WordPress(ワードプレス)のブロックエディタでは、見出し、段落、画像などのコンテンツを記事内に挿入するために、コンテンツの数だけブロックを追加する必要があります。ブロックエディタの使い方をマスターする第一歩として、新しいブロックを追加する方法をくわしく紹介します。
ブロックエディタで新しいブロックを追加する
以下の解説は、つぎの条件下で作成しています。ご利用環境によって、本文の内容と実際の画面が異なる場合があります。
- WordPress バージョン:5.2.2
- パソコン OS:Windows 10
下の図は、WordPressの記事編集画面「ブロックエディタ」の使用例です。

ブロックエディタでは、記事内のコンテンツを個別のブロックに分けて編集します。上の例では、見出し、段落、画像がそれぞれ個別のブロック内に挿入されています。
次の図は、ブロックエディタの初期画面です。ここには、タイトル入力欄とまだ何もコンテンツが入っていないブロックがあるだけです。

冒頭で示したブロックエディタの使用例のように、見出し、段落、画像などの各種コンテンツを記事内に挿入するためには、コンテンツの数だけブロックを追加する必要があるのです。
そこで、ブロックエディタの使い方をマスターする第一歩として、まずはブロックを追加する方法を紹介します。
新しいブロックを追加する5つの方法
ブロックエディタで新しいブロックを追加する方法は、複数あります。
- 新しいブロックを追加する5つの方法
-
- ブロックエディタ画面左上の[ブロックの追加]をクリック
- ブロックの上部または下部をマウスオーバーして中央の[ブロックの追加]をクリック
- 空っぽのブロックを選択して左側にある[ブロックの追加]をクリック
- ブロックを選択して[Enter(またはReturn)キー]を押す
- 既存のブロックを選択して[詳細設定]をクリックし、追加操作を選択
これらのうち、あなたがやりやすい方法、もしくは状況に応じて効率よくブロックの追加ができる方法を選べばよいでしょう。それぞれの方法について、くわしく見ていきます。
1.ブロックエディタ画面左上の[ブロックの追加]をクリック
ブロックエディタ画面左上にある[ブロックの追加]をクリックします。
![ブロックエディタ画面左上の[ブロックの追加]をクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/07/add-block-1-1.png)
すると、追加できるブロックの一覧が表示されます。上部の検索窓にブロック名を入力して、追加したいブロックを検索することができます。また「よく使うもの」に表示されるアイコンは、使用状況によって変化します。

ブロックの一覧を下にスクロールすると、「一般ブロック」「フォーマット」などのカテゴリー別に分類されています。

目的のブロックをクリックすると、下記の場所に新しいブロックが追加されます。
- 新しいブロックが追加される場所
-
この方法を、
①既存のブロックを選択中に行うと、その既存のブロックの直下に
②どのブロックも選択していない状態で行うと、画面最下部に
新しいブロックが追加されます。
2.ブロックの上部または下部をマウスオーバーして中央の[ブロックの追加]をクリック
空っぽのブロック上部または既存のブロック下部をマウスオーバー(マウスカーソルを対象物の上に重ねること)すると、中央に[ブロックの追加]が表示されます。クリックすると、追加できるブロックの一覧が表示されます。
![ブロックの上部をマウスオーバーして中央の[ブロックの追加]をクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/07/add-block-2.gif)
3.空っぽのブロックを選択して左側にある[ブロックの追加]をクリック
空っぽのブロックを選択すると、左側に[ブロックの追加]が表示されます。
[ブロックの追加]をクリックすると、追加できるブロックの一覧が表示されます。
![空っぽのブロックを選択して左側にある[ブロックの追加]をクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/07/add-block-3.png)
4.ブロックを選択して[Enter(またはReturn)キー]を押す
ブロックを選択した状態で[Enter(またはReturn)キー]を押すと…
![既存のブロックを選択して[Enter(またはReturn)キー]を押す](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/07/add-block-4-1.png)
すぐ下に新しい空っぽのブロックが追加されます。

![文字列の途中で[Enter(またはReturn)キー]を押してしまうと](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/07/add-block-4-3.png)
ブロックが分割されてしまうので注意してください。

5.既存のブロックを選択して[詳細設定]をクリックし、追加操作を選択
既存のブロックを選択して、右上にある[詳細設定]をクリックすると、設定メニューが表示されます。この中から[前に挿入]もしくは[後に挿入]をクリックすると、新しい空っぽのブロックが追加されます。
![既存のブロックを選択して[詳細設定]をクリックし、追加操作を選択](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/07/add-block-5.png)
ここまで、新しいブロックを追加する5つの方法を紹介しました。しかし「方法4」「方法5」では、ブロックの種類を指定して追加することができません。
追加した空っぽのブロックにコンテンツを挿入するには、それぞれのコンテンツに適したブロックの種類を設定する必要があります。
空っぽのブロックの種類を設定する
例えば、見出しを挿入したい場合。空っぽのブロックに文字列を入力しただけだと、「見出し」ではなく「段落」ブロックとして機能してしまいます。
そのため、コンテンツを適切に挿入するには、その内容に合うブロックの種類に変更しなければなりません。空っぽのブロックの種類を設定する方法は、次の2つです。
- 空っぽのブロックの種類を設定する2つの方法
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- 空っぽのブロックを選択して右上のアイコンから選択
- 空っぽのブロック内に「/」(半角スラッシュ)を入力
1.空っぽのブロックを選択して右上のアイコンから選択
空っぽのブロックを選択すると、右上にブロックアイコンが3つ表示されます。この中に設定変更したいブロックの種類がある場合はクリックします。

2.空っぽのブロック内に「/」(半角スラッシュ)を入力
空っぽのブロックで「/」(半角スラッシュ)を入力すると、よく使う10種類のブロックの一覧が表示されます。

ふだんあまり使用しないブロックで、かつブロック名が明確な場合は、「/ブロック名」と入力すると目的のブロックが表示されます。(例:「/テーブル」)

この記事のまとめ
WordPressのブロックエディタでコンテンツを編集する際に欠かせないのが、ブロックの追加作業です。この記事では、ブロックの追加方法を5つ紹介しました。やりやすい方法や、状況に合った効率的な方法を見つけてみてください。
また、追加したブロックが“空っぽ”の場合は、コンテンツの内容に適した“種類”を設定する必要があります。