WordPress(ワードプレス)のブロックエディタでよく使うブロックの1つ、「リスト」ブロックの使い方を紹介します。リストブロックでは、リストの種類を選択したり、リストを階層化したりすることができます。
リストブロックの使い方
リストとは、ある項目について箇条書きに並べたものをいいます。記事内にリストを挿入することによって、情報を見やすくすることができます。

通常、ウェブページ内にリストを挿入するには、リストの項目1つひとつをHTML(ウェブページを作成するための言語)のタグで囲むなどの面倒な作業が必要です。しかしWordPressのブロックエディタでは、「リスト」ブロックを利用して簡単にリストを挿入することができます。
以下の解説は、つぎの条件下で作成しています。ご利用環境によって、本文の内容と実際の画面が異なる場合があります。
- WordPress バージョン:5.2.2
- テーマ:Twenty Nineteen
リストの種類
リストブロックを利用して挿入できるリストには、次の2種類があります。
- 箇条書きリスト
- 順序付きリスト


リストの階層化
リストには、階層構造を持たせることができます。各項目どうしの関係性を視覚化するため、一般的に階層が深くなるほどリスト左側の余白が大きくなります。

リストのデザイン
通常、箇条書きリストの各項目には[黒丸][白丸]などのマークが、順序付きリストの各項目には数字が自動的に付けられます。マークの種類や数字の書体などは、使用しているテーマによって異なります。
下の画像は、WordPressの標準テーマ「Twenty Nineteen」「Twenty Seventeen」「Twenty Sixteen」を使用したときの、リストの表示を比較したものです。


リストについての基本がわかったところで、実際にリストブロックを使ってみましょう。
リストブロックを追加する

リストブロックを新しく追加する方法については、下記ページを参考にしてください。
リストを作成する
新規追加したリストブロックの中に、リストの項目を1つ入力するたびに[Enter]キーを押すことで、次のリスト項目を入力できるようになります。この操作を、必要な回数だけ繰り返します。

この時点では、階層構造を持たない箇条書きリストが作成されています。次に、リストの種類を変更したり、階層化したりする方法を見ていきましょう。
リストを編集する
リストを編集するには、リストブロック上部のツールバーを使います。

リストの種類を変更する
リストの種類を変更するには、[順序付きリストに変換]ボタンや[箇条書きリストに変換]ボタンをクリックします。

リストを階層化する
リストに階層構造を持たせるには、対象のリスト項目を選択して[リスト項目をインデント]ボタンをクリックします。[リスト項目のインデントを戻す]ボタンをクリックして、元の階層に戻すこともできます。

ブロックの種類を変更する
リストブロックは、次のブロックに変換することができます。
- 段落
- 引用
リストブロックを他のブロックに変更したい場合は、[ブロックタイプまたはスタイルを変更]ボタンをクリックします。

- 「段落」ブロックを「リスト」ブロックに変換して、リストを作成することもできる
-
この記事内「リストを作成する」において、リストブロックを新しく追加してからリストを作成する方法を紹介しました。
その他にも、リストとして表示したい項目を段落ブロック内に入力しておき、あとからリストブロックに変換することでリストを作成する方法もあります。
この記事のまとめ
リストは、ある項目について箇条書きに並べたものです。記事内にリストを挿入することによって、情報が見やすく整理されます。WordPressのブロックエディタでは、「リスト」ブロックを利用して簡単にリストを挿入することができます。
リストブロックを利用して挿入できるリストには、「箇条書きリスト」「順序付きリスト」があります。箇条書きリストのマークや順序付きリストの数字などのデザインは、使用しているテーマによって異なります。いずれのリストも、階層化することによって項目どうしの関係性を明確にすることができます。
リストブロックを新規追加しなくても、「段落」ブロックを「リスト」ブロックに変換してリストを作成する方法もあります。