パーマリンクの意味と決め方|WordPressでおすすめの設定と変更方法

WordPressパーマリンク設定は、ページごとのURLに関する設定です。パーマリンク設定は、WordPressをインストールした直後にやっておきたい初期設定の1つです。いくつもの記事を書いた後にパーマリンク設定を変更することは、おすすめできません。

この記事では、次の疑問についてお答えします。

目次

パーマリンクとは、WebページのURLのことです。パーマリンク(Permalink)は、パーマネント(Permanent、半永久的な)とリンク(link)とを組み合わせた言葉です。

Webページは、他のサイトからリンクが貼られたり、訪問者がブックマークに登録することなどがあるため、半永久的に変わらないようなURLを設定すべきですね。

WordPress管理画面の設定メニューには「パーマリンク」というサブメニューがあります。クリックすると、パーマリンク設定画面が開きます。

WordPress管理画面[設定]>[パーマリンク]をクリック

パーマリンク設定画面は「共通設定」と「オプション」の2エリアに分かれています。それぞれのエリアで、以下のページのURLをどのような構造にするかを設定することができます。

共通設定

投稿のURL構造を設定できる
※[基本]を選択したときだけ固定ページのURL構造に反映

オプション

カテゴリーページタグページのURL構造を設定できる

パーマリンク設定画面は「共通設定」と「オプション」の2エリアに分かれている

共通設定では、主に「投稿」のURL構造を設定することができます。

上から5つの選択肢には一般的なURL構造が用意されていて、チェックを入れるだけで簡単にパーマリンクを設定できます。また、いちばん下の「カスタム構造」を使用すると、WordPress独自の「構造タグ」を組み合わせてURL構造をカスタマイズすることができます。

パーマリンク設定画面の共通設定

固定ページのURL構造

共通設定の選択項目の中で、固定ページのURLに反映されるのは[基本]だけです。その他の項目を選択した場合は、ページ名がURLに含まれます。

固定ページのURL構造

オプションでは、カテゴリーページやタグページのURL構造を設定することができます。

カテゴリーページとは

同じカテゴリーが設定された投稿の一覧ページ

タグページとは

同じタグが設定された投稿の一覧ページ

初期状態では、各ページのURLは次のように設定されています。

カテゴリーページのURL

https://example.com/category/(カテゴリー名)/

タグページのURL

https://example.com/tag/(タグ名)/

オプションを入力することによって、上のオレンジ色の文字列を変更することができます。しかし、特にこだわりがある場合を除いて、オプションを設定変更する必要はないでしょう。


さて、パーマリンクを設定することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。URL構造を変更することによる、SEOへの影響について考えてみます。

※SEO:検索結果で上位表示されるための対策のこと

パーマリンクの設定内容が検索順位にどれくらい影響を与えるのか、はっきりとした答えはわかりません。

ただ、GoogleのSEOに関するガイドラインには、URLの決め方についての推奨事項が書かれています。その内容を簡単にまとめたのが、次の3つです。

  • シンプルなURLにする
  • 意味のわかりやすい単語をURLに含める
  • 複数の単語を組み合わせるときはハイフン(-)を使う

これらの条件を満たすパーマリンク設定をすることで、SEOに悪影響を与えずに済むでしょう。

WordPressのパーマリンク設定で、守らなければならないルールがあります。それは、共通設定で「カスタム投稿」を使用する場合、以下のいずれかで終了するように設定することです。

  • 投稿ID
  • 投稿名

投稿IDとは?
投稿や固定ページ1つひとつに割り当てられる固有の数字です。IDはWordPressのシステムによって自動的に付与されるため、任意の数字を指定することはできません。

共通設定の5つの選択肢に注目してください。いずれも、「投稿ID」もしくは「投稿名」で終了していますね。

共通設定の5つの選択肢。いずれも「投稿ID」か「投稿名」で終了している

「投稿ID」か「投稿名」で終了するように設定する理由は、個々の投稿に対して固有のURL(パーマリンク)を設定する必要があるからです。

悪い例 1)カスタム投稿で「日付」のみ設定した場合

カスタム投稿で「投稿年月日」のみ設定

たとえば、2022年6月1日に公開した投稿のURLは……

投稿のURL

https://example.com/2022/06/01/

上記URLにアクセスすると、投稿ページではなく同じ日付に公開した投稿の一覧ページが開いてしまいます。

悪い例 2)カスタム投稿で「カテゴリー名」のみ設定した場合

カスタム投稿で「カテゴリー名」のみ設定

たとえば、「ブログ」カテゴリー(スラッグ:blog)を設定した投稿のURLは……

投稿のURL

https://example.com/blog/

上記URLにアクセスすると、投稿ページではなく同じカテゴリーが設定された投稿の一覧ページ(カテゴリーページ)が開いてしまいます。

※「スラッグ」については、のちほどパーマリンクの設定方法でくわしく説明します。

おすすめのパーマリンク設定

基本的には、[投稿名]を選択するのがおすすめです。

パーマリンクのおすすめ設定1[投稿名]

[投稿名]をおすすめする理由

パーマリンク設定とSEO」で紹介した、以下の推奨事項に適するからです。

  • シンプルなURLにする
  • 意味のわかりやすい単語をURLに含める

[投稿名]を選択することによって、投稿URLの末尾の文字列を自由に編集することができます。編集方法については、のちほどパーマリンクの設定方法でくわしく説明します。


WordPress関連の書籍やWebサイトによっては、以下の設定をおすすめしているものもあります。

  • [日付と投稿名]を選択する
  • カスタム構造で[カテゴリー名]と[投稿名]を組み合わせる

[日付と投稿名]を選択する

パーマリンクのおすすめ設定2[日付と投稿名]

ニュースサイトなどの情報系メディアなら、記事の公開日と簡単な内容がわかる[日付と投稿名]もおすすめです。

[日付と投稿名]の問題点
何年も前に書いた記事の内容を更新しても「古い記事」だと判断されるかもしれません。これを解決するために公開日を変更すれば、記事のURLが変わってしまいます。

カスタム構造で[カテゴリー名]と[投稿名]を組み合わせる

パーマリンクのおすすめ設定3[カテゴリー名]+[投稿名]

個人ブログやコーポレートサイトなどであれば、サイトの階層構造が明確になる[カテゴリー名]と[投稿名]の組み合わせもおすすめです。

[カテゴリー名]+[投稿名]の問題点
投稿に設定したカテゴリーを変更すると、記事のURLが変わってしまいます。

記事のURLが変わってしまうことによるデメリットは、記事を公開する前に「パーマリンク設定」を変更すべき理由で説明します。

パーマリンク設定の変更内容をきちんと反映させるには、以下の手順が必要です。

WordPress管理画面[設定]>[パーマリンク]をクリックして、パーマリンク設定画面を開きます。

WordPress管理画面[設定]>[パーマリンク]をクリック

設定したい項目を選択します。今回は[投稿名]を選びました。最後に[変更を保存]をクリックします。

パーマリンク設定画面で[投稿名]を選択し[変更を保存]をクリック

画面上部に「パーマリンク構造を更新しました。」と表示されたら、設定完了です。

パーマリンク構造を更新しました。

カスタム構造の使用方法

あらかじめ入力されている文字列を削除した後、下部のボタンをクリックすることで、構造タグが自動的に入力されます。複数の構造タグを組み合わせるときは、クリックする順番に注意してください。

カスタム構造の使用方法
タグ内容表示例
%year%投稿を公開した年2022
%monthnum%投稿を公開した月06
%day%投稿を公開した日01
%hour%投稿を公開した時刻の「時」15
%minute%投稿を公開した時刻の「分」35
%second%投稿を公開した時刻の「秒」28
%post_id%投稿ID423
%postname%投稿名sample-post
%category%カテゴリー名blog
%author%投稿の作者名 ※非推奨admin
カスタム構造の「利用可能なタグ」一覧

%author%(投稿の作者名)の使用はおすすめしません
理由は、WordPress管理画面にログインするときの「ユーザー名」がURLの一部として公開されてしまうためです。

2.「スラッグ」を変更する

スラッグとは、URLの一部に使用できる文字列のことです。次の4項目に対して設定できます。

  • 投稿
  • 固定ページ
  • カテゴリー
  • タグ

スラッグを変更することによって、各ページのURLの一部を自由に編集することができます。

スラッグを変更しないと、どうなる?

たとえば投稿の場合、初期状態では、投稿のタイトルがそのままスラッグとして使用されます。日本語サイトであれば、投稿のタイトルは日本語で入力するのが一般的です。つまり、スラッグを変更しないとURLに日本語が含まれることになります。

URLに日本語を含むと、環境によっては意味不明な文字列に変換(エンコード)されてしまうことがあります。このようなURLでは、第三者から「怪しいページ」だと判断されるかもしれません。また、文字列が長くなることで不要な改行が挿入され、リンク切れを起こすこともあります。

たとえば「ブログの始め方」というタイトルを付けてスラッグを変更しない場合、その投稿URLは……

  • https://example.com/ブログの始め方/

このURLをメールソフトなどに貼り付けると、以下のように変換されてしまう場合があります。

  • https://example.com/%E3%83%96%E3(中略)%81%E6%96%B9/

※上記URLは、パーマリンク設定「共通設定」で[投稿名]を選択した場合の例です。

スラッグに使用する文字列について

上の不具合を避けるため、スラッグは以下のように入力することをおすすめします。

  • 半角英数字で入力する
  • 複数の単語を区切る場合はハイフン(-)を使う

投稿の「URL スラッグ」を変更する

投稿「URL スラッグ」の設定例

たとえば、ある投稿のURLスラッグを「post-test」に変更した場合、その投稿のURLは下表のようになります。

パーマリンク設定「共通設定」の内容投稿のURL
[投稿名]https://example.com/post-test/
[日付と投稿名]https://example.com/2022/06/01/post-test/
[カテゴリー名]+[投稿名]https://example.com/(カテゴリーのスラッグ)/post-test/

投稿「URL スラッグ」の変更手順

STEP
URL スラッグを入力

投稿の編集画面を開き、画面右側の設定パネルで[投稿]タブをクリックします。[URL スラッグ]に、URLの末尾にしたい文字列を入力します。

画面右側の設定パネルで[投稿]タブをクリックし[URL スラッグ]を入力

※もし設定パネルが表示されていない場合は、画面右上の[歯車]アイコンをクリックしてください。

※もしURLスラッグの入力スペースが表示されていない場合は、画面右上の[下書き保存]をクリックしてください。

投稿編集画面の表示内容は、使用するテーマによって異なります。上の画像では「SWELL」というテーマを使用しています。

STEP
投稿を公開または更新

[URL スラッグ]が変更できたら、投稿を[公開]または[更新]します。

[URL スラッグ]を変更し[公開]または[更新]を入力

WordPressメニュー「パーマリンク設定」で[投稿名]を含まない設定をした場合、投稿の[URL スラッグ]は変更できません。

固定ページ「URL スラッグ」の設定例

たとえば、ある固定ページのURLスラッグを「page-test」に変更した場合、その固定ページのURLは……

固定ページのURL

https://example.com/page-test/

※上記URLは、パーマリンク設定「共通設定」で[基本]以外を選択したとき、かつ固定ページに親ページを設定していない場合。

固定ページ「URL スラッグ」の変更手順

STEP
URL スラッグを入力

固定ページの編集画面を開き、画面右側の設定パネルで[固定ページ]タブをクリックします。[URL スラッグ]に、URLの末尾にしたい文字列を入力します。

画面右側の設定パネルで[固定ページ]タブをクリックし[URL スラッグ]を入力

※もし設定パネルが表示されていない場合は、画面右上の[歯車]アイコンをクリックしてください。

※もしURLスラッグの入力スペースが表示されていない場合は、画面右上の[下書き保存]をクリックしてください。

固定ページ編集画面の表示内容は、使用するテーマによって異なります。上の画像では「SWELL」というテーマを使用しています。

STEP
固定ページを公開または更新

[URL スラッグ]が変更できたら、固定ページを[公開]または[更新]します。

[URL スラッグ]を変更し[公開]または[更新]を入力

WordPressメニュー「パーマリンク設定」で[基本]を選択した場合、固定ページの[URL スラッグ]は変更できません。

カテゴリー「スラッグ」の設定例

たとえば、あるカテゴリーのスラッグを「blog」に変更した場合、そのカテゴリーページのURLは……

カテゴリーページのURL

https://example.com/category/blog/

※上記URLは、パーマリンク設定「オプション」で変更を加えていない場合。

また、パーマリンク設定「共通設定」で[カテゴリー名]+[投稿名]を入力した場合、このカテゴリーを設定した投稿のURLは……

投稿のURL

https://example.com/blog/(投稿のスラッグ)/

カテゴリー「URL スラッグ」の変更手順

管理画面メニュー[投稿]>[カテゴリー]をクリックして、カテゴリー設定画面を開きます。

管理画面メニュー[投稿]>[カテゴリー]をクリック
CASE
カテゴリーを新規追加する場合

画面左側で[カテゴリー名]や[スラッグ]を入力し、[新規カテゴリーを追加]ボタンをクリックします。

カテゴリーを新規追加でカテゴリー名やスラッグを入力
CASE
すでに作成済みのカテゴリースラッグを変更する場合
STEP
クイック編集を開く

カテゴリー名にマウスを合わせ、[クイック編集]をクリックします。

カテゴリーの[クイック編集]をクリック
STEP
スラッグを入力

[スラッグ]を入力し、[カテゴリーを更新]ボタンをクリックします。

[スラッグ]を入力し[カテゴリーを更新]ボタンをクリック

タグ「スラッグ」の設定例

たとえば、あるタグのスラッグを「wordpress」に変更した場合、そのタグページのURLは……

タグページのURL

https://example.com/tag/wordpress/

※上記URLは、パーマリンク設定「オプション」で変更を加えていない場合。

タグ「URL スラッグ」の変更手順

管理画面メニュー[投稿]>[タグ]をクリックして、タグ設定画面を開きます。

管理画面メニュー[投稿]>[タグ]をクリック

あとの手順は、『カテゴリーの「スラッグ」を変更する』と同様です。

投稿にタグを設定するのは、必須ではありません。タグを利用しない場合、この手順は不要です。

記事の公開後にパーマリンク設定を変更することには、以下の問題があります。

  • 外部サイトからのリンクが無効になる
  • 検索エンジンの評価が下がる可能性がある
  • SNSのシェア回数がリセットされる
  • リダイレクトの設定に手間がかかる
外部サイトからのリンクが無効になる

外部サイトからリンクが貼られた記事のURLが変わってしまったら、そのリンクは無効となってしまいます。また、リンクの貼り方によっては、内部リンクも無効となる場合があります。

検索エンジンの評価が下がる可能性がある

検索結果で上位表示されている記事があっても、URLが変わると検索エンジンから「別の記事」だと認識され、評価が下がってしまう可能性があります。

SNSのシェア回数がリセットされる

SNSでたくさんシェアされている記事があっても、URLが変わるとシェア回数はリセットされてしまいます。

リダイレクトの設定に手間がかかる

パーマリンク設定を変更した後に「リダイレクト設定」をすることで、元のURLから新しいURLへ誘導することができます。しかし、設定には手間がかかるうえ、誤った方法で設定をしてしまうと検索エンジンからの評価を下げる可能性もあります。

以上の理由から、パーマリンク設定は記事を書く前に変更することをおすすめします。

投稿や固定ページの編集画面で、URL スラッグを編集できない場合があります。原因としては、次の2つが考えられます。

  1. 記事が保存されていない
  2. パーマリンク設定で[投稿名]が含まれていない

1. 記事が保存されていない

投稿や固定ページを[下書き保存]すると、URL スラッグの入力ができる場合があります。

下書き保存前でスラッグを編集できない
URL スラッグを入力できない
下書き保存後、スラッグを編集できる
URL スラッグの入力スペースが表示された

投稿編集画面の表示内容は、使用するテーマによって異なります。上の画像では「SWELL」というテーマを使用しています。

2. パーマリンク設定で[投稿名]が含まれていない

パーマリンク設定画面の「共通設定」で[投稿名]を含む設定をしていないと、投稿のスラッグは編集できません。また、[基本]を選択した場合は、固定ページのスラッグも編集することができません。

記事を公開したとき、スラッグの末尾に「-2」「-3」などの数字が自動付与される場合があります。これは、他の記事とスラッグが重複しているためです。

スラッグの末尾に「-2」が自動付与

スラッグの重複は、公開済みの記事だけでなく、下書き保存した記事ゴミ箱へ移動した記事も対象となるのでご注意ください。

パーマリンク設定の変更を保存したときに、以下のメッセージが表示されることがあります。

.htaccess を更新する必要があります。

上記メッセージが表示される原因としては、次の2つが考えられます。

  1. .htaccessファイルが存在しない
  2. .htaccessの書き込み権限が付与されていない

.htaccessとは
.htaccess(ドットエイチティーアクセス)は、Webサーバーの動作を制御するためのファイルです。パーマリンク設定を変更すると、WordPressのシステムによって.htaccessファイルの内容が自動的に書き換えられる仕組みです。

.htaccessファイルが存在しない場合は新たに作成し、FTPソフトでアップロードします。アップロード先は、WordPressがインストールされているディレクトリです。

.htaccessの書き込み権限が付与されていない場合は、FTPソフトを使ってパーミッションの値を「644」または「646」に変更し、再びパーマリンクの設定をしてみてください。

.htaccessファイルの編集方法については、WordPress公式サポートでくわしく解説されています。

まとめ

パーマリンク設定画面には「共通設定」と「オプション」があります。共通設定は[投稿名]の選択がおすすめです。オプションは、特に設定変更する必要はありません。

記事をいくつか公開した後でパーマリンク設定を変更すると、さまざまな問題が起こります。パーマリンク設定は、早めに済ませておきましょう。

投稿、固定ページ、カテゴリー、タグの「スラッグ」は半角英数字で入力し、複数の単語を区切るにはハイフン(-)を使うのがおすすめです。

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