WordPress(ワードプレス)とは?

ブログ・ホームページを作ってみたい!という人なら、一度は目にする「WordPressワードプレス)」という言葉。WordPressとは、いったい何なのでしょうか?

この記事でわかること

  • WordPressとは何か
  • なぜWordPressは人気があるのか
  • WordPressの特徴や注意点
  • WordPressを使うメリットとデメリット
  • WordPressを使うのが向いている人
  • WordPressを始めるには何が必要か
  • WordPressを使うための費用はいくらかかるのか

これらの疑問やお悩みについて、WordPressを使い続けて11年以上の私が解決します。できるだけ専門用語を使わず、わかりやすい言葉と図解で説明していますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

WordPressとは何か?

WordPressは、ブログやホームページを作成するためのソフトウェアです。専門知識がなくても、Webサイトを制作することができます。このようなソフトウェアを、「CMS(コンテンツ管理システム)」といいます。

「Word Press」や「ワード プレス」「ワールドプレス」などのキーワードで検索する人がいますが、正しい表記は「WordPress(ワードプレス)」です。

WordPressは世界シェアNo.1のCMS

Web市場調査サービス「W3Techs」の統計によると、WordPressはCMSとして60%以上の世界シェアを占めています。WordPressは、世界で最も人気の高いCMSなのです。

WordPressの世界シェア
引用元:w3techs.com

WordPressの活用事例

WordPressは、日本国内でもたいへん人気です。個人ブログだけでなく、企業のコーポレートサイトや教育機関のサイトなどに幅広く活用されています。

こんなに有名な企業や学校のサイトでも利用されているWordPressなら、安心して使えると思いませんか?

WordPressが人気な理由

WordPressが世界各地で人気なのは、以下の3つが関係していると考えられます。

  • WordPressは無料で手に入ります
  • WordPressは簡単に使えます
  • WordPressは拡張性が高いです

無料で手に入る

WordPressのソフトウェア本体は、公式サイトで無料配布されています。しかし、WordPressを動かすための環境を整えるには、有料のサービスを利用するのが一般的です。

有料のサービスとは……サーバーとドメイン

ダウンロードした本体を「サーバー」という場所にインストールしなければ、WordPressは動いてくれません。この「サーバー」を用意するのに費用がかかります。

また、WordPressでは独自ドメインを利用できます。独自ドメインを使うとオリジナルのURLでサイトを運営できますが、取得や更新には費用がかかります。

サーバーや独自ドメインについては、のちほど「WordPressの特徴」でくわしく説明します。

簡単に使える

通常、ブログやホームページの記事を作成するには、次のような専門知識が必要です。

Webサイトは主に「HTML」や「CSS」というファイルでできています。さらにページ内に動きを付けて本格的なサイトにするには「JavaScript」なども使います。本来、Webサイト制作には、いくつものプログラミングの知識が必要なのです。

しかしWordPressを使えば、まるでブロックを組み立てるような感覚で、直感的に記事を作成することができます。記事編集画面「ブロックエディタ」で文章や画像などを登録するだけで、WordPressが自動的にプログラムを記述してくれるからです。

WordPressの記事編集画面「ブロックエディタ」
WordPressの記事編集画面「ブロックエディタ」

また、WordPressならコンテンツの管理も簡単です。ブロックエディタから登録した文章や画像などのコンテンツは、WordPress管理画面で簡単に編集や削除をすることができます。たくさんのコンテンツを一元管理することができるので、効率的なサイト運営が可能です。

WordPressの管理画面
WordPressの管理画面

拡張性が高い

ここでの「拡張性」とは、WordPress本体が持つ機能を向上させたり、新たに機能を追加したりできるという意味です。拡張性の高さに大きく関わるのが、次の2つです。

  • デザインテンプレート(テーマ)
  • 機能拡張用プログラム(プラグイン)

デザインテンプレート(テーマ)

デザインテンプレートを使うと、サイトの外観を簡単に着せ替えることができます。また、単に見た目を変えられるだけでなく、WordPress本体にはない機能を新しく追加できるものもあります。

このテンプレートのことを、WordPressでは「テーマ」と呼びます。WordPress公式サイトには、厳しい審査をクリアした安全性の高いテーマがおよそ10,000個も登録されていて、すべて無料で利用することができます。

WordPress.org テーマディレクトリ

テーマについては、のちほど「WordPressの特徴」でくわしく説明します。

機能拡張用プログラム(プラグイン)

WordPress本体やテーマに備わっていない機能を新しく追加できるのが、機能拡張用のプログラムです。WordPressでは「プラグイン」と呼びます。

いろいろな用途のプラグインが開発・公開されています。WordPress公式サイトには、厳しい審査をクリアした安全性の高いプラグインがおよそ60,000個も登録されていて、すべて無料で利用することができます。

WordPress.org プラグインディレクトリ

プラグインについては、のちほど「WordPressの特徴」でくわしく説明します。


WordPressが人気なのは「オープンソース」だから

WordPressが無料で手に入り、簡単に使えて、拡張性が高いのは「オープンソース」という仕組みを採用しているからです。

通常のソフトウェアは開発者に著作権があり、ユーザーは使用することしかできません。しかし「オープンソース」のソフトウェアは、誰でも無償で利用できる上、改良や再配布も認められています

この仕組みのおかげで、世界中の技術者たちが開発に参加してきたWordPressは、時代の流れに応じて進化してきました。高性能で人気の高いソフトウェアを無料で使えるのは、ありがたいことです……。

専門知識がある人なら、テーマを自分好みにカスタマイズしたり、テーマやプラグインを自分で開発したりすることも許可されています。「WordPressで作れないWebサイトはない」といっても過言ではないくらい、自由度や拡張性が高いんです。

WordPressを始める前に知っておきたい基礎知識

WordPressを始める前に、次の4つについて確認しておきましょう。

  • WordPressの特徴
  • WordPressを使うときの注意点
  • WordPressのメリットとデメリット
  • WordPressが向いている人

WordPressの特徴

WordPressにどんな特徴があるのかを理解しておくと、サイト制作がスムーズに進みます。先ほど「WordPressが人気な理由」で紹介した内容も含まれますが、さらに詳しく説明します。

サーバーにインストールする必要がある

WordPressを動かすためには、サーバーにインストールしなければなりません。

サーバーとは、Webサイトの公開に欠かせない、インターネットにつながったコンピュータのことです。サーバーにはいくつか種類があって、Webサイトの構築に利用されるのは「Webサーバー」といいます。

さらにサーバーには、ブログやホームページに関わる様々なデータ・ファイルを保管するという大切な役割もあります。これはWordPressを使うかどうかに関わらず、Webサイト全般に言えることです。

サーバーの役割

  • WordPressをインストールする場所
  • サイトに関わるデータ・ファイルの保管場所
サーバーは、どうやって用意するんですか?

レンタルサーバーを利用しましょう。

WordPressを使って個人ブログや会社・お店のホームページなどを開設する場合、レンタルサーバーを利用するのが主流です。「レンタル」と言ってもサーバー機器が自宅などに届くわけではなく、インターネットにつながったサーバー機器を利用する仕組みになっています。

おすすめのレンタルサーバーは、次の3社です。

3社とも、WordPressを簡単にインストールできる機能を無料で提供しています。3社をおすすめする理由については、下記ページをお読みください。

独自のURLでサイトを運営できる

サイトのURLに使われる文字列を「ドメイン」といいます。たとえば、このサイトのトップページのURLは「https://wp-exp.com」ですが、「wp-exp.com」という部分がドメインにあたります。

またドメインは、メールアドレスの一部としても利用することができます。

サイトのURLとして利用

  • http(s)://○○○○○○.com
  • http(s)://○○○○○○.net
  • http(s)://○○○○○○.co.jp

メールアドレスとして利用

  • △△△△△△@○○○○○○.com
  • △△△△△△@○○○○○○.net
  • △△△△△△@○○○○○○.co.jp

任意の文字列を指定できるドメインのことを、独自ドメインといいます。上の例でいうと、○○○○○○の部分にお好みの文字列を指定できます。ただし、早いもの勝ちですが……。

独自ドメインを使うと、次のメリットがあります。

  • 自分だけのオリジナルURLでサイトを運営できる
  • サイト名などをURLに含ませることでサイトへの信頼感アップが期待できる
  • もしサーバーを移転することになっても継続して使える

独自ドメインの取得や更新には費用がかかりますが、ぜひ利用することをオススメします。

独自ドメインは、どうやって用意するんですか?

ドメインの取得や管理をあつかう専門業者に申し込みます。国内であれば「お名前.com」や「ムームードメイン」などが有名です。

最近ではレンタルサーバーでも独自ドメインを取得できるサービスが増えてきました。エックスサーバーConoHa WINGなどでは、一定の条件を満たせば取得や更新にかかる費用が無料になります。詳しくは各公式サイトでご確認ください。

このサイトで使っています

人気急上昇中!

「テーマ」を使ってデザインを簡単に変更できる

サイトの外観をデザインしたり、WordPress本体にない機能を追加したりすることができる「テーマ」。WordPressの管理画面で、数千種類もの無料テーマから自由に選ぶことができます。

WordPressテーマの新規追加画面
WordPressテーマの新規追加画面

また、よりデザイン性・機能性が高い有料テーマもあります。手に入れるには、テーマ開発者の公式サイトなどで購入・ダウンロードする必要があります。

個人的には有料テーマを使うことをおすすめします。その理由は、初めからデザイン性や機能性が高いテーマを用意しておくことで、カスタマイズや機能の追加設定などに手間や時間をかけることなく、コンテンツの制作に集中することができるからです。

最近、特に人気なのが「SWELL」というテーマです。

「プラグイン」を使って機能を手軽に追加できる

プラグインは、WordPress本体やテーマに備わっていない機能を追加したいときに使います。

WordPressプラグインの新規追加画面
WordPressプラグインの新規追加画面

WordPressのプラグインは、とても充実しています。管理画面で選べる無料プラグインの数は、なんと約60,000種類。たとえば、

  • SNSのシェアボタンを設置できるプラグイン
  • メールフォームを設置できるプラグイン
  • スパムコメントの対策ができるプラグイン

など、いろんな用途に使えるプラグインが開発・公開されています。


さて、「SNSのシェアボタン」や「メールフォーム」、「スパム対策」というのは、必ずしもすべてのWebサイトに必要な機能ではありませんよね。

もしWordPress本体に、不要な機能が満載だったら……。かなり使い勝手の悪いシステムとなっていたでしょう。それに、機能(=プログラム)が多すぎるということは、サーバーへの負荷も大きくなってしまいます。

WordPress本体をできるだけシンプルなつくりにして、必要に応じて機能を追加していく。この仕組みが、私たちユーザーの利便性を高めてくれています。

記事編集や設定は管理画面で行う

WordPressでサイト全体の設定を変更したり、記事を編集したりするときは、管理画面を使います。画面左側のナビゲーションメニューや上部のツールバーから項目を選び、画面中央のワークエリアで設定や編集をすることができます。

WordPress管理画面の構成
WordPress管理画面の構成

管理画面を開くには、インターネットブラウザを使用します。なので、インターネットにつながったパソコンやスマートフォンがあれば、場所を問わずログインすることができます。

専用のURLでログイン画面にアクセスして、「ユーザー名」と「パスワード」を入力することで管理画面にログインできます。

WordPressログイン画面のURL

WordPressのログイン画面
WordPressのログイン画面

複数のユーザーでサイト運営できる

WordPressでは複数のユーザーを登録してサイトを運営することができます。たとえば、会社のホームページを複数のWeb担当者で運営することが可能です。

各ユーザーには、WordPress管理画面で実施できる作業の範囲を制限することができます。この制限のことを「ユーザー権限」といいます。ユーザー権限を与えておくことで、管理画面での操作ミスなどによる不具合を防ぐことができます。

5つのユーザー権限と、許可される主な作業範囲について表にまとめました。さらにくわしい情報は、公式サポートページでご確認ください。

権限管理者編集者投稿者寄稿者購読者
記事の閲覧
投稿の編集、削除
投稿の公開
公開済み投稿の編集、削除
ファイルのアップロード
他人の投稿の編集
固定ページの管理
カテゴリーの管理
コメントの管理
アップデート(更新)
サイト全体の設定
テーマの追加、変更
プラグインの追加、削除
ユーザーの管理


「投稿」「固定ページ」はどちらも、WordPressで記事を編集するための機能です。のちほど「WordPressを使うときの注意点」で詳しく説明します。

インターネットや書籍などで情報を探しやすい

WordPressは日本人ユーザーも多いため、日本語で解説されたサイトや書籍が充実しています。

WordPress Codex(公式マニュアル)

WordPress Codex 日本語版は、英語版の公式マニュアルが翻訳されたサイトです。WordPressに関する情報がたくさん掲載されていますが、内容は中上級者向けです。

WordPress 公式フォーラム

次に紹介するのは、WordPress 公式サポートです。マニュアルを読んでも解決しない問題は、誰でもフォーラム(掲示板)で質問することができます。

WordPress Codex(公式マニュアル)

書店に行けば、WordPressに関連する本がたくさん並んでいます。写真は、私がこれまでに読んだWordPress関連本の一部です。

WordPressを使うときの注意点

ワードプレスは2種類ある!「WordPress.org」と「WordPress.com」の違いとは

まず注意しておきたいのが、WordPressは2種類あるということです。

  • WordPress.org(インストール型)
  • WordPress.com(レンタル型)
WordPress.org(インストール型)

WordPressは「無料で手に入るソフトウェア」だというお話をしましたよね?ソフトウェアを無料配布しているのが「WordPress.org」という公式サイトです。

また、ソフトウェアそのものを「Wordpress.org」と呼ぶ場合もあります。ソフトウェアの「Wordpress.org」は、サーバーにインストールして使います。

WordPress.com(レンタル型)

一方の「WordPress.com 」は、Automattic(オートマティック)というアメリカのWeb開発会社が運営するレンタルブログサービスです。

Wordpress.comのトップページ
レンタルブログサービス「Wordpress.com」

会員登録すれば無料でWordpressを使い始めることができますが、機能には制限があります。機能の制限を解除するには有料プラン(WordPress Pro)の加入が必要で、料金は月額1,850円と高額です。

このサイトや多くの関連書籍で取り扱っているWordPressは、WordPress.org(インストール型)です。間違わないよう、ご注意ください。

記事作成は「投稿」と「固定ページ」を使い分ける

一般的なブログでは、記事を追加するほど古い記事は埋もれて、読者が見つけづらくなってしまいます。もし「お問い合わせ」や「運営者プロフィール」などの重要なページを作っても、埋もれてしまっては読んでもらうことができません。

この問題を解消するため、WordPressには「投稿」と「固定ページ」という2つの記事作成方法が用意されています。

「投稿」と「固定ページ」の一般的な使い分け

投稿

更新頻度の高い記事の作成に利用
例:お知らせ、ブログ記事

固定ページ

常に特定の場所に固定表示させたいページの作成に利用
例:お問い合わせ、運営者プロフィール

通常のサイトに比べて表示速度が遅くなりがち

WordPressを使うと、一般的なWebサイトに比べてサーバーに負荷がかかりやすいという欠点があります。なぜなら、一般的なWebサイトとWordPressとではサーバーが動作する仕組みが異なるからです。

一般的なWebサイトの場合

記事を作成するたびに、その内容を含んだファイルを1つずつ用意します。つまり、100記事作れば100個のファイルが必要です。

記事にアクセスされたときのサーバーの処理は、ファイルをそのまま読者のブラウザに送信するだけなので、あまり負荷がかかりません。このように、あらかじめ必要なファイルを用意しておくサイトを「静的サイト」といいます。

WordPressサイトの場合

WordPressでは、記事ごとのファイルをあらかじめ作成しません。

記事にアクセスされるたびにWordPressのプログラムが実行され、その都度ファイルが自動生成される仕組みになっています。このようなサイトを「動的サイト」といいます。

動的ページを生成するWordPressでは、アクセス数が多くなるほどサーバーへの負荷が大きくなるため、処理能力が高いレンタルサーバーを選ぶことが大切です。処理能力の高さで特に定評があるのは「エックスサーバー」です。このサイトでも使っています。

セキュリティ対策は自己責任

無料ブログサービスなどでは、セキュリティ対策は全て運営会社がやってくれます。しかしWordPressの場合は、セキュリティ対策は自分でやらなければなりません。

簡単にできるセキュリティ対策

  • 使わないテーマやプラグインを削除する
  • セキュリティ対策がしっかりしたサーバーを選ぶ
  • WordPress本体・テーマ・プラグインは最新の状態で使う
  • こまめにバックアップを取る
  • セキュリティ対策用のプラグインを利用する

1. 使わないテーマやプラグインを削除する

WordPressでは、テーマやプラグインをいくつも追加することができます。ただ、利用しないテーマやプラグインを放置することは、とても危険です。なぜなら、悪意のある攻撃の対象となるリスクが高まるからです。

テーマやプラグインは、プログラムが書かれたファイルの集まりです。プログラムに脆弱性(セキュリティ上の欠陥)が見つかると、サイトが改ざんされたり、攻撃の踏み台にされるなどの可能性があります。

WordPressのシステム内に不要なプログラムを放置することは、攻撃に遭うリスクを高めてしまうのです。

使わないテーマやプラグインは、WordPress管理画面で簡単に削除することができます。

2.セキュリティ対策がしっかりしたサーバーを選ぶ

レンタルサーバーによって、提供されるセキュリティ機能は違います。おすすめの「エックスサーバー」は、セキュリティ機能がとても充実しています。

エックスサーバーのWordPressセキュリティー設定
エックスサーバーで提供されているセキュリティ機能の一部

WordPressが狙われやすい場所の1つに、管理画面にログインするための「ログイン画面」があります。エックスサーバーでは、攻撃者が短時間に連続してログインに失敗した場合にアクセスを制限する機能や、海外からのアクセスを制限する機能などが用意されています。

3.WordPress本体・テーマ・プラグインは最新の状態で使う

WordPress本体やテーマ、プラグインは、バージョンアップが実施されることがあります。新しいバージョンが公開されると、WordPressの管理画面上に更新を促す通知やメッセージが表示されます。

WordPress管理画面で更新を促す通知とメッセージ

バージョンアップには、新しい機能の追加だけでなく、バグやエラーの修正セキュリティの向上を目的に実施される場合もあります。新バージョンが公開されたら、なるべく早めにアップデート(更新)するようにしましょう。

4.こまめにバックアップを取る

バックアップとは、万が一に備えてデータを別の場所に保存しておくことをいいます。もしサイトにトラブルが発生しても、バックアップデータがあればトラブル発生前の状態に戻す(復元する)ことができます。

では、どのようにバックアップをすればいいのでしょうか。そのヒントが、下の図で示したWordPressの更新画面にあります。「更新する前に、データベースファイルをバックアップしてください。」と表示されていますね。

WordPressの更新画面「更新する前に、データベースとファイルをバックアップしてください。」
「データベース」とは

記事の本文やコメント、WordPress管理画面での設定内容などのデータが保存される場所です。なのでWordPressを使うためには、データベースが利用できるレンタルサーバーを選ばなければなりません。

「ファイル」とは

記事に掲載する画像ファイルや、WordPress本体・テーマ・プラグインを構成するファイルなどです。

データベースやファイルのバックアップを取るのは、初心者には難しい作業です。
しかし「UpdraftPlus」などのプラグインを使えば、簡単なクリック操作だけでバックアップが完了します。その上、復元も簡単にできるのでオススメです。

5.セキュリティ対策用のプラグインを利用する

WordPressでは、セキュリティー対策用のプラグインも用意されています。たとえば、「SiteGuard WP Plugin」プラグインを使えば、WordPress管理画面のログインページURLを変更して不正アクセスを防ぐことができます。

サイトのセキュリティ状況を確認する方法

WordPress管理画面には、「サイトヘルス」機能があります。サイトのセキュリティやパフォーマンスが自動的にチェックされ、改良すべき点があれば、その内容が表示されます。定期的に確認するとよいでしょう。

サイトヘルス画面で“サイトの健康状態”をチェックできる
サイトヘルス画面で“サイトの健康状態”をチェックできる

WordPressのメリットとデメリット

ここまで「WordPressの特徴」や「WordPressを使うときの注意点」についてお話してきました。その内容から、WordPressを使うことのメリット・デメリットをまとめます。

メリットデメリット
WordPress本体は無料
記事の編集が簡単
コンテンツの管理が簡単
情報量が多い
デザインテンプレートが豊富
新しい機能の追加が簡単
独自ドメインが使える
サーバー・ドメイン代は有料
  ⇨他のサイト作成ツールも同じ
インストールが必要
  ⇨おすすめサーバーなら簡単
表示速度が遅くなりがち
  ⇨処理能力が高いサーバーを使おう
攻撃対象になりやすい
  ⇨セキュリティが強いサーバーを選ぼう

たくさんのメリットがある一方で、デメリットにも注目すると、いかにサーバー選びが大切かということがわかります。

くれぐれもサーバー選びは慎重に。よくわからなければ、おすすめの「エックスサーバー」を検討してみてください。

WordPressが向いている人

  • 更新頻度の高いブログ・ホームページを制作したい人
  • 複数人でサイトを運営したい人
  • 副業・収益化を目的としてブログやホームページを始めたい人

更新頻度の高いブログ・ホームページを制作したい人

コンテンツの管理が簡単にできて、動的ページを生成するWordPressは、更新頻度の高いブログ・ホームページづくりに最適です。

複数人でサイトを運営したい人

WordPressではユーザーを複数登録でき、個別に権限を与えることができるので、複数人でサイトを運営したい場合に向いています。

副業・収益化を目的としてブログやホームページを始めたい人

商用利用も自由なWordPressで副業目的のブログを始める人がたくさんいます。収益化の主な方法は、アフィリエイトです。

アフィリエイトとは、企業の商品やサービスを紹介して、購入や申し込みをされると報酬を得られる仕組みです。アフィリエイトを始めるためには、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)に登録する必要があります。

初心者にオススメのASPは、次の2社です。

よくある質問

WordPressを始めるには何が必要なの?

WordPressを始めるためには、以下の3つを用意します。

  • サーバー
  • 独自ドメイン
  • テーマ

サーバー

サーバーには、「WordPressをインストールする場所」「サイトに関わるデータの保管場所」という重要な役割があります。サーバーを用意するには「レンタル」するのが一般的です。

WordPressを使う場合、処理能力が高く、セキュリティ対策がしっかりしたレンタルサーバーを選ぶことが大切です。おすすめは「エックスサーバー」です。

独自ドメイン

独自ドメインを取得すると、自分だけのオリジナルURLでサイトを運営できます。サイト名などをURLに含ませることでサイトへの信頼感アップが期待できますし、もしサーバーを移転することになっても継続して使えます。

独自ドメインの取得は必須ではありませんが、利用する価値は大きいので、ぜひ検討してみてください。

テーマ

WordPressの公式サイトに登録された、数千種類もの無料テーマから自由に選ぶこともできます。しかし、よりデザイン性・機能性が高い有料テーマを購入することをおすすめします。

なぜなら、初めからデザイン性や機能性が高いテーマを用意しておくことで、カスタマイズや機能の追加設定などに手間や時間をかけることなく、コンテンツの制作に集中することができるからです。

おすすめのテーマは「SWELL」です。

WordPressの利用にかかる費用は?

「サーバー」「独自ドメイン」「テーマ」を利用するための費用について説明します。
価格は2022年4月時点のもので、すべて税込みです。

サーバー

レンタルサーバー会社やプランによって、料金は異なります。

エックスサーバーのスタンダードプランの場合、月々1,100円(12ヶ月契約)の利用料金がかかります。

エックスサーバー 最新の料金表を確認する

独自ドメイン

独自ドメインを使う場合は、取得と更新に費用がかかります。ドメイン管理会社やドメインの種類(.com、.jpなど)によって、価格は異なります。

お名前.comで「.com」を取得した場合、取得費用は1円(期間限定のキャンペーン価格)、更新費用は年間1,408円です。

テーマ

国産の有料テーマでは、1~2万円くらいの商品が多いです。まれに、定額制のテーマも販売されています。

おすすめテーマ「SWELL」の価格は17,600円です。


上でご紹介したサーバー、ドメイン、テーマを利用する場合、かかる費用は次のとおりです。

スクロールできます
支払時期費用内訳
1年目30,801円サーバー:利用料金 1,100円×12ヶ月
ドメイン:取得費用 1円
テーマ:購入費用 17,600円
2年目以降14,608円/年サーバー:利用料金 1,100円×12ヶ月
ドメイン:更新費用 1,408円/年

料金は、キャンペーンの実施等により変動します。最新の情報は、公式サイトでご確認ください。

無料で使えるサーバーはないの?

無料で使えるレンタルサーバーもありますが、以下の理由でおすすめしません。

  • 性能が低い
  • 広告が表示される
  • サービス終了のリスクがある

本当に専門知識がなくても始められるの?

専門知識がない人でも直感的に操作できるよう、WordPressには初心者にやさしい機能が用意されているのでご安心ください。

ブロックエディタブロックを組み立てるような感覚で、直感的に記事を編集できる
テーマサイトデザインの変更や、WordPress本体にない機能を追加できる
カスタマイザー簡単なサイトデザインのカスタマイズができる
プラグインWordPress本体やテーマに備わっていない機能を追加できる

まとめ

WordPressは、ブログやホームページを作成するためのソフトウェアで、世界シェアNo.1のCMSです。日本国内でもたいへん人気で、個人ブログだけでなく、企業や教育機関のサイトなどにも幅広く活用されています。

WordPressが人気な理由は、以下のとおりです。

  • 無料で手に入る
  • 簡単に使える
  • 拡張性が高い

一方で、次の欠点もあります。

  • サーバーへのインストール作業が必要
  • 表示速度が遅くなりがち
  • 攻撃の対象になりやすい

しかし、機能性が高くセキュリティ対策がしっかりしたレンタルサーバーを利用することで、これらの問題を解決しやすくなります。

サーバー選びは、とても大切です。このサイトでも11年以上使っている「エックスサーバー」を強くおすすめします。

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