- そもそも、サイト設計って何?
- ブログを始めるのに、サイト設計って必要?
- 初めてブログ作るんだけど、サイト設計のやり方を教えて
こんな疑問やお悩みにお答えします!
はじめまして。かずよしといいます。
WordPressを使ったブログで生計を立てています。
この記事を書いた、かずよしです
ユーザー数のべ800万人超えの情報サイト「WordPress超初心者講座」を管理・運営する人。ワードプレスの始め方や使い方を、初心者向けにやさしく解説します。
日記や趣味について書くブログなら、サイト設計は必要ありません。
思いつくままに、どんどん書いてください。
しかし、収益化を狙った特化ブログを作るなら、サイト設計をやってから記事を書くべきです。
※特化ブログ:特定のジャンルに絞って記事を書いていくブログのこと
本記事では、特化ブログにサイト設計が必要な理由や、ブログ初心者でも簡単にできるサイト設計の手順について書いてます。
ぜひ参考にしてください。
なぜブログにサイト設計が必要なの?
特化ブログの収益化をめざすなら、なるべく早めに「サイト設計」をしておくことをオススメします。
なぜなら、ブログの作業が効率的になり、成果を出しやすくなるからです。
サイト設計をすることには、以下のメリットがあります。
- ブログの発信軸がブレるのを防ぐ
- 読者の幅広いニーズに応えられる
- 商品やサービスの購入率が高まる
ブログの発信軸がブレるのを防ぐ
そもそもサイト設計とは、ブログに必要な記事を分類・整理しておくことです。
特定のテーマについて書く「特化ブログ」の場合、以下の要素によってブログに必要な記事が決まります。
- どんなジャンルで
- 誰に対して
- 何を伝えるか
上記のようなブログのコンセプトを明確にし、書くべき記事をリストアップしておくことで、発信軸がブレにくくなります。
言い換えれば、サイト設計をしておくことで「ブログに必要ない記事を書いちゃう」という失敗を防ぐことができます。
サイト設計をしないままブログを始めると、ついつい思い付きで記事を書いてしまうんですよね……
読者の幅広いニーズに応えられる
ブログで収益を上げるためには、読者のニーズに応えるコンテンツが不可欠です。
ブログで商品を購入してもらうには、読者からの信頼が必要だからです。
信頼を得るには、読者に「有益だ!」「役に立った!」と感じてもらえる記事を書かなかればなりません。
読者は、それぞれ様々な悩みや疑問を抱えています。
読者たちの心の声を想定してサイト設計をすることで、網羅性が高く、幅広いニーズに応えられるブログを作れます。
「自分が書きたいことを書く」という意識だと読者のニーズに応えられないし、読者からの信頼は得られません
商品やサービスの購入率が高まる
サイト設計ができていれば、オススメする商品の購入率を高めやすくなります。
なぜなら、読者の「導線」を意識したブログ作りがしやすいからです。
導線とは、ブログに訪れた読者を最終的なゴールまで導くためのルートのことです
例)筋トレのブログで「サプリメント」を売りたい場合
このブログのゴール地点は、読者にサプリを買ってもらうことです。
でも、「サプリのランキング記事」や「サプリの比較記事」ばかり書いても収益を上げるのは難しいです。
なぜなら、上記のような収益を狙った記事は競合サイトが強いことが多く、検索からの集客がしにくいから。
そこで、検索上位表示の難易度が比較的低い「体験談」や「最新情報」などの記事を書き、検索からの集客をめざします。
集客記事に訪れた読者をスムーズに収益記事へ誘導できれば、購入率は高まりますよね。
ブログ内で収益記事や関連記事に誘導するには、内部リンクを使います。
内部リンクを適切に使うと、以下のメリットがあります。
- 読者が必要な記事にたどり着きやすくなる
- 検索エンジンからの評価が上がりやすくなる
つまり、内部リンクを上手に活用するとブログのアクセスアップに繋がります。内部リンクの貼り方については、下記で詳しく解説しています。
サイト設計の具体的なやり方4ステップ
「設計」という言葉を見ると難しそうなイメージがありますが、心配いりません!
初心者にも簡単にできるサイト設計の手順を紹介します。
- ブログのコンセプトを決める
- 売る商品・サービスを選定する
- ブログに書くべき記事を洗い出す
- 記事を分類・整理する
各ステップについて詳しく見ていきましょう。
STEP1. ブログのコンセプトを決める
サイト設計の最初のステップは、ブログのコンセプトを決めることです。
誰に何を伝えて、その後どうなってもらうためのブログなのかが明確にならなければ、読者のニーズに応えようがないからです。
例えば、ダイエットのブログなら
産後太りに悩む30代主婦のお腹痩せについて発信し、出産前の体型を取り戻してもらうためのブログ
といった具合に、できるだけコンセプトを絞ったほうがサイト設計しやすいです。
なぜなら、ジャンルやターゲットを絞り込んだほうが、ブログに必要な記事数が限定されるからです。
上記例のコンセプトなら、数十記事あれば完結しそうですよね。
「ダイエットについて」という漠然としたコンセプトだと、書くべき記事に終わりが見えません……
ジャンル選びが重要!!
ブログのコンセプトを決める上で重要なのが、ジャンル選び。
どんなジャンルに参入するかによって、ブログの成果は大きく変わります。
読者のニーズにしっかりと応えるためには、以下のジャンルから選ぶべきです。
- 専門的な知識や経験があるジャンル
- 今はまだ詳しくないけど興味関心があるジャンル
加えて、ブログで高収入を得るためには、以下を満たす必要もあります。
- 市場の成長が見込めるジャンル
- 広告主が多いジャンル
詳しくは、ブログジャンルの選び方をお読みください。
STEP2. 売る商品・サービスを選定する
誰に何を伝えるかが決まったら、商品やサービスを選定します。
大切なのは、ブログのコンセプトにふさわしい広告を掲載することです。
読者のニーズにぴったりな商品を紹介できれば興味を惹きやすくなるので、成約率アップに繋がります。
成約率とは、広告から商品購入や申し込みなどの成果に結びついた割合のことです。
例えば、100人の読者が広告をクリックし、そのうち10人が購入した場合の成約率は10%です。
広告選びのポイントは、できるだけ多くの商品をピックアップすること。
そもそも「最適な商品」というのは人それぞれ。例えば、
- 筋トレで痩せたい人には「A」がオススメ!
- 食事法で痩せたい人には「B」がオススメ!
など、読者それぞれのニーズに合った商品を紹介しやすくなります。
オススメの商品を紹介して収益を上げるには、アフィリエイト広告を利用します。
WordPressを使ったアフィリエイトの始め方を知りたい方は、下記を参考にしてください。
アフィリエイト広告を掲載するには「ASP」と呼ばれるサービスへの登録が必須です。初心者向けのおすすめアフィリエイトASPは、下記で詳しく紹介しています。
ASPで広告を選ぶときのポイントは、以下の3つです。
- できるだけ報酬単価の高い広告を選ぶ
- 成果の承認条件が厳しくない広告を選ぶ
- 購入・申込しやすい広告を選ぶ
各ポイントについて、簡単に説明します。
できるだけ報酬単価の高い広告を選ぶ
1件あたりの報酬があまりにも低いと、大きな収益を上げることはできません。
アフィリエイトの報酬額は、以下の掛け算で決まるからです。
アフィリエイト報酬 = 広告のクリック数 ✕ 成約率 ✕ 報酬単価
最低でも報酬単価500円以上の商品広告を選ぶのがオススメです
成果の承認条件が厳しくない広告を選ぶ
成果の承認条件は、広告ごとに異なります。
同じジャンルの広告でも、報酬獲得の難易度が違う場合があるんです。
- A社:「お試し商品購入」だけで成果承認
- B社:「本商品購入」や「定期コース申込」で成果承認
上記例のA社のように、できるだけ承認のハードルが低い広告を選びましょう。
購入・申込しやすい広告を選ぶ
商品の販売ページを実際に訪れて、
- ボタン(カートに入れる など)が目立っているか
- 購入画面や会員登録画面の入力項目が煩雑でないか
- 支払い方法が限定的でないか
などをチェックし、購入・申込がしにくい広告は避けましょう。
「わかりにくい」「面倒くさい」ページだと、購入意欲が下がっちゃいますよね
STEP3. ブログに書くべき記事を洗い出す
ブログに必要な記事を徹底的に洗い出すステップです。
ここまでのSTEP1と2で、
- どんなジャンルで
- 誰に対して
- 何を伝えて
- どんな商品を紹介するのか
が決まっていますね。
上記を満たすには、どんな記事が必要でしょうか。
- 商品を比較する記事
- 商品をランキングで紹介する記事
- 商品のレビュー、口コミをまとめた記事 など
- 自分の経験談をまとめた記事
- 自分の知識をわかりやすく教える記事
- やり方、手順をまとめたハウツー記事 など
自分の頭から、記事の候補を絞り出してみましょう。
少なくとも20記事以上は書き出してみてください。
「興味はあるけど知識はあまりないジャンル」でブログを書くなら、広告主の販売ページをじっくり読んでみましょう。
- どんなターゲットに向けた商品か
- 何を解決してくれる商品か
という視点で読めば、ブログに書くべき記事が見えてくるはずです。
次に、ターゲット読者がどんなキーワードで検索しているのかをリサーチします。
リサーチには「ラッコキーワード」という無料ツールが便利です。
キーワードを入力して検索ボタンをクリックすると……
以下のようにサジェストワードの一覧が表示されます。
サジェストワードとは、検索エンジンでキーワード入力したときに表示される「検索候補」のことです。サジェストワードを調べることで、検索ユーザーがどんな記事を探しているのかが予想しやすくなります。
Q&Aサイトの質問項目を一括取得することもできます。
「サジェストワード」や「Q&Aサイト」の情報から、ブログに書くべき項目を拾っていきましょう!
ラッコキーワードを利用するなら、会員登録(無料)がオススメです。
1日あたりの利用回数制限が緩和されます。
\ メールアドレスのみで登録できます /
STEP4. 記事を分類・整理する
STEP3で洗い出した記事を「グループ」ごとに分けてみましょう。
グループ分けのポイントは、以下の3つです。
- グループ数は5~10個程度にする
- 洗い出した記事は必ずどこかのグループに含める
- 各グループに最低でも3記事以上を含める
上記ポイントの理由は、ここで決めた各グループをブログの「カテゴリー」に設定するためです。
カテゴリーは、ブログ読者の利便性を高めるための機能です。
「カテゴリーページ」を作成することで、ブログ読者が目的の記事を見つけやすくなります。
カテゴリーページとは、同じカテゴリーに属する記事の一覧ページのことです。
WordPressには、カテゴリーページを自動生成する機能があります。
洗い出した記事の分類には、マインドマップやスプレッドシートなどを使うといいですよ
サイト設計ができないときの解決法
サイト設計が上手くいかないときは、次の3つを参考にしてみてください。
- 完璧を求めない
- コンセプトをもっと絞り込む
- 知識や情報をさらにインプットする
完璧を求めない
サイト設計に、完璧を求める必要はありません。
なぜなら、ブログは(初めての場合はとくに)設計どおりに進まなくて当然だからです。
- この記事はあまりにも長くなりすぎるから、2記事に分けたほうがいいな
- この記事は、ターゲット読者には必要なかったな
- そもそもブログのコンセプトが間違っていたかも
ブログを続けていると、上記のような場面に何度も遭遇します。
書くべき記事が増減するのも、途中でコンセプトの見直しをするのも、問題ありません。
サイト設計では、発信に一貫性を持たせるためにブログの骨格を決めておくことが大切です。
ブログは、読者に役立つよう試行錯誤しながら育てていくもの
だから、サイト設計の段階から100点を目指す必要はないんですよ
コンセプトをもっと絞り込む
書くべき記事の洗い出しに終わりが見えないなら、ブログのコンセプトがあまりにも漠然としすぎているのかもしれません。
- 誰に伝えるのか
- 何を伝えるのか
- 伝えた後どうなって欲しいのか
上記3つを、さらに絞り込めないか考えてみてください。
ダイエットのブログ
産後太りに悩む30代主婦のお腹痩せについて発信し、出産前の体型を取り戻してもらうためのブログ
筋トレのブログ
ガリガリ体型に悩む20代男性が細マッチョになるための筋トレについて発信し、モテ男になってもらうためのブログ
知識や情報をさらにインプットする
逆に、書くべき記事が全く洗い出せないなら、そのジャンルに関する知識が乏しいといえます。
- 関連する本を3冊以上は読む
- 本を読んでもわからない点はググる
- 広告主の販売ページを熟読し、誰のどんな悩みを解決できる商品なのかを知る
最低でもこれくらいのインプットを実践してから、サイト設計に挑戦してみましょう!
読者に役立つ情報を提供するには、まず自分が詳しくならないといけませんよね
まとめ
特化ブログの「サイト設計」には、次のメリットがあります。
- ブログの発信軸がブレるのを防ぐ
- 読者の幅広いニーズに応えられる
- 商品やサービスの購入率が高まる
初心者向けのサイト設計の手順を、以下の4ステップで紹介しました。
- ブログのコンセプトを決める
- 売る商品・サービスを選定する
- ブログに書くべき記事を洗い出す
- 記事を分類・整理する
初めてのサイト設計は上手くいかなくて当たり前。
完璧を目指す必要はありません。
発信に一貫性を持たせるために、ブログの骨格を決めておくことが大切です。
これからブログを開設する方は、ブログの始め方を参考にしてください。
すでにブログを開設した方は、WordPressの初期設定に進みましょう!
記事を書き始める前に、高品質なテーマの導入がオススメです。
全ての準備が整ったら、ブログ記事の書き方を参考にして記事を投稿しましょう!