WordPressでブログを運営するためにかかる料金について、初心者向けに分かりやすく解説します。
- WordPressにかかる料金の相場を知りたい
- WordPressって無料で使えるんじゃないの?
- WordPressの料金を少しでも安くしたいな…
上記のお悩みをスッキリ解決できる記事を書きました。
WordPressにかかる料金は、どんなブログやホームページを運営したいのかによって大きく変わります。本記事では、以下に当てはまる人を対象に解説しています。
こんな人におすすめの記事です
- ブログで副業に挑戦したい人
- WordPressをお得な料金で始めたい人
- ブログ初心者向けのWordPressの始め方を知りたい人
こんにちは。かずよしといいます。2010年からWordPress(ワードプレス)を使っています。
この記事を書いた、かずよしです
ユーザー数のべ800万人超えの情報サイト「WordPress超初心者講座」を管理・運営する人。ワードプレスの始め方や使い方を、初心者向けにやさしく解説します。
結論:WordPressの料金は月に1,000円くらいかかる
結論を先に書きます。
ブログ初心者におすすめの方法でワードプレスを始める場合、1ヶ月あたり1,000円くらいかかります。
さらに、デザイン性や機能性の高いブログを作るには、1万円~2万円ほどの費用が別途必要です。
つまり、
- 1年目は12,000円~32,000円くらい
- 2年目以降は年間12,000円くらい
の料金がかかります。
上の金額を見て「高いなあ…」と思ったかもしれません。しかし、もしあなたがWordPressブログを収益化したいと思っているなら、考えてみてほしいんです。
こんなに低コストで、会社員の給料を超える収入を目指せる個人事業って、他にあるでしょうか。
ブログを収益化する方法として定番なのが、アフィリエイトです。アフィリエイトに取り組む人のうち、月収50万円を超える人が約15%もいる、という統計結果があります。
あなたが本気でブログに取り組むなら、月に1,000円ほどの出費はぜひ「必要経費」と割り切ってください。何十倍、何百倍というリターンが期待できるんですから。
ちなみに、先ほど話した「ブログ初心者におすすめのWordPressの始め方」は、下記ページで詳しく紹介しています。
WordPressの料金を正しく理解するために
WordPressの料金についての解説を読む前に、次の2つについてご確認をお願いします。
すでに上記について理解している人や、ワードプレスにかかる料金の詳細を早く知りたい人は、下のボタンをクリックしてください。
WordPress.comとWordPress.orgの違い
まず注意してほしいのが、WordPressには2種類の利用形態があるということです。
- WordPress.com
- WordPress.org ←こちらを使います
WordPress.com(ブログサービス型)
WordPress.com とは、レンタルブログサービスのことです。Automattic(オートマティック)というアメリカのウェブ開発会社が運営しています。
「Ameba Blog(アメブロ)」や「はてなブログ」などと同じように、無料会員に登録するとすぐにブログを始めることができます。
ただし、無料で利用する場合には多くの制限がかけられます。
- 選べるデザインが少ない
- カスタマイズの自由度が低い
- 独自ドメインを利用できない
- データの保存容量が少ない など
制限を解除するためには、有料プランへの加入が必要です。次に紹介するWordPress.org に比べてコスパが悪いのでおすすめはできません。
WordPress.org(インストール型)
WordPress.org とは、ブログやホームページを作成できるソフトウェアの名前です。
公式サイト(https://ja.wordpress.org/)で無料配布されています。
様々なメディアや書籍で「WordPress(ワードプレス)」と呼ばれているのは、WordPress.org(インストール型)のほうです。
収益化をめざすブログには、WordPress.orgを使いましょう
なぜ、WordPress.com ではなくWordPress.org がおすすめなのか。理由はいくつかありますが、両者を比較する上で重要なのがテーマやプラグインを自由に使えるかどうかです。
「テーマ」とは、WordPressブログのデザインやレイアウトを決めるテンプレートのことです。「プラグイン」とは、必要に応じてWordPressの機能を拡張できるオプションのようなものです。
詳しくは、後ほど「ワードプレスを使うために用意すべきもの」で説明します。
WordPress.comでテーマやプラグインを使えるようにするには、有料の「Creator」プランに加入しなければなりません。料金は、1ヶ月あたり3,524円(年間42,288円)とかなり高額です。
一方、WordPress.orgなら月額1,000円ほどで、自由度や安定性の高いブログ運営をすることができます。
WordPress.com とWordPress.org の違いについては、下記ページでも解説しています。
ここから先は、WordPress.org(インストール型)のことを「ワードプレス」または「WordPress」と表記します。
WordPressを使うために用意すべきもの
収益化を目的としたブログをWordPressで作成するには、次の5つを用意します。
サーバー
サーバーとは、インターネットに繋がったコンピュータの一種で、ブログやホームページに関わるデータを保管する場所です。
WordPressは、サーバーにインストールすることによって動作するソフトウェアです。つまり、WordPressを始めるためにはサーバーが必須というわけです。
とはいえ、サーバーを自力で用意するには、機器の導入やメンテナンスに莫大なお金と労力がかかります。個人でWordPressを運用するためのサーバーを用意するには、レンタルするのが一般的です。
ここで大きな壁となるのが、レンタルサーバー選びです。国内には100を超えるレンタルサーバー会社があると言われていて、ブログ初心者にとっては各社の違いが分かりにくいからです。
おすすめのレンタルサーバーや利用料金については、後ほど「レンタルサーバーの料金相場」で紹介しますのでご安心ください。
独自ドメイン
ドメインとは、インターネット上の住所のようなものです。ブログやホームページの場合は、URLの一部となる文字列をいいます。
中でも、オリジナルの文字列を指定できるドメインのことを「独自ドメイン」といいます。
例えば、このブログ(URL:https://wp-exp.com)では「wp-exp.com」という独自ドメインを使っています。
「wp-exp」という部分は、僕のオリジナルです
WordPressを使う上で、独自ドメインは必須というわけではありません。しかし、独自ドメインを使うメリットはとても大きいので、ぜひ利用することをおすすめします。
- 自分だけのオリジナルURLでブログを運営できる
- もしサーバーを移転することになっても継続して使える
- ブログやホームページへの信頼度が高まる
独自ドメインの取得方法や料金については、後ほど「独自ドメインの料金相場」で紹介します。
WordPressテーマ
WordPressテーマとは、ブログのデザインやレイアウトを決めるテンプレートのことです。また、WordPress本体に備わっていない機能を追加する役割もあります。
テーマはWordPress公式サイトで無料配布されていますが、その多くは海外製。マニュアルが外国語で書かれていたり、日本語のブログだと不具合が出たりする可能性もあります。
WordPressを収益化に活用するなら、国産の高機能なテーマを早めに用意することが大切です。
ブログ初心者におすすめのテーマや料金については、後ほど「WordPressテーマの料金相場」で紹介します。
このブログで使っているテーマは「SWELL」といいます
SSL証明書
SSLとは、ブログの通信を暗号化する仕組みです。SSL証明書を取得することで、WordPressのセキュリティを強化し、ブログ訪問者に安心感を与えることができます。
SSL証明書には、無料のものと有料のものがあります。以下の理由から、個人ブログであれば無料のSSL証明書を選択するのが最適です。
- 余計なコストがかからない
- ブログ訪問者のセキュリティ保護には無料で十分
- レンタルサーバーで簡単に導入できる
つまり、個人ブログならSSL証明書の取得にお金をかける必要はないです。
プラグイン
プラグインは、WordPressの機能を拡張するためのオプションのようなものです。プラグインには、大きく分けて「公式プラグイン」と「非公式プラグイン」の2種類があります。
ブログ初心者のうちは、まず公式プラグインを使うことをおすすめします。なぜなら、公式プラグインには以下のメリットがあるからです。
- およそ60,000個のプラグインを無料で使える
- WordPress公式のチームによって、安全性などが審査されている
- WordPressの管理画面から簡単にインストールできる
- WordPress本体のバージョンアップに伴って、最新版が公開されることが多い
非公式プラグインは、開発者のサイトや、プラグイン販売サイトなどで手に入れることができます。使用する際は、開発者が信頼できるかどうか慎重な判断が必要なので、初心者にはおすすめできません。
つまり、個人ブログならプラグインの利用にお金をかける必要はないです。
WordPressを始めるには、他にも「パソコン」や「インターネット回線」が必要です。現在利用している機器が問題なく使えるなら、あらためて用意する必要はありません。
ここで一旦、ワードプレスを使うために用意すべきものをまとめます。
サーバー | ブログやホームページに関わるデータを保管する ワードプレスをインストールする場所となるため用意は必須 レンタルするためには料金がかかる |
独自ドメイン | オリジナルURLでブログを運営するために必要 取得・更新するためには料金がかかる |
WordPressテーマ | ブログのデザインやレイアウトを決めるテンプレート ワードプレス本体にない機能を追加する 有料テーマを購入するためには料金がかかる |
SSL証明書 | ブログの通信を暗号化する 個人ブログなら無料のSSL証明書で十分 |
プラグイン | WordPressの機能を拡張する 個人ブログなら無料の公式プラグインで十分 |
WordPressは無料で使えるんじゃないの?
WordPressを始めようと思ったきっかけが「無料で使えると聞いたから」という人も少なくないでしょう。
たしかに、WordPressは無料で使うこともできます。しかし、収益化をめざすブログなど、ビジネスに活用する場合にはお金をかけるべきです。
なぜなら、完全無料で構築したWordPressの利用環境では、収益の妨げになる要素が多すぎるからです。
先ほど説明したように、WordPressを始めるために用意すべきもののうち、必須なのは「サーバー」です。レンタルサーバーの中には、無料で使えるものもあります。
しかし、無料のレンタルサーバーを使うのはデメリットが大きすぎます。一般的な無料サーバーのデメリットは、次のとおりです。
- サーバー機器の性能が低い
- 広告が自動挿入される
- 独自ドメインが使えない
- サポートを受けられない
- サービス終了のリスクがある
ブログで収益をあげたいなら、有料のレンタルサーバーを使うべきです。
趣味ブログや日記ブログの運営が目的なら、無料サーバーでWordPressを始めるのもアリだと思います。
WordPressで料金がかかる項目と相場
WordPressを使うために用意すべきもののうち、次の3つについて料金の相場を見ていきましょう。
レンタルサーバーの料金相場
レンタルサーバーの利用料金は、性能やサービス内容などによって様々です。無料で使えるものから、月に数万円かかるものもあります。
WordPressを活用して個人ブログや小規模のホームページなどを運営するなら、月に500円から1,000円くらいのレンタルサーバーを利用するのが一般的です。
後ほど紹介する「おすすめのWordPressの始め方」では、エックスサーバーを利用します。エックスサーバーは、国内シェアNo.1の実績があるレンタルサーバーです。
エックスサーバーの利用料金は、1ヶ月あたり990円~です。性能の高さやサポートの手厚さから考えると、この料金は格安といっても過言ではありません。
\ このサイトでも使ってます /
サーバーの料金は「更新費用」に注目!
大手のレンタルサーバーでは、キャンペーン等によって初回の支払い額が大幅に割引されていることが多いです。
しかし、契約更新時には割引が適用されないため、予想以上に高額な料金を請求されてしまう場合があります。
レンタルサーバーに申し込むときは、更新にかかる料金をしっかり確認しておきましょう。
独自ドメインの料金相場
一般的に、独自ドメインを利用するには取得料金や更新料金(年単位)がかかります。
価格はドメインの種類によって異なります。
例えば、定番の「.com」なら年間1,428円※、「.blog」なら年間3,364円※かかります。
- Xserverドメインの通常料金(2024年8月時点)
しかし、後ほど紹介する「おすすめのWordPressの始め方」なら、独自ドメインの取得料金、更新料金ともに無料になります。
WordPressを超簡単に始められる方法なので、ぜひ参考にしてくださいね
WordPressテーマの料金相場
WordPress初心者におすすめの有料テーマは、10,000円から20,000円くらいです。
WordPressのテーマには、無料のものも数多くあります。しかし、ブログで収益化をめざすなら、国産の高機能なテーマをブログ開設と同時に導入しておくことを強くおすすめします。
「国産」のテーマをおすすめする理由:
- マニュアルが日本語で用意されている
- 「日本語サイト」という理由で不具合が出る心配がない
「高機能」なテーマをおすすめする理由:
- 設定やカスタマイズにかかる時間が短縮され、記事を書くことに集中できる
- 余計なプラグインを追加せずに済む
プラグインを入れすぎると、ブログの表示速度などに悪影響を及ぼすことがあります
ブログ開設後しばらく経過してから新テーマに変更することの問題点:
- 古いテーマの固有の機能や設定内容が無効になってしまう
- 公開済みの記事で表示崩れなどを起こしていないか確認するのに手間がかかる
おすすめNo.1のWordPressテーマは「SWELL(スウェル)」です。
デザイン性や機能性が高く、WordPress初心者でも記事をサクサク書ける国産のテーマです。
\ このサイトでも使ってます /
おすすめの方法でWordPressを始めた場合にかかる費用
本来、WordPressを始めるには、サーバーへのインストールや独自ドメインの設定などに大変な手間がかかります。
僕がWordPressを使い始めた時は、ブログの開設だけで丸2日くらいかかってしまいました……
しかし、エックスサーバーの「WordPressクイックスタート」を利用すると、たった10分ほどでブログを始めることができます。
僕はエックスサーバーを2010年から使い続けています
しかも、エックスサーバーに申し込むと、独自ドメインが永久無料※で使えます!
- 独自ドメインを無料で利用するには「12ヶ月以上の契約」と「自動更新設定」が必要です
エックスサーバーを利用した場合、ワードプレスにかかる料金は下表のとおりです。
① レンタルサーバー代(36ヶ月契約の場合) | 年間 11,880円 |
② 独自ドメイン代 | 0円 |
③ WordPressテーマ代(SWELLを購入した場合) | 17,600円 |
1年目にかかる料金(①+②+③) | 29,480円 |
2年目以降にかかる料金(①+②) | 年間 11,880円 |
1年目の料金が高いなぁ……
そう思ったあなたにお得な情報があります。
キャンペーンで料金が安くなります
エックスサーバーでは、新規契約者を対象に利用料金がお得になるキャンペーンを開催中です。契約期間によっては、利用料金が上表の金額よりもお得になります。
詳しくは、エックスサーバーのキャンペーン情報をお読みください。
簡単にWordPressを始められて、独自ドメインの料金までお得になる、エックスサーバーのWordPressクイックスタート。ブログ初心者に最もおすすめなWordPressの始め方です。
エックスサーバーについて詳しく知りたい人は、エックスサーバーのレビュー記事をお読みください。
WordPressの料金を少しでも安くする方法とは
ここまで見てきたWordPressの料金が「高いなあ」と感じる方に、少しでも安く抑える方法を紹介します。
レンタルサーバーの料金を安く抑える
おすすめのエックスサーバーの利用料金を安くするポイントは、できるだけ長期で契約することです。
エックスサーバーの契約期間は以下の5通りから選択でき、長期になるほど割安になります。また、独自ドメインの無料特典は、12ヶ月以上で契約する必要があります。
契約期間 | 月額費用 |
3ヶ月 | 1,320円 |
6ヶ月 | 1,210円 |
12ヶ月 | 1,100円 |
24ヶ月 | 1,045円 |
36ヶ月 | 990円 |
2024年5月30日時点
エックスサーバーよりも安いレンタルサーバーを使いたい場合は、以下の2つがおすすめです。
おすすめのレンタルサーバーについて、詳しくは下記ページをお読みください。
WordPressテーマの料金を安く抑える
初心者向けのおすすめWordPressテーマ「SWELL」は17,600円と、やや高額です。
SWELLよりもお手頃な価格で買えるテーマなら「GOLD BLOG(ゴールドブログ)」がおすすめです。多機能なのに価格は9,900円と、かなりコスパがいいテーマです。
ただ、2024年3月に販売が開始されたばかりなので、テーマに関する情報が少ないのが難点です。
無料のWordPressテーマなら「Cocoon」一択でしょう。Cocoonは、ダウンロード数200万件超えの人気テーマです。しかし、人気が高すぎるゆえに他のブログとデザインが被りやすいのが欠点です。
おすすめのWordPressテーマについて、詳しくは下記ページをお読みください。
WordPressの料金まとめ
WordPressの利用形態は2種類あります。収益化をめざすブログや、企業等のホームページを運営するなら、WordPress.org(インストール型)を使ってください。
WordPressを始めるためには、サーバー、独自ドメイン、テーマが必要です。
ブログ初心者におすすめのエックスサーバーを利用すれば、独自ドメインやテーマの料金を安く抑えることができます。
エックスサーバーでWordPressを始める方法は、下記を参考にしてください。
レンタルサーバーの比較をしたい人は、下記をどうぞ。
WordPress.comの料金プラン
参考情報として、レンタルブログ「WordPress.com」の料金プランを紹介します。
WordPress.comの料金表
無料プラン | 0円 |
Starterプラン | 年間 6,768円 |
Explorerプラン | 年間 13,536円 |
Creatorプラン | 年間 42,288円 |
Entrepreneurプラン | 年間 76,116円 |
エンタープライズプラン | 年間 US$25,000~ |
有料のプランは全部で5種類。このうち、エックスサーバーよりも低料金で利用できるのはStarterプランだけです。
しかし、Starterプランはエックスサーバーに比べて劣る点が多いです。下表は、主な相違点を比較しています。
WordPress.com Starterプラン | スタンダードプラン エックスサーバー | |
---|---|---|
ディスク容量 | 6GB | 300GB |
電話サポート | なし | あり |
自動バックアップ | なし | あり |
独自ドメイン料金 | 2年目以降は有料 | 永久無料 ※条件あり |
広告による収益化 | 不可 | 可能 |
利用料金 | 年間 6,768円 | 年間 11,880円~ |
有料でワードプレスを使うなら、エックスサーバーがおすすめです。