WordPressテーマ変更方法を紹介します。WordPressではテーマを変えることによって、簡単に見た目のデザインを切り替えることができます。ただし、テーマを途中で変更する場合はいくつか注意すべき点があります。

テーマを変更する理由には、

  • いまのデザインが気に入らない
  • テーマ特有の機能を追加したい
  • SEOに強いテーマを使ってみたい
  • 表示スピードを速くしたい

など、様々な事情があると思います。

WordPressでテーマを変更する作業そのものは、とても簡単です。ただ、テーマの変更前に確認しておくべきことがあります。この確認をやっておかないと、テーマ変更後に修正や設定のやり直しなどで大変な時間と労力を費やすことになるかもしれません。

この記事では、WordPressテーマを変更する前に注意すべきこと、テーマをより安全に変更する方法について、詳しく説明します。ぜひ最後までお読みください。

WordPressテーマを変更する前に注意すべきこと

WordPressでは、テーマを変更することによって簡単に見た目のデザインを切り替えることができます。また、テーマによってはWordPress本体にない機能を追加することもできるので、とても便利です。

ただ、テーマを変更する前に注意しておきたいことがあります。特に、一定期間使っていたテーマを途中で変更する場合は、リスクがより大きくなります。なぜなら、テーマに関する設定やカスタマイズした内容が、無効になってしまうからです。

WordPressのインストール直後で、まだテーマの設定変更やカスタマイズ、記事の公開などをしていない場合は、以下の注意点は気にする必要はありません。次項の「テーマを変更する手順」に進んでください。
テーマ変更時の注意点
  1. アクセス解析ツールの再設置が必要になる場合がある
  2. CSSによるカスタマイズが無効になる
  3. ウィジェットでの設定内容が無効になる場合がある
  4. アイキャッチ画像のサイズ変更が必要になる場合がある
  5. プラグインによる不具合が生じる場合がある

それぞれの注意点の内容と対処方法について、簡単に説明します。

1.アクセス解析ツールの再設置が必要になる場合がある

「Google アナリティクス」などのアクセス解析ツールを使用している場合、データを計測するためのコード(トラッキングコード)をブログ内に設置しているはずです。

初心者向けのコード設置方法には、主に以下の3つがあります。このうち、2.や3.の方法でコードを設置した場合は、テーマ変更後にアクセス解析を再設置する必要があります。

  1. プラグインの設定画面でコード入力した
    →アクセス解析の再設置は不要
  2. テーマの設定画面でコード入力した
    →アクセス解析の再設置が必要
  3. テーマの編集画面(テーマエディター)でコード入力した
    →アクセス解析の再設置が必要
各方法の詳細は、WordPressでGoogle アナリティクスを使うための設定方法でご紹介しています。
2.CSSによるカスタマイズが無効になる

CSSによってデザインやレイアウトを変更している場合は、テーマを変更するとカスタマイズ内容が無効になってしまいます。これは、

  • テーマ内の「CSSファイル」に記述した内容
  • テーマカスタマイザーの「追加CSS」に記述した内容

の両方ともに言えることです。テーマ変更後に再び記述する必要があります。

3.ウィジェットでの設定内容が無効になる場合がある

テーマによっては、そのテーマ独自のウィジェット機能が使える場合があります。

例えば、当サイトで使用している「賢威」というテーマでは、「人気記事」や「画像つきの投稿一覧」などのオリジナルウィジェットが使えます。しかし、他のテーマに変更するとこれらのウィジェットは利用できなくなります。

「賢威」テーマのオリジナルウィジェット
4.アイキャッチ画像のサイズ変更が必要になる場合がある

下の図のように、テーマ変更することでアイキャッチとして登録した画像のサムネイル表示が崩れる場合があります。

テーマ変更によるアイキャッチ画像表示の不具合

原因は、アイキャッチとして登録した画像を自動的にリサイズ・トリミングするWordPressの仕様や、特定サイズのサムネイル画像を表示させるテーマの仕様が関係しています。

簡単でおすすめな解決策は、サムネイル画像のサイズ変更を一括で実行できる「Regenerate Thumbnails」プラグインを利用することです。

5.プラグインによる不具合が生じる場合がある

例えば、「All in One SEO Pack」や「Yoast SEO」などのSEO関連プラグインを利用していて、テーマを「賢威」に変更すると、SEOに関する機能が重複し、かえって逆効果になる場合があります。

賢威の公式サポートでは、こうしたSEO関連プラグインを原則として利用しないことを推奨しています。

いま利用中の「プラグイン」と新たに利用しようとしている「テーマ」において、機能が重複していないかどうかを確認する必要があります。

機能が重複する場合
  • プラグインを停止する
  • 新テーマへの変更を見送る
  • 可能であれば、プラグインorテーマの設定画面で重複機能を停止する

などの対策が必要です。


以上の注意点を踏まえて、次項の「テーマを変更する手順」に進んでください。

テーマを変更する手順

WordPressでテーマを変更する作業そのものは、とても簡単です。新しいテーマを

  1. インストールして、
  2. 有効化する。

たったこれだけ。2つとも、簡単なクリック操作だけで完了します。

しかし、テーマを変更することによって

  • エラーが発生する
  • イメージしていたデザインと違う

ということもあるかもしれません。

そこで、WordPressのテーマを安全に変更する手順をご紹介します。少しだけ面倒にはなりますが、ぜひ参考にしてください。

テーマを安全に変更する手順
  1. WordPressのバックアップを取る
  2. 新しいテーマをインストールする
  3. プレビューを確認する
  4. 新しいテーマを有効化する
WordPressをローカル環境(パソコン)にインストールして、事前に新しいテーマのテストをしてみるのもおすすめです。

WordPressのバックアップを取る

テーマを変更することによって、「エラーが表示された」「画面が真っ白になってしまった」「管理画面にログインできなくなった」などのトラブルが発生するかもしれません。

このような不具合に備えて、まずはバックアップを取っておきましょう。バックアップを取っておくと、万が一トラブルが発生してもすぐ元に戻す(復元する)ことができます。

UpdraftPlus」というプラグインを使うと、バックアップを簡単に取ることができます。

UpdraftPlusプラグインでバックアップ

詳しい使い方は、WordPressのバックアップをかんたん確実に取る方法【初心者向け】でご紹介しています。

新しいテーマをインストールする

テーマを変更するためには、新しいテーマをWordPressのシステムに追加(インストール)しなければなりません。

テーマをインストールするためには、まず以下の手順で[テーマを追加]画面を開きます。

[テーマを追加]画面の開き方
  1. 管理画面[外観]→[テーマ]をクリック
  2. [新規追加]ボタンをクリック
管理画面[外観]→[テーマ]をクリック
1.管理画面[外観]→[テーマ]をクリック
[新規追加]ボタンをクリック
2.[新規追加]ボタンをクリック

ここから先の手順は、「公式テーマ」「非公式テーマ」のどちらを選ぶかによって手順が異なります。

WordPressテーマの公式/非公式

「公式テーマ」とは、WordPress公式ページに登録されているテーマです。安全性に関するガイドラインをクリアしたテーマが登録されています。

公式テーマの他にも、個人や企業によって様々なテーマが開発されています。無料で配布されているテーマもあれば、より機能性やデザイン性の高い有料テーマも販売されています。

ただ、非公式テーマは安全性に関するガイドラインをクリアしていないため、信頼できる開発者から入手することが大切です。

公式テーマのインストール方法

公式テーマは、[テーマを追加]画面で簡単に探すことができます。

公式テーマのインストール手順
  1. 新しいテーマを探す
  2. [インストール]ボタンをクリック
WordPress [テーマを追加]画面 テーマを探す
[注目][人気][最新][お気に入り]のテーマから探せる
さらに細かい条件を指定したい場合は、特徴フィルター検索機能が便利
[お気に入り]は、WordPress公式サイト(WordPress.org)にユーザー登録している場合のみ利用できます。
WordPress [テーマを追加]画面 特徴フィルター
特徴フィルターで細かい条件を指定できる
テーマが見つかったら、[インストール]ボタンをクリック
テーマが見つかったら、[インストール]ボタンをクリック

非公式テーマのインストール方法

非公式テーマは、WordPress管理画面上では探すことができません。開発者のサイトなどで購入・ダウンロードする必要があります。ブログ初心者におすすめのWordPressテーマでご紹介しているテーマは、全て非公式のテーマです。

一般的に、販売・配布されているテーマは「ZIP」という圧縮形式のファイルでダウンロードします。
非公式テーマのインストール手順
  1. [アップロード]ボタンをクリック
  2. [ファイルを選択]ボタンをクリックし、ZIPファイルを選択
  3. [今すぐインストール]ボタンをクリック
[テーマのアップロード]ボタンをクリック
[テーマのアップロード]ボタンをクリック
[ファイルを選択]ボタンをクリックし、ZIPファイルを選択
[ファイルを選択]ボタンをクリックし、ZIPファイルを選択
[今すぐインストール]ボタンをクリック
[今すぐインストール]ボタンをクリック
「子テーマ」をインストールするには?
テーマによっては、「子テーマ」をダウンロードすることができます。子テーマは、先ほどご紹介した「非公式テーマのインストール手順」と同様の手順でインストールできます。

ここまでの操作で、新しいテーマを追加することができました。しかしこの段階では、まだブログには新しいテーマが適用されておらず、ウェブ上には公開されていない状態です。

適用・公開するには「有効化」という操作が必要ですが、その前に、新しいテーマがどのようにブログに反映されるのか「プレビュー」画面で確認しておきましょう。

プレビューを確認する

公式テーマのプレビュー確認方法

テーマをインストールした直後の画面で、ライブプレビューをクリックします。

[ライブプレビュー]ボタンをクリック
[ライブプレビュー]ボタンをクリック
非公式テーマのプレビュー確認方法

テーマのZIPファイルをアップロードした直後の画面で、[ライブプレビュー]をクリックします。

[ライブプレビュー]をクリック
[ライブプレビュー]をクリック

ライブプレビュー画面では、テーマのカスタマイズをすることもできます。

おすすめテーマ「賢威」のライブプレビュー画面
おすすめテーマ「賢威」のライブプレビュー画面
ライブプレビュー機能ではなく、プラグインによってテーマをテストすることもできます。「Theme Switcha」プラグインを使うと、WordPress管理画面にログインしているユーザーだけが、新しいテーマを適用した状態をチェックすることができます。

新しいテーマを有効化する

新しいテーマへの変更を適用・公開するには、有効化して公開をクリックします。

ライブプレビュー画面で[有効化して公開]をクリック
「子テーマ」をインストールした場合に有効化するのは?
子テーマをインストールした場合は、子テーマのほうを有効化します。親テーマは、インストールするだけでOKです。

不要なテーマを削除する

新しいテーマに変更したことによって不要になったテーマは、WordPressのシステム内から削除しておきましょう。

不要なテーマを削除する目的は、以下の3つです。

  • セキュリティの向上
  • メンテナンス作業の軽減
  • WordPressシステムへの負荷の軽減
不要なテーマを削除する手順
  1. 管理画面[外観]→[テーマ]をクリック
  2. [テーマの詳細]をクリック
  3. [削除]をクリック
管理画面[外観]→[テーマ]をクリック
管理画面[外観]→[テーマ]をクリック
テーマ画像にマウスを合わせ、[テーマの詳細]をクリック
テーマ画像にマウスを合わせ、[テーマの詳細]をクリック
画面右下の[削除]をクリック
画面右下の[削除]をクリック

不要なプラグインを削除する

新しいテーマの機能と、使用中のプラグインの機能とが重複して、プラグインが不要だと判断できる場合は、プラグインを削除しておきましょう。

不要なプラグインの「削除」をクリック

不要なプラグインを使用している(有効化している)場合は、いったん無効化してから削除します。プラグインの削除方法について詳しくは、プラグインの使い方をお読みください。

まとめ

WordPressでは、テーマを変更することによって、簡単に見た目のデザインを切り替えることができます。しかし、テーマを途中で変更する場合は、テーマに関する設定やカスタマイズした内容が無効になってしまうので注意が必要です。

テーマ変更時の注意点
  • アクセス解析ツールの再設置が必要になる場合がある
  • CSSによるカスタマイズが無効になる
  • ウィジェットでの設定内容が無効になる場合がある
  • アイキャッチ画像のサイズ変更が必要になる場合がある
  • プラグインによる不具合が生じる場合がある

WordPressのテーマは、次の手順で変更できます。

テーマを変更する手順
  1. WordPressのバックアップをとる
  2. 新しいテーマをインストールする
  3. プレビューを確認する
  4. 新しいテーマを有効化する

不要になったテーマやプラグインがある場合は、削除しておきましょう。