WordPressの魅力の1つが、プラグインを利用できることです。この記事を読めば、プラグインとは何なのか、プラグインの基本的な使い方、利用する際に注意すべきポイントなどがわかります。

WordPressのプラグインとは?

WordPressの人気が高い理由の1つに、プラグインを利用できることがあります。プラグインを使うと、WordPress本体やテーマには備わっていない機能を簡単に追加することができます

WordPressの公式サイト「プラグインディレクトリ」には、安全性に関するガイドラインをクリアしたプラグインがたくさん登録(2020年8月時点で約57,000個)されています。これらは一般的に「公式プラグイン」と呼ばれ、管理画面から簡単に追加することができます。

WordPress初心者4

プラグインを利用するのに、料金はかかるのですか?

WordPress講師

公式プラグインは、基本的に無料で追加することができます。プラグインによっては、上位プランを利用する場合に有料となるものもあります。

プラグインでできること
たとえば、メールフォームを設置したりサイトマップを自動生成させるなどのブログ・サイトに新たな機能を追加するプラグインや、WordPressに関わるデータのバックアップ・復元を簡単に実行できるなどのブログ・サイトの管理に便利なプラグインなど、多岐にわたります。
プラグインの構成
プラグインは複数のファイルによって構成されており、機能を追加するためのプログラムなどが含まれています。
プラグインのファイル構成
メールフォーム作成プラグイン「Contact Form 7」のファイル構成
WordPress講師

プラグインを使う上で、これらのファイルを編集するなどの難しい作業は必要はありません。プラグインは、WordPressの管理画面で簡単に追加/削除などをすることができますので、安心してください。ここからは、プラグインの使い方を詳しく説明しますね。

プラグインの使い方

プラグインを使うためにまずやることは、WordPressにプラグインを追加することです。

プラグインを追加する(インストールと有効化)

プラグインを利用するためには

  • インストール
  • 有効化

という2つの手順によって、プラグインを追加することが必要です。

WordPress講師

インストール」は、WordPressのシステム上にプラグインを入れただけの状態です。プラグインを動作させるためには「有効化」しなければなりません。

インストール

プラグインをインストールする主な方法は、以下の2つです。

  • 管理画面で追加したいプラグインを探す
  • プラグインファイルを入手して、アップロードする
有効化
プラグインを有効化するには、インストールした後に表示される有効化をクリックするだけです。

プラグインのインストールと有効化の手順について、詳しく見ていきましょう。

管理画面で追加したいプラグインを探す

管理画面で追加したいプラグインを探す方法は、最も基本的なプラグイン追加方法です。まず、管理画面[プラグイン]>[新規追加]をクリックします。

WordPress管理画面[プラグイン]>[新規追加]をクリック

プラグインを追加画面が表示されました。画面左上の[注目・人気などのリンク]をクリックしたり、右上の[検索フォーム]にキーワードを入力したりすることで、追加したいプラグインを探すことができます。

プラグイン追加画面。リンクや検索フォームでプラグインを探す
プラグイン追加画面。リンクや検索フォームでプラグインを探す
WordPress講師

例として、検索フォームを使って「WP Multibyte Patch」というプラグインを探してみましょう。

WP Multibyte Patch プラグイン
日本語環境で起こりうるWordPressの不具合を回避するためのプラグインです。くわしくは、WordPressを日本語環境で正しく動作させるためのプラグインをお読みください。

追加したいプラグインが表示されたら、今すぐインストールをクリックします。

追加したいプラグインが表示されたら「今すぐインストール」をクリック

インストールが完了するまで、しばらく待ちます。

プラグインをインストール中

インストールが完了したら、有効化をクリックします。以上で、プラグインの追加ができました。

プラグインを有効化

WordPressの公式サイト(プラグインディレクトリ)に登録されていないプラグインは、上記の手順では追加することができません。次の「プラグインファイルを入手して、アップロードする」の手順でプラグインを追加してください。

「プラグインディレクトリ」に登録されていないプラグイン
Web上には、公式ではないプラグインも販売・配布されています。ウイルスなどが含まれている可能性もあるので、利用する場合は信頼できる配布元から手に入れるようにしてください。

たとえば、当サイトでも使っている「賢威」テーマ*の公式サイトでは、賢威テーマ利用者だけが使える「ランディングページ作成用プラグイン」や「キャラ設定用プラグイン」など、独自のプラグインが配布されています。

これらをWordPressに追加する場合は管理画面から探すことができないため、公式サイトからファイルをダウンロードし、管理画面のアップロード機能を使ってプラグインを追加します。

「賢威」テーマについて詳しくは、下記の記事をお読みください。

WordPress講師

次の「プラグインファイルを入手して、アップロードする」は、非公式のプラグインを使う人向けの説明です。使う予定がない場合は、次のプラグインをアップデート(更新)するに進んでください。

プラグインファイルを入手して、アップロードする

公式ではないプラグインを手に入れる場合、一般的にZIPという形式の圧縮ファイルをダウンロードします。ZIPファイルは、以下の手順でWordPressに追加することができます。

プラグインを追加画面で、プラグインのアップロードをクリックします。

プラグインを追加画面で「プラグインのアップロード」をクリック

ファイルを選択をクリックして、アップロードするZIPファイルを選択します。

アップロードするプラグインのZIPファイルを選択

ファイル名が表示されたら、今すぐインストールをクリックします。

ファイル名が表示されたら「今すぐインストール」をクリック

インストールが完了したら、プラグインを有効化をクリックします。以上で、プラグインの追加ができました。

インストールが完了したら「プラグインを有効化」をクリック

プラグインをアップデート(更新)する

WordPressのプラグインは、主に以下の理由によってバージョンアップが実施されることがあります。

プラグインがバージョンアップされる理由
  • セキュリティーの強化
  • バグ(エラーなど)の修正
  • 機能の充実化
  • WordPress本体の更新への対応

インストール済みの公式プラグインがバージョンアップされると、管理画面上に通知が届きます。

WordPressプラグインの更新通知

WordPressを安全・便利に運営するために、プラグインは早めに安全な方法で更新しましょう。詳しい手順は、下記の記事を参考にしてください。

プラグインを無効化(停止)する

インストール・有効化したプラグインを停止させたい場合は、無効化します。

WordPress初心者4

プラグインは、どんなときに無効化するのですか?

WordPress講師

たとえば、WordPress本体やプラグインをアップデート(更新)する前にプラグインを無効化しておくことで、更新後の不具合発生のリスクを軽減させることができます。詳しくは、下記の記事をお読みください。

では、無効化するための手順を見ていきましょう。管理画面[プラグイン]をクリックすると、インストール済みのプラグインが一覧表示されます。停止したいプラグイン名の下にある[無効化]をクリックすると、プラグインを一時的に停止させることができます。

停止させたいプラグインの「無効化」をクリック
長期的に利用しないプラグインは削除しよう
使わないプラグインを無効化したまま放置することは、WordPressの処理速度やセキュリティーに悪影響を及ぼすことがあります。長期的に利用しないプラグインは、次の「プラグインを削除する」で説明する手順で削除しましょう。

複数のプラグインを一度に無効化する
無効化したいプラグインにチェックを入れ、一括操作のプルダウンから[無効化]を選択し、適用をクリックします。

削除したいプラグインにチェックを入れ、「無効化」を選択し、「適用」をクリック

プラグインを削除する

プラグイン一覧で、プラグイン名の下にある[削除]をクリックすると、プラグインを削除することができます。

プラグインの「削除」をクリック
使用中のプラグインを削除する方法
使用中の(=有効化している)プラグインを削除する場合は、いったん無効化をしてから上記操作をおこなってください。

複数のプラグインを一括削除する方法
削除したいプラグインにチェックを入れ、一括操作のプルダウンから[削除]を選択し、適用をクリックします。

削除したいプラグインにチェックを入れ、「削除」を選択し、「適用」をクリック

プラグインの設定

プラグインの種類によっては、管理画面に独自のメニューが追加されることがあります。メニューをクリックすると、プラグインに関する設定をすることができます。

下の画像は、WordPressのバックアップや復元が簡単にできる「UpdraftPlus」プラグインを追加したときの表示例です。

バックアッププラグイン「UpdraftPlus」の設定メニュー

最初からインストールされているプラグイン

利用環境によっては、サーバーにWordPressをインストールした段階で、最初からインストールされているプラグインがいくつかあります。

Akismet
コメントスパムを防ぐプラグインです。ブログでコメントを受け付けない場合は、無効化・削除しておきましょう。
Hello Dolly
WordPress管理画面に「Hello, Dolly」という曲の歌詞をランダム表示するプラグインです。サイト運営に必要ないので、無効化・削除してOKです。

レンタルサーバー業者によっては、他のプラグインもインストールされる
サーバー業者によっては、WordPressの簡単インストール機能などを利用すると、さらに他のプラグインがインストールされる場合があります。

たとえばエックスサーバーの場合、「TypeSquare Webfonts for エックスサーバー」というWebフォントに関するプラグインが自動的にインストールされます。ConoHa WINGの場合は、「ConoHa WING コントロールパネルプラグイン」「ConoHa WING 自動キャッシュクリア」など複数のプラグインが自動追加されます。プラグインの詳細については各公式サイトなどで確認し、不要な場合は無効化・削除しておきましょう。

「エックスサーバー」「ConoHa WING」について詳しくは、下記の記事をお読みください。

プラグイン利用時の注意点

プラグインを利用する場合、以下の点に注意が必要です。

  • 安全性を十分に確認する
  • アップデート(更新)する
  • プラグインは入れ過ぎない

安全性を十分に確認する

長期間バージョンアップされていないプラグインでは、プログラムに脆弱性(セキュリティー上の欠陥)が生じて不正攻撃の対象となることがあります。反対に、プラグインの中には、悪意のあるウイルスなどが含まれている場合もあります。

安全性を確認する簡単な方法として、

  1. WordPress最新バージョンに対応しているか
  2. 最終更新から何年も経過していないか
  3. さまざまなブログ・サイトで紹介されているか

などがあります。

《1.WordPress最新バージョンに対応しているか》《2.最終更新から何年も経過していないか》については、プラグインの一覧で[詳細を表示]をクリックすると確認することができます(公式プラグインのみ)。
《3.さまざまなブログ・サイトで紹介されているか》については、特に信頼できる人が書いた記事で紹介されているプラグインを選ぶのを目安にしてもいいですね。

早めに安全な方法でアップデート(更新)する

この記事のプラグインをアップデート(更新)するでも書いたように、WordPressを安全・便利に運営するためには、プラグインの更新通知が届いたら早めに安全な方法で更新しましょう。詳しい手順は、下記の記事を参考にしてください。

プラグインは入れ過ぎない

これから追加しようとしているプラグインや、すでに利用しているプラグインが、本当に必要なものなのか確認してみましょう。

プラグインの入れ過ぎには、

  • 更新作業などのメンテナンスに手間がかかる
  • ブログの表示速度に悪影響を及ぼすかもしれない
  • プラグインどうしの相性が合わなければ不具合を発生するかもしれない

などのデメリットがあるからです。

まとめ

プラグインとは
WordPress本体やテーマには備わっていない機能を簡単に追加することができるプログラム。
公式プラグインとは
WordPressの公式サイト「プラグインディレクトリ」に登録されたプラグイン。安全性に関するガイドラインをクリアしたプラグインが、数万個も登録されている。基本的に無料で追加できるが、上位プランを利用する場合に有償となるものもある。
プラグインの追加方法
インストールと有効化が必要。公式プラグインは管理画面で簡単にインストールできるが、それ以外はZIPファイルをアップロードしなければならない。
プラグインの停止と削除
プラグインを一時的に停止する場合は、無効化する。利用しなくなったプラグインは、削除する。
プラグイン利用時の注意点
安全性を確認した上で追加する。アップロード(更新)は早めにかつ安全な方法で行う。プラグインは必要最小限に。