
WordPressのインストール後、記事を書き始める前にやるべき初期設定があります。この記事を読めば、最低限必要な初期設定のやり方がわかります。
WordPressのインストールが無事に終わって、管理画面にログインしたものの、
何をすればいいのかわからない・・・
そんな状態になっていませんか?
この記事では、WordPressインストール後に行う初期設定を、次の3つに分けて説明します。優先度が高いものから順に並べていますよ。
初心者の人にもわかりやすいように、難しい用語は使わず、たっぷりの図解入りで説明しています!ぜひ参考にしてください。
この記事で紹介する内容は、エックスサーバーの「WordPress簡単インストール」を利用した環境で検証したものです。ご利用の環境によっては表示内容が異なる場合がありますが、やるべき初期設定の内容に大きな違いはありません。
初期設定を始める前に
初期設定のやり方を学ぶ前に、次の3つについて確認しておきましょう。
初期設定をする前に済ませておくこと
以下の項目を済ませてから、WordPressの初期設定を始めてください。
- レンタルサーバーの契約
- 独自ドメインの取得
- WordPressのインストール
くわしい説明が必要な場合は、WordPressを始めるために必要なものを参考にしてください。
なぜ初期設定が必要なのか
WordPressの初期設定をするべき理由は、主に次の3つです。
WordPressの初期設定が必要な理由
- ページURLの変更を防ぐため
- セキュリティを強化するため
- ユーザビリティを向上させるため
- 1.ページURLの変更を防ぐ
-
いくつか記事を公開した後でページURLの設定を変更してしまうと、リンク切れを起こしたり、検索エンジンからの評価がリセットされるなどの不具合が生じてしまいます。
- 2.セキュリティを強化する
-
サイトの通信を暗号化したり、サイト運営に必要ないプログラムなどを削除したりしておくことで、セキュリティの向上に繋がります。
- 3.ユーザビリティを向上させる
-
サイト訪問者に親切なサイトづくりをして、ユーザーの利便性を向上させましょう。
どこで初期設定をするのか
ほとんどの初期設定は、WordPressの管理画面で行います。管理画面にログインすると、画面左側に設定関連のメニューが並んでいます。

記事を書く前に必ず行う初期設定
記事を書く前にやるべき初期設定として、以下の5つを紹介します。
パーマリンク設定 | ページごとのURLのパターンを設定 |
---|---|
SSL設定 | サイトの通信を暗号化 |
不要プラグインの削除 | 自動インストールされているプラグインのうち、不要なものを削除 |
必須プラグインの追加 | サイトを運営する上で必須のプラグインを追加 |
カテゴリーの設定 | 未分類カテゴリーの名前を変更 |
パーマリンク設定
パーマリンクとは
パーマリンクとは、WordPressで作成するサイトのページごとのURLです。パーマリンク設定では、ページごとのURLの形式を設定することができます。以下はパーマリンク設定でできることの一例です。
URLパターン | 投稿URLの例 |
---|---|
「投稿名」 | https://example.com/post-name/ |
「投稿日時」 | https://example.com/2022-05-13/ |
「カテゴリー名」+「投稿名」 | https://example.com/category-name/post-name/ |
パーマリンク設定を変更する方法
WordPress管理画面の[設定]>[パーマリンク設定]をクリックします。

おすすめの設定
- 共通設定は「投稿名」を選択する
- オプションは「空白」のまま変更しない

- 「投稿名」の選択をおすすめする理由
-
何を書いてある記事なのかを理解しやすくするためです。Google 公式ブログも、シンプルでわかりやすい単語を URLに使用することを推奨しています。
記事ごとにURLの文字列を編集することができるのは「投稿名」を選択したときだけです。
- 記事を書く前にパーマリンク設定をする理由
-
記事の公開後にパーマリンクを変更してしまうと、以下の問題点が生じてしまいます。
- 外部サイトからのリンクが無効になる
- 検索エンジンの評価が下がる可能性がある
- SNSのシェア回数がリセットされる
- リダイレクトの設定に手間がかかる
パーマリンク設定については、下記ページでさらにくわしく解説しています。
SSL設定
SSLとは
SSLとは、Webサイトの通信を暗号化する仕組みのことです。SSL化されたブログやホームページは、URLが「https://」で始まるのが特徴で、安全性の高さをアピールすることができます。

以前は、企業サイトの「問い合わせフォーム」や「購入ページ」など、個人情報をやり取りする特定のページでSSLを導入するのが一般的でした。
しかし最近は、個人ブログでもSSL化するのが当たり前になり、独自SSL設定を無料で提供する、個人向けレンタルサーバーが増えています。
SSLを設定する方法
WordPressで運営するサイトにSSLを設定するための基本的な手順は、以下のとおりです。
- サーバー管理画面で独自SSL設定をする
- WordPress管理画面でアドレスを変更する
レンタルサーバー会社によって設定手順が異なります。ご利用のサーバーのマニュアル等をご確認ください。
主なレンタルサーバーのSSL設定マニュアル
WordPress管理画面の[設定]>[一般]をクリックします。

[WordPress アドレス (URL)]と[サイトアドレス (URL)]を「https」に修正します。

アドレスの末尾に「wp」などの文字が付いている場合
「WordPress アドレス」や「サイトアドレス」が、次のようになっていませんか?
- http://example.com/wp
- http://example.com/blog
WordPressのインストール方法によっては、ドメイン名の後に何らかの文字列が付くことがあります。
このままでは、URLに「/wp」や「/blog」が付いた状態でサイト運営を続けることになります。「http://example.com」というスッキリした形に修正したい場合は、WordPress公式ページで解説されている、面倒な手順が必要です。
この場合、WordPressを再インストールするのが手っ取り早いです。
不要プラグインの削除
プラグインとは
プラグインを使うと、WordPressに備わっていない機能を簡単に追加することができます。
WordPress公式サイトに登録されているプラグインは基本的に無料で、管理画面から簡単に追加することができます。
不要なプラグインを削除する理由
WordPressの初期状態では、いくつかのプラグインが自動的にインストールされています。
もし、これらのプラグインが必要なければ削除しておきましょう。不要なプラグインを放置することには、次のデメリットがあるからです。
- 更新作業などのメンテナンスに手間がかかる
- サイトの表示速度に悪影響を及ぼすかもしれない
- プラグインどうしの相性が合わなければ不具合を発生するかもしれない
不要なプラグインを削除する方法
WordPress管理画面の[プラグイン]>[インストール済みプラグイン]をクリックすると、すでにインストールされているプラグインの一覧を見ることができます。

プラグインを削除するには、インストール済みプラグインの一覧画面で[削除]をクリックします。

今回の例では、3つのプラグインがあらかじめインストールされていました。

- Akismet Anti-Spam (アンチスパム)
-
コメントスパムからブログを保護するためのプラグインです。コメント機能を使わないなら、削除してOKです。
- Hello Dolly
-
管理画面上に、「Hello Dolly」という曲の歌詞がランダムに表示されるプラグインです。サイト運営には無関係なので、削除してOKです。
- TypeSquare Webfonts for エックスサーバー
-
エックスサーバーを利用している場合に、自動的にインストールされるプラグインです。Webフォント機能が不要な場合は、削除してOKです。
必須プラグインの追加
必須のプラグイン
次に、WordPressでサイトを運営する上で欠かせないプラグインを追加します。以下の2つのプラグインをおすすめします。
WP Multibyte Patch | WordPressを日本語環境で正しく動作させるためのプラグイン |
UpdraftPlus | WordPressのバックアップと復元が簡単にできるプラグイン |
- WordPressを日本語環境で正しく動作させるためのプラグイン
-
WordPressは英語圏で作られたソフトで、日本語の環境では正しく動作しない場合があります。たとえば、
- 文字数を正しくカウントしない
- 全角スペースを認識しない
- 日本語名を付けた画像ファイルを正常に処理できない
といった不具合が生じる可能性があります。日本語環境で起こりうるWordPressの不具合を回避するために利用したいのが、「WP Multibyte Patch」です。
あわせて読みたい - WordPressのバックアップと復元が簡単にできるプラグイン
-
WordPressを使っていると、さまざまな設定変更やカスタマイズをしていく機会も増えていきます。すると、思わぬ不具合が生じて、サイトが表示されなくなるなどのトラブルが発生する場合もあります。
このような“万が一”に備えたバックアップが欠かせません。
特にWordPressに慣れない間はトラブルへの注意が必要なので、早めにバックアップを取れる体制を作っておくことが大切です。簡単にバックアップや復元ができる「UpdraftPlus」プラグインがおすすめです。
あわせて読みたい
プラグインを新規追加する方法
新しくプラグインを追加するには、「インストール」と「有効化」が必要です。
プラグインを新しく追加するには、WordPress管理画面の[プラグイン]>[新規追加]をクリックします。

画面右上のキーワード入力欄にプラグイン名を入力します。今回は、「WP Multibyte Patch」で検索します。

WP Multibyte Patch プラグインの[今すぐインストール]をクリックします。

インストールが完了したら[有効化]をクリックします。
![WP Multibyte Patch プラグイン[有効化]をクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/07/wp-multibyte-patch-activation.png)
以上で、WP Multibyte Patch プラグインの追加が完了です。
カテゴリーの設定
カテゴリーとは
カテゴリーは、サイト内の記事をグループ分けするための機能です。WordPressでは、同じカテゴリーに属する記事の一覧が自動生成されます。
記事を適切に分類しておくことで、サイト訪問者は目的のコンテンツを見つけやすくなります。
あらかじめ用意されているのは「未分類」というカテゴリー1つだけです。このまま未分類カテゴリーに記事を追加し続けてしまうと、訪問者にとって使いづらいサイトになってしまいますね。
この問題を解決するために、カテゴリーの名前を変更しておきましょう。
カテゴリー名を変更する方法
WordPress管理画面の[投稿]>[カテゴリー]をクリックします。

「未分類」というタイトルのあたりにマウスカーソルを合わせ、[編集]をクリックします。

カテゴリーの[名前]と[スラッグ]を変更します。

- スラッグとは
-
カテゴリーアーカイブページ(同じカテゴリーに属する記事の一覧ページ)のURLの一部になります。半角英数字で入力するのがいいでしょう。
ここまで、記事を書く前にやっておきたい初期設定についてご紹介しました。次に、なるべく早めにやっておきたい設定について説明します。
早めにやっておきたい初期設定
なるべく早めにやっておきたい設定として、以下の6つを紹介します。
テーマの変更 | テーマ(デザインやレイアウトを決めるテンプレート)を変更 |
---|---|
キャッチフレーズの変更 | サイトについての簡単な説明を変更 |
メディア設定 | 画像をアップロードしたときに自動生成される画像サイズを変更 |
サンプルページの削除 | 投稿と固定ページの不要なサンプルを削除 |
プライバシーポリシーページの作成 | 個人情報の取り扱いに関する説明を記載したページを作成 |
ディスカッション設定 | コメント機能などの設定変更をする場合に設定 |
テーマの変更
テーマとは
テーマは、サイト全体のデザインやレイアウトを決めるテンプレートです。また、WordPress本体にない機能を追加する役割もあります。
初期状態では、あらかじめ公式のテーマが適用されていますが、もし気に入らなければ他のテーマに変更することができます。

おすすめのテーマ
このサイトで使っている「SWELL」というテーマが特におすすめです。
その他のおすすめテーマは、下記ページで紹介しています。いいテーマを選ぶためのポイントも、あわせてご確認ください。
テーマを変更する方法
テーマの変更方法は、以下の条件によって手順が異なります。
- WordPress公式テーマを使う場合
- それ以外のテーマを使う場合
テーマを変更する方法について、くわしくは下記ページをお読みください。
不要なテーマを削除する方法
新しいテーマに変更したことによって不要になったテーマは、WordPressのシステム内から削除しておきましょう。
不要なテーマを削除する理由
- セキュリティの向上
- メンテナンス作業の軽減
- WordPressシステムへの負荷の軽減
テーマを削除する方法についても、下記ページで解説しています。
テーマをカスタマイズする方法
WordPressのテーマは、デザインやレイアウトなどをカスタマイズすることができます。どんなカスタマイズができるかは、テーマによって異なります。
一般的なテーマでは、WordPress管理画面[外観]>[カスタマイズ]をクリックして開く「テーマカスタマイザー」画面で設定できます。
キャッチフレーズの変更
キャッチフレーズとは
WordPressでは、サイトについての簡単な説明をキャッチフレーズとして設定することができます。多くのテーマでは、サイトのヘッダー部分にキャッチフレーズが表示されます。

キャッチフレーズの変更方法
WordPress管理画面の[設定]>[一般]をクリックします。

キャッチフレーズの初期値には、「Just another WordPress site」という文字列が入力されています。サイトの内容を魅力的に伝える100文字程度の文章に書き換えましょう。

上の設定画面では、キャッチフレーズの他に「サイトタイトル」や「メールアドレス」も変更することができます。
それぞれ、WordPressのインストール時に入力したものが設定されていますが、
- 何となく、適当にサイトタイトルを決めてしまった
- ふだん、あまり使わないメールアドレスを入力してしまった
という場合は、早めに変更しておきましょう。
メディア設定
メディアとは
WordPressでは、サイトのコンテンツとして使用する「画像」「音声」「動画」ファイルのことをメディアと呼びます。
「画像」ファイルについては、WordPress管理画面からアップロードしたときに複数サイズの画像ファイルを自動生成されます。
メディア設定では、自動生成される画像ファイルのサイズを指定することができます。
画像サイズの変更方法
WordPress管理画面の[設定]>[メディア]をクリックします。

おすすめの設定
- おすすめの設定内容画像サイズをすべて0(ゼロ)に変更する

複数サイズの画像ファイルを自動生成する機能は不要です。理由は2つあります。
まず、画像をアップロードする前に適切な大きさに縮小やトリミングをするなどの工夫をすれば、自動生成機能は必要ないはずです。
次に、画像ファイルをアップロードするたびにいくつものファイルが生成されると、アップロード先であるサーバーの容量を圧迫してしまいます。サーバーの容量は、できるだけ節約したいところです。
ただし、画像サイズをすべて0に設定しても、自動生成を完全に停止することはできません。なぜなら、WordPress本体やテーマの仕様によって、いくつかの画像ファイルが自動生成されるからです。くわしくは、アップロード画像の自動生成を停止する方法をお読みください。
サンプルページの削除
WordPressで記事を作るための機能には、「投稿」と「固定ページ」があります。それぞれに、サンプル(見本)のページがあらかじめ用意されています。
サンプルのページはサイト運営に必要ないので、削除しておきましょう。
投稿のサンプルを削除する方法
WordPress管理画面の[設定]>[投稿一覧]をクリックします。

「Hello world!」というタイトルのあたりにマウスカーソルを合わせ、[ゴミ箱へ移動]をクリックします。

固定ページのサンプルを削除する方法
WordPress管理画面の[固定ページ]>[固定ページ一覧]をクリックします。

「サンプルページ」というタイトルのあたりにマウスカーソルを合わせ、[ゴミ箱へ移動]をクリックします。

プライバシーポリシーページの作成
プライバシーポリシーとは
プライバシーポリシーは、Webサイトにおいて収集した個人情報をどのように扱うかについて記載したものです。プライバシーポリシーは、サイト管理者が作成しなければなりません。
たとえば、アクセス解析ツール「Google アナリティクス」を設置した場合は、プライバシーポリシーページの作成が必須です。このことは、Google アナリティクス利用規約にも明記されています。

プライバシーポリシーページの作成方法
WordPressには、プライバシーポリシーページを簡単に作成できる機能があります。
管理画面の[設定]>[プライバシー]をクリックします。

下の画面で、プライバシーポリシーページを選択できます。あらかじめ用意された“ひな形”のページを利用する場合は、[プライバシーポリシー]を選択して[このページを使う]をクリックします。

WordPress管理画面の[固定ページ]>[固定ページ一覧]をクリックし、プライバシーポリシーの[編集]をクリックします。

初期状態では、あらかじめ用意されたプライバシーポリシーページは「下書き」状態です。必要に応じて内容を修正し、ページを[公開]します。

ディスカッション設定
ディスカッション設定でできること
ディスカッション設定では「コメント」や「ピンバック」など、サイト訪問者や、他のサイト運営者とのコミュニケーションに関する機能について設定できます。
- ピンバックとは
-
記事の中で他のサイトにリンクを貼った場合に、相手に通知が届く仕組みのことです。
ディスカッション設定の変更方法
WordPress管理画面の[設定]>[ディスカッション]をクリックします。

おすすめの設定
- 投稿中からリンクしたすべてのブログへの通知を試みる:チェックを入れる(初期値)
- 新しい投稿に対し他のブログからの通知を受け付ける:チェックを入れる(初期値)
- 新しい投稿へのコメントを許可:チェックを外す(要変更)

- ピンバックを有効にする理由
-
WordPressを始めたばかりのころは、ほとんどアクセスが集まりません。しかし「ピンバック」を利用することで、リンク先のサイト管理者からアクセスしてもらえる可能性があります。
また、相手からも自分のサイトにリンクを貼ってもらえるかもしれません。他のサイト(特に自分のサイトと関連性の高いサイト)からリンクを貼ってもらえると、SEO(検索結果で上位表示されるための対策)に効果があると言われています。
- コメントの受付を無効にする理由
-
アクセスの少ないころにコメントが届くことは、ほとんどありません。それどころか、コメント欄を開放しておくとコメントスパム(ロボットやプログラムによって、広告目的の投稿を無差別に書き込むこと)の標的となる可能性があります。
「Akismet Anti-Spam」などのスパムコメント対策用プラグインもありますが、初期設定が面倒な上、サイトに広告を載せる場合は「商用利用」とみなされ有料プランに加入する必要があります。
コメント機能の有効化は、ある程度アクセスが集まるようになってからでも遅くありません。
ここまで、なるべく早めにやっておきたい設定についてご紹介しました。最後に、必要に応じて行う初期設定について説明します。
必要に応じて行う初期設定
必要に応じて行う初期設定として、以下の3つを紹介します。
アップデート(更新) | WordPress本体やテーマ、プラグインをアップデートする |
---|---|
ニックネームの設定 | サイト上のユーザー名が表示される場合に設定 |
検索エンジンでの表示設定 | サイトを検索結果に表示させたくない場合に設定 |
アップデート(更新)
WordPressをインストールした直後でも、タイミングによっては、WordPress本体やテーマ、プラグインが最新版でない場合があります。
新しいバージョンを利用できるようになると、WordPress管理画面上に通知やメッセージが表示されます。

このような通知やメッセージが表示されている場合は、画面の指示にしたがってアップデート(更新)をしてください。
ニックネームの設定
ニックネームを設定する理由
使用するテーマ(テンプレート)によっては、サイト上にユーザー名が表示されることがあります。

ユーザー名とは、WordPress管理画面にログインするときに入力するユーザー名のことです。ログイン情報であるユーザー名が公開されることは、セキュリティ上よくありません。
この問題を解決するのが、ニックネームの設定です。ニックネームを設定すると、サイト上にはユーザー名ではなくニックネームが表示されるようになるからです。
ニックネームを設定する方法
WordPress管理画面の[ユーザー]>[プロフィール]をクリックします。

まず[ニックネーム]を入力します。次に[ブログ上の表示名]で、ニックネームと同じものを選択します。

サイトを開くと、表示名がニックネームに変更されています。

さらにくわしい説明が必要な場合は、下記ページをお読みください。
検索エンジンでの表示設定
GoogleやYahooなどの検索結果に、自分のサイトを表示させないよう設定することができます。「未完成のサイトを人に見せたくない!」という場合は、次の設定をしてください。
次の設定をしても、サイトを完全非公開にできるわけではないので注意してください。あくまでも、検索結果に表示されないための設定です。サイトのURLを知っている人なら、誰でも見ることができてしまいます。
検索エンジンで表示させないための設定方法
WordPress管理画面の[設定]>[表示設定]をクリックします。

[検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする]にチェックを入れ、[変更を保存]をクリックします。

まとめ
WordPressインストール後に行う初期設定を
に分けて説明しました。
設定項目が多くてたいへんかもしれませんが、まずは「記事を書く前に必ず行う設定」から始めましょう。残りの設定は、記事の公開後に行なっても構いません。
WordPressで記事を書くには、「ブロックエディタ」という編集画面を使用します。基本的な使い方は、下記ページを参考にしてください。