- ブログにお問い合わせフォームって必要なのかな?
- お問い合わせフォームを簡単に作る方法を知りたいな
- オススメのWordPressプラグインってある?
本記事を読むと、上記の疑問を解決できます。
こんにちは。かずよし(@kazu_wp)といいます。
WordPressを使ったブログで生計を立てています。

- 2011年からWordPressを愛用
- 複数のブログを収益化し、40歳で開業
- ユーザー数300万人の「WordPress超初心者講座」運営
本記事の内容は、以下の条件のもとで検証しました。
- WordPress 6.2.2
- テーマ:SWELL 2.7.6.2
- プラグイン:Contact Form by WPForms 1.8.2.1
» 本サイトで使用しているテーマ「SWELL」のレビューはこちら
ブログにお問い合わせフォームが必要な理由

「そもそも、ブログにお問い合わせフォームって必要なの?」
「ブログにはコメント機能があるから、それで十分じゃない?」
もし、こんなふうに思っているなら、ぜひこの先も読み進めてみてください。
ブログにお問い合わせフォームは必須といっても過言ではありません。
お問い合わせフォームを用意すべきなのは、次の4つの理由があるからです。
トラブル時の連絡窓口になる
お問い合わせフォームを作成する理由として最も重要なのが、トラブル時の連絡窓口にできるということです。
例えば、
- 法律に違反する内容を書いてしまった
- 事実と異なる内容を書いてしまった
- 商品名や企業名、人名などを誤って表記してしまった
このような事態を見つけた人がすぐに連絡をくれる体制を整えておくことで、大事に至るリスクを軽減することができます。
ブログの信頼性が上がる
深刻な悩みや疑問を解決したい!
そう思って初めて訪れたブログで、運営者に連絡する手段が何もなかったら不安になりませんか?
- このブログはどんな人が書いているんだろう?
- 書いてある内容は信用できるのかな?
でも、連絡先をきちんと書いてあれば、安心して記事を読めますよね。
メールを受け付ける仕組みとしてだけでなく、ブログ読者から信頼してもらうためにも、お問い合わせフォームを用意すべきです。
アドセンスの審査に合格しやすくなる
Googleアドセンスなどの広告配信サービスを利用するには、お問い合わせフォームの設置が条件とされている場合があります。
アドセンス広告で収益をあげたいと考えているなら、お問い合わせフォームを設置しておきましょう。
企業から仕事を依頼されることがある
ブログが成長し、アクセスが増えてくると、企業から仕事のオファーが届くことがあります。
以下は、本サイトの問い合わせフォームへ実際に届いたオファーの一例です。
こんなオファーが届きました
- 特別報酬単価を設定するので広告の露出を増やしてほしい
- 固定報酬制(月に○万円など)で広告を掲載してほしい
- 商品のアンバサダーになってほしい
- 商品の推薦文を書いてほしい
お問い合わせフォームを設置しておけば、アドセンスやアフィリエイト以外にも収益化のチャンスが訪れるかもしれません。
独自ドメインでメールアドレスを作成する
お問い合わせフォームを利用するには、ブログ読者から送信されるメッセージを受信するためのメールアドレスが必要です。
Gメールやヤフーメールなどの「フリーメール」ではなく、独自ドメインでメールアドレスを作成することをオススメします。
WordPressでブログを作ったのなら、独自ドメインを取得しているはず。
そのドメインを使って、メールアドレスを作ることができます!
例えば「example.com」という独自ドメインを取得している場合、
「xxx@example.com」という形式でメールアドレスを作成することができます。
「xxx」の部分には様々な文字列を指定できるので、用途に応じてアドレスを作れますよ。
フリーメールを利用すると、この後に作成するお問い合わせフォームが正常に動作しない場合があります。
独自ドメインでメールアドレスを作ればこの問題を回避できるので、ぜひ挑戦してみてください。
お問い合わせフォームを簡単に作れるWordPressプラグイン
WordPressブログでお問い合わせフォームを作成するには、プラグインが便利です。
Contact Form by WPForms がオススメ
初心者向けのプラグインとして『Contact Form by WPForms ※』をオススメします。
(※以下、「WPForms」 と表記します)
人気のプラグイン『Contact Form 7』について
ブログのお問い合わせフォーム作成について検索すると、ほとんどの記事で『Contact Form 7』というプラグインが紹介されています。
ちなみに、本サイトの問い合わせフォームにもContact Form 7 を利用しています。
しかし、ブログ初心者の方にはあまりオススメできません。
Contact Form 7 は多機能で人気のプラグインですが、使いこなすにはプログラミングの知識が必要になるからです。
WPForms プラグインを使うと、直感的な操作でシンプルなお問い合わせフォームを作成することができます。
人気テーマ「SWELL」の開発者も、WPForms プラグインを推奨しています

WPForms プラグインのインストールと有効化
WPForms は、WordPress 公式プラグインです。
公式プラグインは、管理画面から簡単な操作でインストールすることができます。
- プラグイン新規追加画面で検索
- プラグインをインストール
- プラグインを有効化
WordPress管理画面メニュー「プラグイン」→「新規追加」をクリックすると、プラグイン新規追加画面が表示されます。
画面右上の検索窓に「Contact Form by WPForms」と入力します。

「今すぐインストール」ボタンをクリックします。

「有効化」ボタンをクリックします。

プラグインを追加すると、管理画面メニューに「WPForms」が新しく追加されます。

WPForms でお問い合わせフォームを作る方法
今回はWPForms プラグインを使って、下のようなフォームの作成します。

以下の流れでお問い合わせフォームを作成します。
1. お問い合わせフォームの設定
次の手順で、お問い合わせフォームの設定をします。
- フォーム名の入力とテンプレートの選択
- 表示項目(フィールド)の編集
- フォームの設定
WordPress管理画面メニュー「WPForms」→「新規追加」をクリックして、お問い合わせフォームの設定を始めましょう!
1-1. フォーム名の入力とテンプレートの選択
まず、フォームの名前を入力します。今回は「お問い合わせフォーム」にしました。
次に、テンプレートを選択します。今回は「簡単なお問い合わせフォーム」を選びました。

1-2. 表示項目(フィールド)の編集
WPForms プラグインでは、フォームに表示される各項目を「フィールド」と呼びます。

上の画像では、3つのフィールドが表示されている
画面右側の各フィールドをクリックすると、画面左側に「フィールド設定」が表示されます。
フィールドのタイトルや表示形式などを設定することができます。
下の画像は、「名前」フィールドを設定変更している例です。

上記の他にも、今回は次の設定変更をしました。
「メール」フィールドの設定変更:
ラベルを「メールアドレス」に、メールでの確認を有効化を「オン」に変更
「メッセージ」フィールドの設定:
ラベルを「メッセージ」に、必須を「オン」に変更
画面左側「フィールドを追加」タブをクリックします。
今回は「件名」の入力スペースを設けるため、「単一行テキスト」を追加します。
「単一行テキスト」をクリックすると、画面右側のフィールド最下部に追加されます。

追加したフィールドに対して、今回は次の設定変更をしました。
「単一行テキスト」フィールドの設定:
ラベルを「件名」に、必須を「オン」に変更
STEP2で追加した「件名」の表示順を変更します。
フィールドは、ドラッグ & ドロップで並べ替えることができます。
1-3. フォームの設定
次の3つについて設定します。
- 一般:フォームの「送信ボタン」のテキスト変更など
- 通知:フォームから送信されたメールの通知について
- 確認:フォームからの送信完了後の表示について
一般

今回は、送信ボタンのテキストを「送信する」に変更しました。
通知

クリックすると拡大します
お問い合わせをした人(読者)にも通知が届くようにするには、「送信先メールアドレス」を以下の内容に書き換えます。
{field_id="1"},{admin_email}
{field_id="1"}
は、お問い合わせをした人(読者)のメールアドレスを指します。
{admin_email}
は、WordPress管理画面「設定」→「一般」で設定している「管理者メールアドレス」を指します。
{field_id="1"}
と{admin_email}
の間には、半角カンマ(,)を入力してください。
確認

クリックすると拡大します

すべての設定ができたら、画面右上の「保存」をクリックしてね
2. お問い合わせページの作成
「お問い合わせページ」は、お問い合わせフォームを掲載するページのことです。
以下の手順で、お問い合わせページを作成します。
画面右上の「埋め込む」をクリックします。
下の画面で「新規ページを作成」をクリックします。


この後、指示に従って新しいページを作成します。
今回は、ページタイトルを「お問い合わせページ」と入力しました。
固定ページ編集画面のサイドバーで「固定ページ」タブをクリックして、パーマリンクを変更します。
今回は「contact」と入力しました。


画面右上の「下書き保存」をクリックして、お問い合わせページを保存します。
迷惑メール・スパム対策をする方法
お問い合わせフォームには、迷惑メールやスパムへの対策も必要です。
対策をするには、「reCAPTCHA」というサービスが便利です。
reCAPTCHA とは


reCAPTCHA は、ボット(不正なプログラム)による攻撃からサイトを守る機能です。
Google が無料で提供しています。
reCAPTCHA をお問い合わせフォームに設定しておくことで、悪意のある攻撃を防ぐことができます。
reCAPTCHA の設定手順
reCAPTCHA は、次の手順で設定します。
- reCAPTCHA にブログを登録する
- WPForms プラグインの設定を変更する
- お問い合わせフォームの設定を変更する
1. reCAPTCHA にブログを登録
reCAPTCHA の公式ページで、あなたのブログの情報等を登録します。
Google reCAPTCHA にアクセスして、画面右上の「v3 Admin Console」をクリックします。


Google アカウントのログイン画面が表示される場合は、この段階でログインをしてください。
必要事項を入力し「送信」をクリックします。


クリックすると拡大します
「ラベル」には、識別しやすい名前を付けておきます。
「reCAPTCHA タイプ」は、以下を選択してください。
- 「reCAPTCHA v2」→「非表示 reCAPTCHA バッジ」
WPForms プラグインの公式サイトで、上記の選択が推奨されています。


下の画面が表示されたら、そのまま開いておきます。
次の手順「2. WPForms の設定」で、サイトキーとシークレットキーが必要になるからです。


2. WPForms の設定
WordPress管理画面に戻り、上記の「サイトキー」と「シークレットキー」を登録します。
管理画面「WPForms」→「設定」をクリックし、「CAPTCHA」タブを選択します。
下の画面で「reCAPTCHA」を選択してください。


タイプは「Invisible reCAPTCHA v2」を選択します。
reCAPTCHA の登録完了画面からサイトキーとシークレットキーをコピペして「設定を保存」します。


3. お問い合わせフォームの設定
先に作成したお問い合わせフォームの設定を変更します。
管理画面「WPForms」→「すべてのフォーム」をクリックし、作成済みのお問い合わせフォームのタイトルをクリックします。


下の画面で「CAPTCHA」をクリックしてフィールドを追加し、「保存」をクリックします。


問い合わせページの公開と動作確認
ここまでの作業で、お問い合わせフォームが完成し、スパム対策もできました。
下書き保存していたお問い合わせページを公開しましょう!
問い合わせページの公開
管理画面「固定ページ」→「固定ページ一覧」をクリックして、固定ページ一覧を開きます。
問い合わせページのタイトルにマウスカーソルを合わせ、「クイック編集」をクリックします。


ステータスで「公開済み」を選択して、「更新」ボタンをクリックします。


問い合わせページの動作確認
問い合わせページのタイトルにマウスカーソルを合わせ、「表示」をクリックします。


お問い合わせフォームが正しく機能しているか、確認してください。
- 送信完了後、「確認」画面は表示されていますか?
- メールを正常に受信することができていますか?
メニューに問い合わせページのリンクを設置する方法
ブログ訪問者がお問い合わせページにたどり着きやすくするため、メニューに追加しましょう。
メニューとは、ブログのヘッダーやフッターなどに表示される、主要ページへのリンクのことです。
メニューの設定方法は、下記ページを参考にしてください。
プラグインなしでお問い合わせフォームを作る方法
ここまでに紹介したフォーム作成が面倒な場合は、formrun(フォームラン)
簡単なクリック操作だけでデザイン性の高いフォームが作れます。
ブログへの埋め込みも簡単にできます。
詳しい手順は、各公式サイトでご確認ください。
まとめ
ブログにお問い合わせフォームを用意する理由は、次の4つです。
- トラブル時の連絡窓口になる
- ブログの信頼性が上がる
- Googleアドセンスの審査に合格しやすくなる
- 企業から仕事を依頼されることがある
WordPressブログにお問い合わせフォームを設置するなら、下記がオススメです。
- 独自ドメインで作成したメールアドレスでやり取りする
- 「Contact Form by WPForms」プラグインを使う
- 迷惑メール対策に「reCAPTCHA」を導入する
問い合わせページを公開したら、動作確認を忘れずに。
ヘッダーやフッターのメニューにも追加しておきましょう。