることがあります。また、目安の数値を大きく上回った場合、通信速度の制限などを受ける可能性もあるからです。転送量の上限に近づいてきたら、早めにプラン変更の申請準備を始めてください。

WordPress講師

プラン変更については、それほど気にする必要はないでしょう。150GB/日という値は、かなり余裕があると言えるからです。ある統計によると、一般的なWebページのサイズは1~2MBです。仮に1ページあたり2MBだとすると、1日で75,000PV(ページビュー)ものアクセスを集めないと150GB/日には到達しません。特に初めてのWordPress利用であれば、「X10」プランで十分です。

下位プランへ変更したい場合

反対に、下位プランに変更したい場合は契約期限月しか申請することができません。例えば、12ヶ月契約の4ヶ月目に下位プランへの変更をしたくなっても、およそ8ヶ月も待たなければならないということです。

【解決策】

プラン変更の申請が契約期限月に限られるので、なるべく短期で契約するといいでしょう。月額料金の節約にもなる「カード自動更新」を契約更新時に選択するといいですね。

バックアップ機能が初心者には扱いづらい

いつ起きるかわからないWordPressの不具合に備えるためには、「ファイル」と「データベース」の2つのバックアップをとる必要があります。くわしくは、下の記事をご覧ください。

エックスサーバーのバックアップ機能
エックスサーバーでは、

  • ファイル」関連データ:過去7日分
  • データベース」関連データ:過去14日分

自動バックアップ機能が標準でついています。自動バックアップによって取得されたデータは、エックスサーバー側で保存されます。

エックスサーバー 自動バックアップ状況確認

注意しておきたいのが、エックスサーバー側で保存されたバックアップデータを受け取るには手数料がかかることです。

「ファイル」関連バックアップデータの提供を受けるには、10,000円/回(税抜)が必要です。「データベース」関連データについては、2018年8月から無料となりました。

一方、エックスサーバーの管理画面では手動バックアップをとることもできます。クリックするだけの簡単な作業で、自分のパソコン等にデータが保存することができます。

エックスサーバー 手動バックアップ

問題なのは、いざという時に復元する作業が面倒だということです。「データベース」関連データの復元はサーバーの管理画面で簡単に実行できる機能があるのですが、「ファイル」関連データの方はその便利機能がありません。

WordPress講師

つまり、自力で何とかしなければならないということです。具体的な操作手順はここでは省きますが、Web初心者にはとても面倒な作業です。

【解決策】

初心者でも簡単にバックアップ・復元をするための方法は、WordPressのプラグインを利用することです。下の記事でオススメしている「UpdraftPlus」というプラグインは、バックアップや復元が数クリックで完了し、バックアップのスケジュールも簡単に設定することができます。

ただ、プラグインを使った復元は、WordPressの管理画面にログインしないと実行できません。管理画面にも入れないような不具合が生じた場合に備えて、エックスサーバーの手動バックアップ機能も併用すると安心です。

WordPress講師

ちなみに私は、エックスサーバ管理画面での手動バックアップを月に1回、プラグインによるバックアップを週に1回のペースで実施しています。

どのプランを選べばいい?

くり返しになりますが、これからWordPressを始めようという初心者の方は最安の「X10」プランをおすすめします。“最安”とはいえ十分なスペックを持っており、上位プランと比較しても安定性や高速化、セキュリティに関わる機能に差はないからです。

エックスサーバー 「X10」プランをおすすめ

エックスサーバーを9年以上使ってみた感想

安定したサイト運営ができるのが最大の魅力です。エックスサーバーを使い続けてちょうど10年目に突入しましたが、大きな事故・トラブルに見舞われたことはただの1度もありません。収益化を目的としたWebサイトを複数運営しているので、安定性の高さは精神面で大きなプラスになります。

先ほども書きましたが、セキュリティ意識の高さもとても好感が持てるポイントです。WordPressは世界で最も人気の高いCMS(コンテンツ管理システム)であるがゆえに、悪意のある攻撃の対象にもなりやすいという一面があります。WordPressを使うなら、セキュリティ対策のしっかりしたサーバーを選ぶのも大切ではないでしょうか。

また、エックスサーバーの欠点も3つほど書きましたが、私自身はそれらを不満に感じたことはありません。

なぜなら、最安プランを使い続けていても十分なパフォーマンスを発揮してくれているので「プラン変更」を考えたことはないですし、バックアップデータによる復元が必要なシーンにも出くわしたことがないからです。

他社と比べたら初期費用や月額料金はやや高いですが、これだけの性能で月々1,000円程度なら、むしろコストパフォーマンスが高いと思っています。

WordPress講師

ちなみに私はエックスサーバーに全幅の信頼を寄せているので、最長の36ヶ月契約をしています。利用料金は、1ヶ月あたり900円です。

エックスサーバーは
こんな人にオススメです

  • 障害やトラブルの少ないサーバーを利用したい
  • 大量アクセスに強いサーバーを使いたい
  • サポート体制がしっかりしたサーバーを選びたい
  • 機能性が高いサーバーを使ってみたい