WordPressの「投稿」と「固定ページ」とでは、どのような違いがあるのでしょうか。投稿と固定ページはどのように使い分ければよいのでしょうか。

投稿と固定ページの違いとは

WordPressで記事を作成する機能には、「投稿」と「固定ページ」があります。どちらの機能を使っても、記事の編集方法に大きな違いはありません。では、投稿と固定ページはどのように使い分ければよいのでしょうか。

その答えを知るために、各機能の特徴を見ていきましょう。

以下の解説は、つぎの条件下で作成しています。ご利用環境によって、本文の内容と実際の画面が異なる場合があります。

  • WordPress バージョン:5.2.2
  • テーマ:Twenty Nineteen

投稿の特徴

投稿機能の主な特徴は、次のとおりです。

投稿の特徴
  • 時系列で表示される
  • カテゴリーやタグで分類できる
  • アーカイブページが生成される
  • RSSで配信される

時系列で表示される
WordPressの初期状態では、サイトのトップページに新しい投稿から順番に表示される仕組みになっています。ここに固定ページは表示されません。

投稿の特徴 時系列で表示される
WordPressの初期状態とは、管理画面[設定]メニュー内での変更や、テーマの変更・カスタマイズなどをしていない状態を指しています。

カテゴリーやタグで分類できる
「カテゴリー」や「タグ」は、WordPressで作成した投稿をグループ分けする機能です。カテゴリーやタグで分類することで、サイト訪問者が目的の記事を見つけやすくなります。見つけやすくなる理由は、次項の「アーカイブページが生成される」に関係しています。

投稿の特徴 カテゴリーやタグで分類できる

アーカイブページが生成される
WordPressには、同じカテゴリー(またはタグ)で分類されている投稿を一覧表示する機能があります。この機能によって生成されるページを、「カテゴリーアーカイブページ(またはタグアーカイブページ)」といいます。

投稿の特徴 アーカイブページが生成される
他にも、投稿が公開された日時によって分類される「日付アーカイブページ」や、投稿を公開した人物によって分類される「投稿者アーカイブページ」もあります。

RSSフィードで配信される
「RSSフィード」とは、サイトの更新情報を配信する技術です。RSSリーダーとよばれるソフトにお気に入りのサイトを登録すると、その更新情報を受け取れる仕組みです。

WordPressにはRSSフィードを配信する機能が標準装備されていますが、配信されるのは投稿だけです。(固定ページは配信されません)

投稿の特徴 RSSフィードで配信される
RSSの表示例

固定ページの特徴

固定ページ機能の主な特徴は、次のとおりです。

固定ページの特徴
  • 親子関係を設定できる

親子関係を設定できる
固定ページでは、「親」ページと「子」ページを作成できます。投稿のようにカテゴリーやタグで分類できない代わりに、ページの階層構造を設定することが可能です。

固定ページの特徴 親子関係を設定できる

投稿と固定ページの使い分け

投稿と固定ページの特徴をおさらいするため、次の表で比べてみましょう。

投稿と固定ページの特徴を比較
投稿 固定
ページ
時系列で表示 ×
カテゴリーや
タグで分類
×
アーカイブ
ページ生成
×
RSS配信 ×
親子関係の設定 ×

これらの特徴から、更新頻度の高い記事は「投稿」で作成し、常に固定表示させたい記事は「固定ページ」で作成するのがおすすめです。

例えば、下図のようなサイト構造にしたい場合、[新着情報][ブログ記事]は「投稿」で作成します。その他のページは「固定ページ」で作成し、親子関係を設定するといいでしょう。

投稿と固定ページの使い分けの例
固定ページで作成した記事を見つけてもらうには?
「投稿」で作成した記事は、トップページやアーカイブページに一覧表示されることをお話しました。しかし、「固定ページ」には同じ機能がありません。そのため、固定ページで作成した記事を見つけてもらうには、サイト上の適切な場所に固定ページへのリンクを表示させる工夫が必要です。メニュー機能やウィジェット機能を活用するといいでしょう。

この記事のまとめ

WordPressで記事を作成する機能には、「投稿」と「固定ページ」があります。

投稿は、「時系列で表示される」「カテゴリーやタグで分類できる」「アーカイブページが生成される」「RSSで配信される」などの特徴があります。一方の固定ページは、「親子関係を設定できる」のが特徴です。

投稿と固定ページの使い分け
  • 更新頻度の高い記事:「投稿」で作成
  • 固定表示させたい記事:「固定ページ」で作成