
「WordPressを使ってみたいけど、サーバーってどんな基準で選べばいいの?」
WordPressを始めるために必要なものの1つに「サーバー」があります。ワードプレス初心者がまず頭を悩ませるのが、レンタルサーバー選びではないでしょうか。
サーバー公式ページに書かれた仕様や性能を見ても、専門用語が多くてよくわからない…。
そんな経験はありませんか?
初めてレンタルサーバーを利用する場合や、何となく使い始めたサーバーに満足できず移転を考えているなら、ぜひこの記事で紹介しているおすすめサーバーを参考にしてください。技術的な話や難しい言葉をできるだけ省いて、わかりやすくお伝えします。
記事内の数値・価格等は、2021年2月1日時点のものです。価格は税抜価格を表示しています。最新の情報は、各公式サイトでご確認ください。
WordPress初心者におすすめのレンタルサーバー4社
ワードプレスを始めるのに最適なレンタルサーバーとして、次の4つを紹介します。
- 速さと使いやすさで選ぶなら…
ConoHa WING - 安定性と実績で選ぶなら…
エックスサーバー - 利用料金の安さで選ぶなら…
カラフルボックス - 法人・企業向けなら…
エックスサーバービジネス
速さと使いやすさで選ぶなら
ConoHa WING

初期費用 | 無料 |
---|---|
月額料金 | 800円~ |
高速性 | |
安定性 |
- 処理速度が速い
- WordPressのインストールが簡単
- 柔軟なプラン変更ができる
- 長期契約中は独自ドメインが永久無料
- テーマを特別価格で購入できる
ConoHa WINGの特徴
ConoHa WINGが最も力を注いでいるのが、処理速度の速さです。公式サイトにアクセスすると、「国内最速」の文字が目を引きます。

サーバーへの負荷がかかりやすいWordPressを使う場合、処理速度の速さはサーバー選びの重要ポイントです。安定したブログ運営をめざすなら、ConoHa WINGは最適な選択肢の1つです。

なぜConoHa WINGは、こんなにも高速なんでしょうか。

大きな要因の1つが、「LSAPI」という技術です。ごく簡単に言うと、PHP(プログラミング言語の1つ)を高速で実行できる動作環境のことです。WordPressはPHPを使って動作するソフトウェアなので、LSAPIはWordPressのページ表示速度の向上に大きく貢献します。
この記事でご紹介しているおすすめサーバーは、すべてワードプレスの簡単インストール機能を備えています。中でもConoHa WINGのインストール機能は、設定画面がシンプルでわかりやすいです。
ConoHa WINGでは、2020年6月2日から「WordPressかんたんセットアップ」の提供を開始しました。
レンタルサーバーの契約と同時に、ブログ・サイトの運用に必要な「独自ドメイン」「WordPress」「WordPressテーマ」「SSL」をまとめて一括で申し込み、自動的に設定できる機能です。
くわしい内容は、【ブログの始め方】ConoHa WINGのWordPressかんたんセットアップをご覧ください。

初めてワードプレスをインストールする人でも、簡単にできますよ!
ConoHa WINGの料金プランには、下位から順に「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」があります。上位になるにつれて、ディスク容量、転送量などが増えていきます。

(WINGパック36ヶ月契約の場合)
WordPress初心者の方には、最安の「ベーシック」プランをおすすめしています。しかし、サイトの規模が大きくなりアクセスが増えてくると、上位プランへの変更が必要になるかもしれません。
ConoHa WINGなら、上位プランへの変更も下位プランへの変更も、申請後すぐに反映されます。これは、エックスサーバーにはないメリットです。
ConoHa WINGでは、2020年1月から長期利用者向けの割引プラン「WINGパック」の提供を開始しました。WINGパックに申し込むと、以下の20種類のドメインのうち1つを無料で利用することができます。
これらドメインの取得や更新には、1年あたり980円~5,280円かかります。WINGパックの契約期間中はドメインの新規取得・移管・更新にかかる費用がすべて無料となるので、かなり節約できます。
WINGパックを利用すれば、WordPressテーマを割引価格で購入することができます。下記有料テーマの購入を検討しているなら、とてもお得です。
- SANGO:10,000円 → 9,000円
- JIN:13,455円 → 12,955円
- THE SONIC:7,800円 / 年 → 5,980円 / 年
ConoHa WINGの欠点・デメリット
- 実績が少ない
- プランが多すぎて違いがわかりにくい
ConoHa WINGは2018年9月にサービスが始まったばかりで、実績が少ないのは不安に思うかもしれません。

ただ「ConoHa」ブランドのレンタルサーバー事業は2013年7月に開始していますし、インターネット業界大手の「GMOインターネット株式会社」が運営していることもあり、心配はいらないでしょう。
結論から言うと、「ベーシックプラン」を「WINGパック」で契約するのがおすすめです。
ConoHa WINGでは、性能や契約期間によって細かくプランが分けられています。
《性能による違い》
ディスク容量や転送量の違いに応じて、「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」に分かれます。これからブログを始める初心者さんなら、「ベーシック」で十分です。
さらに、CPU・メモリなどが1契約ごとに確保される「リザーブド」プランもありますが、初心者さんにはコストパフォーマンスがよくありません。
《契約期間による違い》
ブログを1~2ヶ月間だけ開設しよう!という人はあまりいないはず。ConoHa WINGでブログを始めるなら、長期割引など特典いっぱいの「WINGパック」一択です。
ConoHa WINGのお得な情報
ConoHa WINGの長期割引プラン「WINGパック」に申し込むと、
- 利用料金が最大46%オフ!
- 独自ドメインが永久無料!
- WordPressテーマを優待価格で購入できる!
ConoHaでは、WINGパック「ベーシックプラン」の新規申し込み(12ヶ月以上の契約)で、通常料金から最大36%OFFで利用できるキャンペーンを開催中です。36ヶ月契約なら、月額760円で高速サーバーを利用できます。
2021年4月5日(月)18:00までの期間限定。お申し込みは、お早めに。
- 表示速度にこだわりたい
- 超簡単にWordPressブログを開設したい
- 管理画面が使いやすいサーバーを選びたい
- 初期コストをなるべく抑えたい
安定性と実績で選ぶなら
エックスサーバー

初期費用 | 3,000円→今なら無料 ※12ヶ月以上の契約が必要 |
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月額料金 | 900円~ |
高速性 | |
安定性 |
- 安定性が高い
- 処理速度が速い
- 実績が豊富
- サポートの回答が速い
- セキュリティ意識が高い
エックスサーバーの特徴
エックスサーバーの稼働率は99.99%以上。1年あたりで、停止している時間はおよそ53分しかないという計算になります。私は2011年からエックスサーバーを利用していますが、大きなトラブルや障害にあったことは1度もありません。
エックスサーバーの安定性が高い理由は、高性能なサーバーを使っているだけでなく保守能力の高さにあると思います。つまり、障害や故障への対応力が高いということです。

たとえば、DDoS攻撃(複数のコンピューターを利用したサイバー攻撃)の影響によるアクセス障害は、エックスサーバーでも年に何回か起こっています。しかし、そのほとんどで数分から数時間という短い時間で復旧させることに成功しているんですよ。
先ほどのConoHa WINGと同様に、国内の主要レンタルサーバーにおいて処理速度の比較が行われ、圧倒的な速さで1位に輝いています。

エックスサーバーが高速な理由は、高性能な「CPU」と「ストレージ」にあります。
CPUは「頭脳」に例えられることがあります。エックスサーバーでは、2020年2月からCPUに「AMD EPYC」という技術を採用し、従来のものと比べて1.5倍も処理性能が向上しました。
ストレージは、データを読み書きする場所です。ひと昔前なら「HDD」が一般的でしたが、最近ではより高速な「SSD」を搭載しているサーバーが普及してきました。エックスサーバーでは、さらに高性能な「NVMe」を採用し、読み込み速度が最大約14倍も向上しています。
サーバーの処理速度は、WordPressで作成したブログのページ表示速度に大きな影響を与えます。なぜなら、WordPressはサーバーに負荷をかけやすい仕組みだからです。
WordPressは一般的なホームページ作成ソフトと違って、記事にアクセスがある度にサーバー内のデータを呼び出し、ページを表示するためのファイルを生成する仕組みになっています。アクセスがある度にファイルを生成する(=サーバーの仕事量が増える)ため、アクセスが多くなるほどサーバーへの負荷がかかり、表示速度が遅くなるという欠点があるのです。
この欠点を補うには、処理速度が高速なサーバーを選ぶことが大切です。
エックスサーバーが事業を開始したのは2003年。決してレンタルサーバー業界の“先駆け”というわけではありませんが、国内シェアはナンバーワンです。初心者から中上級者まで幅広く利用していて、運用サイト数は190万件を突破しています。

人気のサーバーなので、使い方を解説したWeb記事がたくさんあります。設定や操作方法がわからなくても、検索すればたいていの情報が見つかるはずです。

利用者数が多いと、こんなメリットもあるんですね!
エックスサーバーのサポートには、「メール」と「電話」が用意されています。リアルタイムでやり取りができる「チャット」がないのは残念ですが、その分メールサポートの回答の速さでカバーしています。


公式サイトには、メールサポートは「必ず24時間以内に対応いたします」と明記されていますが、本当に返答が速いです。これまで何度か問い合せた経験がありますが、全て24時間以内に答えが返ってきました。中には、問い合わせてから30分ほどで回答をもらったこともありますよ。
WordPressは世界的に人気が高い一方で、サイバー攻撃の対象となりやすいという弱点があります。エックスサーバーでは、WordPressの利用者向けにさまざまなセキュリティ対策が用意されています。

下記の記事では、エックスサーバーのセキュリティ意識の高さがうかがえるエピソードや、その他の特徴についても紹介しています。
エックスサーバーの欠点・デメリット
- 初期費用が高い
- プラン変更に時間がかかる
個人向けおすすめサーバー3社の中で、初期費用はエックスサーバーがいちばん高いです。

エックスサーバーの初期費用が比較的高い理由は、サーバーの安定化を図るための設備投資や、新機能の開発などに多くのコストをかけているためだと思われます。
エックスサーバー | 3,000円→今なら無料 ※12ヶ月以上の契約が必要 |
---|---|
ConoHa WING | 無料 |
カラフルボックス | 無料 (3ヶ月以上の契約の場合) 2,000円 (1ヶ月契約の場合) |
エックスサーバーの初期費用を安くするには?
初期費用を安くするには、「初期費用半額キャンペーン」を利用する方法があります。ただ、開催時期が不定期かつ実施期間があまり長くないので、コスト削減には「独自ドメインプレゼントキャンペーン」開催時に申し込むのがオススメです。キャンペーンに関する情報は、エックスサーバーのお得な情報をご覧ください。
エックスサーバーでは、契約プランの変更を申請してもすぐに反映されません。
上位プランへの変更は「月単位」で、希望月の前月1日~20日までに申請する必要があります。下位プランへの変更は「契約期限月」しか申請できないため、さらに時間がかかります。たとえば、12ヶ月契約の4ヶ月目に下位プランへの変更をしたくなっても、およそ8ヶ月も待たなければならないということです。

プラン変更はどんな時に必要なんですか?

結論からいうと、プラン変更についてそれほど心配することはありません。なぜなら、最安の「X10」プランでも十分な性能があるからです。
プラン変更の必要性に影響する主な要因は、転送量です。
たとえば、ブログへのアクセスが莫大に増えたり、ページ内に高画質な写真を大量に掲載したりすると、転送量が大きくなります。転送量が大きくなりすぎると、通信速度の制限などを受けたり、サーバー業者からプラン変更を依頼されることがあります。
「X10」プランでは、1日あたり約300GBのデータ通信が可能です。ある統計データによれば、1日で150,000PV(ページビュー)ものアクセスを集めないと300GB/日には到達しません。特に初めてのWordPress利用であれば、「X10」プランで十分です。
エックスサーバーのお得な情報
3月1日12時現在、エックスサーバーではドメイン永久無料&初期費用0円キャンペーンを実施中です。独自ドメインは取得費だけでなく、毎年の更新費も無料になります。12ヶ月以上の契約で、通常3,000円(税抜)の初期費用も無料となるので、とてもお得です。
- 障害やトラブルの少ないサーバーを利用したい
- 大量アクセスに強いサーバーを使いたい
- サポート体制がしっかりしたサーバーを選びたい
- 機能性が高いサーバーを使ってみたい
利用料金の安さで選ぶなら
カラフルボックス

初期費用 |
無料
1ヶ月契約時:2,000円
|
---|---|
月額料金 | 480円~ |
高速性 | |
安定性 |
- 性能が格段にアップした、いま注目のサーバー
- お財布にやさしい価格設定
- 無料お試し期間がたっぷり30日間
- 地域別の自動バックアップ
カラフルボックスの特徴
2019年12月、カラフルボックスのサーバーは大幅に性能が向上しました。おすすめプラン「BOX1」の性能は、次のように変更されています。
- ディスク容量:30GB → 100GB(2020年11月、150GBへ増量)
- 通信プロトコル:HTTP/2 → HTTP/3
ディスク容量が大きいほど、たくさんのデータを保管しておくことができます。注目は、全プランで「SSD」を採用していることです。月々数百円程度のサーバーであればディスクに「HDD」を使っているところもあります。SSDはHDDよりもデータを読み書きする速度が速いので、サーバーの処理速度の高速化につながります。
通信プロトコルとは、サイト訪問者の端末とサーバーとの間の通信に関するルールのようなものです。「HTTP/3」は、HTTP/2よりも通信効率をアップさせて高速化を図る目的で開発された、最新の通信プロトコルです。カラフルボックスは、HTTP/3に対応している数少ないレンタルサーバーのひとつです。
カラフルボックスの大きな特徴に、「リージョン選択」があります。リージョンとは地域・地方という意味で、データの保管先を「東日本(東京)」と「西日本(大阪)」から選ぶことができます。

通常であれば「東日本(東京)」の選択で問題ないと思いますが、例えば関西地方の地域密着型サイトを運営する場合は「西日本(大阪)」を選択することで表示速度のアップが期待できるかもしれません。

さらに素晴らしいのが、「地域別」の自動バックアップです。リージョン選択で東日本を選べば「大阪」に、西日本を選べば「東京」に、それぞれ自動的にバックアップされます。離れた場所にバックアップできるので、災害などのリスクに備えられて安心です。
無料お試し期間が30日間もあり、使い勝手を十分確かめることができます。30日間というのは、レンタルサーバーでは異例の長さです。
カラフルボックス | 30日間 |
---|---|
エックスサーバー | 10日間 |
ConoHa WING | なし |
はじめてWordPressを使う初心者さんには十分な性能を持つカラフルボックスですが、月々480円~というお手頃な価格で利用することができます。
カラフルボックス BOX1プラン |
480円~ |
---|---|
ConoHa WING ベーシックプラン |
800円~ |
エックスサーバー X10プラン |
900円~ |
カラフルボックスの欠点・デメリット
- 実績が少ない
- 安定性にやや不安
- 1ヶ月契約では初期費用がかかる
カラフルボックスは運営会社の設立が2018年1月ということで、まだまだ新しいサービスです。ネット上にあまり情報がないこともあり、サーバーの設定等で困ったときの自己解決は難しいかもしれません。
カラフルボックスの公式サイトには、稼働率が公開されていません。一方、エックスサーバーやConoHa WINGでは「99.99%以上」と明記されています。サーバーがどれくらいの頻度で停止しているのかがわからないというのは、やや不安に感じるところです。

ただ、今までにカラフルボックスで大規模なトラブルや障害が発生したという事例は見当たりません。
またカラフルボックスは、あらかじめ一定のサーバー性能が個々の利用者に割り当てられる「クラウド型」のレンタルサーバーです。クラウド型は一般的な共用サーバーと違って、他の共同利用者の影響を受けにくいという利点があります。さらにSSDを採用するなど、月額料金の安さを考えれば安定性に関する仕様は十分なレベルだといえるでしょう。
3ヶ月以上の契約であれば初期費用は無料ですが、1ヶ月契約の場合は初期費用が2,000円かかります。

お試し期間がたくさんあるので、使い勝手に満足できたらなるべく長期で契約するといいですね。
法人・企業向けなら
エックスサーバービジネス

初期費用 | 15,000円 →無料もしくは7,500円 ※新規申込時の契約期間による |
---|---|
月額料金 | 3,420円~ |
高速性 | |
安定性 |
- 任せて安心!設定代行サービス
- 高機能なセキュリティ設定
- 独自ドメインがずっと無料
エックスサーバービジネスの特徴
サーバーの移転や設定を、専任スタッフが無料で代行してくれます。おすすめの「B10」プランの場合、以下の作業について月に3回まで設定代行サービスが使えます。

エックスサーバービジネスの注目すべきセキュリティ対策機能は、次の2つです。
- セコムセキュリティ診断
- Web改ざん検知
- セコムセキュリティ診断
- ネットワーク上の脆弱性を定期的に診断してくれるサービスで、追加料金なしで利用できます。セコムセキュリティ診断の公式サイトによると、通常このサービスを利用するための料金は、150,000円~となっています。セコムセキュリティ診断込みで月々3,420円~という価格で利用できるB10プランは、法人・企業のサイトを運営する場合にはコスパが高いと言えるでしょう。
- Web改ざん検知
- Web改ざん検知機能は、2019年8月26日より新たに提供が開始されました。Webサイト改ざんやマルウェア、フィッシングURLの存在を毎日自動的に診断する機能で、こちらも追加料金はかかりません。
エックスサーバービジネスの契約者には、独自ドメインが1つプレゼントされます。新規取得や移管にかかる費用だけでなく、毎年の更新費用まで無料になります。
プレゼントの対象となるドメインは、次のとおりです。
.jp / .com / .net / .org / .info / .biz / .xyz / .link / .click /
.co.jp / .or.jp / .ne.jp / .gr.jp のいずれか
.clickは、移管できません。
.co.jp / .or.jp / .ne.jp / .gr.jpの新規取得には一定の条件があります。
エックスサーバーとエックスサーバービジネスの違いは?
個人サイトを運営するならエックスサーバー X10プラン、法人・企業サイトを運営するならエックスサーバービジネス B10プランをおすすめします。主な違いは、下の表を参考にしてください。
項目 | エックスサーバー X10プラン |
エックスサーバービジネス B10プラン |
---|---|---|
初期費用 | 3,000円→今なら無料 ※12ヶ月以上の契約が必要 |
15,000円 →無料もしくは7,500円 ※新規申込時の契約期間による |
月額費用 | 900円~ | 3,420円~ |
サポート | 設定代行:なし | 設定代行:あり |
データベース | 50個 → 無制限 | 無制限 |
セキュリティ | セコムセキュリティ診断:なし Web改ざん検知:なし |
セコムセキュリティ診断:あり Web改ざん検知:あり |
仮に各プランを3年間利用したとすると、かかる費用は、エックスサーバー X10プランが35,400円、エックスサーバービジネス B10プランが138,120円となり、差額は102,720円です。
機能面の大きな違いは、「セコムセキュリティ診断」と「設定代行」の有無です。

「設定代行」に関しては、あくまでも個人的な感想ですが、どの項目も公式マニュアルやサポート(メール・電話)を利用すれば、初心者でも決して難しくはないと思います。ただし、設定にかかる「時間的なコスト」の発生は避けられません。
個人サイトの運営なら、エックスサーバー X10プランで十分でしょう。法人・企業サイトを運営する場合、先ほど示した費用の差額(3年間で約10万円)を「セコムセキュリティ診断」や「各種設定にかかる時間的コストの削減」に充てられるかどうかで判断するといいのではないでしょうか。
エックスサーバービジネスの欠点・デメリット
- 下位プランへの変更ができない
- 料金が高めで、個人向けにはオススメできない
エックスサーバービジネスのお得な情報
「サーバー初期設定費用無料キャンペーン」を開催中です。新規申し込み時に12ヶ月以上の契約期間を選択すると、通常15,000円の初期設定費用が無料になります。
※3ヶ月・6ヶ月の契約期間を選択した場合も、初期費用が半額になります。
キャンペーンは期間限定(2021年2月4日まで)なのでご注意ください。
4社をオススメする理由は?サーバー選びのポイント
レンタルサーバーを取り扱っている業者は数多く、その性能や料金はピンからキリまであります。初心者にとってのサーバー選びで理想的なのは、「サイト運営に必要十分な性能を持つ、できるだけ安いサーバーを見つける」ことです。
この記事でご紹介している個人向けのおすすめサーバーは、月々500円~1,000円程度で使うことができます。似たような価格で利用できるレンタルサーバーは他にもたくさんある中で、なぜ「エックスサーバー」「ConoHa WING」「カラフルボックス」をおすすめするのか?その理由は、いずれもWordPress初心者が押さえておきたい、以下のポイントをクリアしているサーバーだからです。
- 安定性・高速性に優れている
- WordPressの簡単インストール機能がある
- 契約プランの変更ができる
- サポートが充実している

法人・企業サイトを運営するなら、さらにサポートが手厚く、セキュリティが強固なサーバーをおすすめします。おすすめは「エックスサーバービジネス」です。
- 安定しているサーバーとは…
-
- アクセスが集中してもダウンしにくいサーバー
- 大きな障害が発生しにくいサーバー
WordPressで作ったサイトをビジネスに利用する場合は特に、サーバーの停止時間が長いほど大きな損失を生んでしまいます。稼働率が高いサーバーを選ぶのが大事です。
99.99%以上という高い稼働率を誇るサーバーはいくつかありますが、中でも長年の運営実績があり、大規模な障害やトラブルの発生がないエックスサーバーがおすすめです。
「エックスサーバー」
- 高速なサーバーとは…
-
- 処理能力が高いサーバー
- 表示速度が速いサーバー
高速なサーバーを選ぶ理由は、サイトの集客力に影響があるからです。もしページがなかなか表示されなければ、ほとんどの訪問者は気長に待ってはくれません。読まずに「戻る」や「閉じる」をクリックして立ち去ってしまい、再び訪れることもないでしょう。
特にWordPressを利用するうえでは、サーバーの処理速度は重要です。なぜなら、WordPressで作ったサイトはプログラムによってページを生成する仕組みになっていて、ページをより速く表示させるためにはサーバーの処理能力の高さが求められるからです。
また、読み込み速度がキーワード検索結果の順位にも影響を及ぼすということが、Googleの公式ブログで明言されています。高速なサーバーを使えば検索順位が上がるというわけではありませんが、速度はサーバー選びの重要なポイントです。
「ConoHa WING」
WordPressは、サーバーにインストールして利用するソフトウェアです。最近では、簡単なクリック&入力だけでWordPressをインストールできるレンタルサーバーが増えています。
簡単インストール機能がないと多くの時間と労力を費やすことになり、下手をすればWordPressを使い始める前に挫折してしまう事態になりかねません。

簡単インストール機能を備えていても、契約プランによってはWordPressが使えないレンタルサーバーもあるので注意してください。
この記事で紹介しているおすすめサーバーは、最安プランでもWordPressが使えるのでご安心くださいね。
「ConoHa WING」
レンタルサーバーの多くは、複数の契約プランを用意しています。各プランごとで仕様やできることに違いがあり、そのレベルが上がるほど料金も高くなります。
契約プラン選びの基準の1つとなるのが、サイトのアクセス数です。アクセス数が多いほど性能の高いサーバーを選ぶべきなのですが、初めてWordPressを使う場合は自分のサイトにどれくらいのアクセスが集まるかを予測するのは難しいですよね?
予想以上にアクセスを集めるサイトに成長しても、上位プランに変更することができれば安定した運営を続けることができます。

もしプラン変更ができないと、一旦解約して高性能なサーバーに乗り換えなければなりません。サーバーの乗り換えは、サイト引越しの専門業者が存在するほど面倒な作業です。
また、上位プランに変更した後「やっぱり前のプランに戻したい」ということもあるかもしれません。下位プランへの変更も柔軟に対応できるサーバーなら、さらに安心です。
「ConoHa WING」
&
「カラフルボックス」
ほとんどのサーバーでは、使い方のマニュアルが用意されています。しかし、初心者の方はマニュアルを読んでも解決できないことも多いでしょう。
困った時にすぐ質問できて、親切・丁寧に対応してくれるサーバーを選んでおくと安心です。また、実績が豊富で人気の高いサーバーを選んでおくと、Web上にたくさんの情報が見つかるので自己解決しやすいです。
「エックスサーバー」
まとめ

ここまで、WordPress初心者におすすめのサーバー4社をご紹介しました。ぜひあなたにピッタリのサーバーを見つけて、WordPressを始めてみてください。