エックスサーバーの評判が良いことを知って、いざ申し込もうと思ったけど
「XServer for WordPressとエックスサーバー、どちらを選ぶべき?」
と悩んでいませんか。
エックスサーバー公式サイト
を開くと、プラン一覧に「WordPress運用に特化」と書かれたXServer for WordPressが表示されます(2026年10月時点)。

このように書かれていると、
「XServer for WordPressは、エックスサーバーの上位プラン?」
「WordPressを始めるなら、XServer for WordPressを選ばないといけないの?」
と思うかもしれないですが、決してそうではありません。
この記事では、WordPressを使ってみたいと考えている初心者向けに、エックスサーバーとXServer for WordPressの違いをわかりやすく解説します。
公式サイトを見ればわかるような、「性能」や「仕様」を並べただけの内容ではありません。WordPressの利用目的に応じて、どんな視点でサーバーを選べばいいのかをお伝えします。
専門用語はできる限り省略し、レンタルサーバーを使ったことがない人にも理解しやすい文章を心がけました。ぜひ、参考にしてください。
こんにちは、かずよしといいます。2010からWordPressを使い続けています。

この記事を書いた、かずよしです
800万ユーザー超えの情報サイト「WordPress超初心者講座」を管理・運営する人。ワードプレスの始め方や使い方を、初心者向けにやさしく解説します。
XServer for WordPressとエックスサーバーの違いとは
XServer for WordPressとエックスサーバーは、どちらもエックスサーバー株式会社が提供するレンタルサーバーです。
エックスサーバー株式会社は、国内シェアNo.1の実績があります。他にも、「XServerビジネス」や「シンレンタルサーバー」などのレンタルサーバーも運営しています。
最も気になるのは、料金の違いではないでしょうか。
結論から言うと、利用料金はXServer for WordPressのほうがかなり高いです。それには、主に次の2つが影響していると考えられます。
しかし、料金が安いからといって、全ての面でエックスサーバーが劣っているわけではありません。むしろ、次の2つにおいてはエックスサーバーのほうが優れています。
これらの違いを十分に理解して、自分に合ったレンタルサーバーに申し込むことが大切です。
料金の違い
エックスサーバーとXServer for WordPressでは、利用料金に大きな違いがあります。
どちらも複数の料金プランが用意されているため、まずは
の内容を確認しておきましょう。
そのあと、各サーバーの最安プランで料金を比較してみます。
エックスサーバーの料金プラン
エックスサーバーでは、以下の3プランから選択できます。
- スタンダード
- プレミアム
- ビジネス

初心者におすすめなのは左端の「スタンダード」
上記のうち、WordPress初心者には「スタンダード」プランがおすすめです。最安のプランですが、個人ブログや規模が小さめの企業サイトを運用するには十分な性能を備えています。
各プランの違いを詳しく知りたい場合は、エックスサーバー料金プランの比較記事をお読みください。
XServer for WordPressの料金プラン
XServer for WordPressの料金プランは、エックスサーバーに比べて少しだけ複雑です。
まず、利用するサーバーの仕組みを以下の2つから選択します。
- 共有サーバー
-
1台のサーバーを複数のユーザーで共同利用する仕組み。
宿泊施設の「相部屋」を利用するようなもので、料金は安め。 - 仮想専用サーバー
-
1台のサーバー内で仮想的に作られた専用スペースを利用する仕組み。
宿泊施設の「個室」を利用するようなもので、料金は高め。
それぞれの仕組みに、2プランずつ用意されています。つまり、計4プランの中から選択する必要があります。
- 共有サーバー:ベーシック、スタンダード
- 仮想専用サーバー:プレミアム、エンタープライズ

初心者におすすめなのは左端の「ベーシック」
これからWordPressを始める人には、共有サーバーの「ベーシック」プランがおすすめです。最安のプランですが、初めてのWordPress運用に必要な機能やサポートが揃っています。
最安プランの料金を比較
料金の比較を見る前に、次の重要ポイントを確認してください。
料金比較の重要ポイント
レンタルサーバーの料金を比較するとき、大切なのは、更新料金をチェックすることです。
とくに人気のあるレンタルサーバーでは新規利用者向けのキャンペーンを実施していることが多く、初回の料金が通常よりも大幅に安くなっている場合があります。
レンタルサーバーは、5年、10年と長く使い続ける可能性があるので、契約更新時にいくら支払う必要があるのかを必ず確認しておいてください。
先ほど、どちらのサーバーもWordPress初心者には「最安のプランがおすすめです」とお話しましたよね。ここで、最安プランどうしで更新時にかかる料金がどれくらい違うのか、比較してみましょう。
契約期間は、どちらも3ヶ月から36ヶ月の中から選択します。下表では、それぞれの契約期間を選んだときの、1ヶ月あたりの利用料金を比較しています。
| 契約期間 | エックスサーバー | XServer for WordPress | 1ヶ月あたりの差額 |
|---|---|---|---|
| 3ヶ月 | 1,320円 | 3,432円 | + 2,112円 |
| 6ヶ月 | 1,210円 | 3,146円 | + 1,936円 |
| 12ヶ月 | 1,100円 | 2,860円 | + 1,760円 |
| 24ヶ月 | 1,045円 | 2,717円 | + 1,672円 |
| 36ヶ月 | 990円 | 2,574円 | + 1,584円 |
(2026年10月時点)
いずれの契約期間を選んでも、XServer for WordPressのほうが2.6倍高いことがわかりました。
XServer for WordPressの料金プランを公式サイトで確認する![]()
次に、契約期間ごとの支払い総額を比べてみましょう。
| 契約期間 | エックスサーバー | XServer for WordPress | 契約期間ごとの 支払い総額の差 | 3年使った場合の 支払い総額の差 |
|---|---|---|---|---|
| 3ヶ月 | 3,960円 | 10,296円 | + 6,336円 | + 76,032円 |
| 6ヶ月 | 7,260円 | 18,876円 | + 11,616円 | + 69,696円 |
| 12ヶ月 | 13,200円 | 34,320円 | + 21,120円 | + 63,360円 |
| 24ヶ月 | 25,080円 | 65,208円 | + 40,128円 | + 60,192円 |
| 36ヶ月 | 35,640円 | 92,664円 | + 57,024円 | + 57,024円 |
(2026年10月時点)
もし3年使い続けたとすると、支払い総額の差は57,024円~76,032円にもなります。かなり違いますね。
WordPressの管理・安全性の違い
XServer for WordPressでは、エックスサーバーに比べて
- WordPressで作ったサイトの管理方法
- サイトを安全に運用するための機能やサービス
が充実しています。どのような違いがあるのか、詳しく紹介します。
WordPressサイトの管理方法
WordPressで複数のサイトを作る予定があるなら、XServer for WordPressを使うメリットは大きいと言えます。
なぜなら、XServer for WordPressなら複数のサイトを1つの画面で管理できるからです。この画面は、「WPパネル」といいます。
WPパネルでできることは数多くあるのですが、とくに便利だなと感じたのは、複数のサイトを一括でアップデートできることです。
WordPressで作るサイトでは、
- WordPress(サイト作成ソフトの本体)
- テーマ(デザインテンプレート)
- プラグイン(機能拡張プログラム)
という仕組みを利用するのですが、これらは不定期で新しいバージョンが公開されることがあります。
【参考】WordPressとは?初心者向けにわかりやすく解説
新バージョンではセキュリティの更新が含まれることがあるため、できるだけ早めにアップデートすることが望まれます。
エックスサーバーを含め、一般的なレンタルサーバーでは「WPパネル」のような機能がありません。そのため、アップデートを実行するには、サイトごとの管理画面にログインする必要があります。
このような状況では、運用するサイトが多いほど手間がかかる上、一部のサイトでアップデートするのを忘れてしまう可能性も考えられます。
一括でアップデートできるXServer for WordPressなら、このような負担やリスクが小さく済みます。
セキュリティ対策
XServer for WordPressは、以下のセキュリティ関連機能が優れています。
WordPressサイトに最適なセキュリティ設定が自動適用される
XServer for WordPressを使うと、面倒な設定をすることなく、WordPressサイトに最適なセキュリティ対策ができます。
主に、以下のセキュリティ設定が自動適用されます。
- 海外からのアクセスを制限できる
- 危険性があると思われるコメントを制限できる
- セキュリティ対策プラグインが自動で追加される
- パスワード総当り攻撃による不正アクセスを防げる
- 攻撃者の不正利用を防ぐため、一部のプログラムを制限できる
これらの設定項目は、エックスサーバー株式会社が推奨するセキュリティ設定です。
エックスサーバー株式会社は、国内のWordPressサイトで圧倒的なシェア(35%以上)を獲得しています。実績豊富な会社が推奨するセキュリティ設定を自動でやってくれることは、安心感につながりますね。
もちろん、エックスサーバーにもセキュリティ設定機能は用意されています。ただし、上記機能の一部が使えなかったり、手動で設定を有効にしなければならない機能があります。
サイトごとに個別のアカウント(サーバーID)が自動発行される
サイトごとにアカウントが発行される仕組みは、不正アクセスを受けたときに被害を最小限に食い止めることにつながります。どういうことか、説明しますね。
エックスサーバーを含め、一般的なレンタルサーバーでは、1つの契約につき1つしかユーザーアカウントが発行されません。
このユーザーアカウントのことを、エックスサーバーとXServer for WordPressでは「サーバーID」といいます。
1つのサーバー契約で複数のサイトを運用している場合、サーバーIDが1つしかないと、1つのサイトが不正アクセスを受けたときに他のサイトまで攻撃されてしまう可能性が高くなります。
このようなリスクを抑えるため、XServer for WordPressでは、Wordpressで作成したサイトごとにサーバーIDが発行されます。仮に1つのサイトが攻撃を受けても、他のサイトに被害が及ぶことはありません。
テスト環境の構築
XServer for WordPressでは、本番サイトとは別のテスト環境を、簡単に作成できる機能があります。これを「ステージング機能」といいます。
ステージング機能が使えると、サイトに重要な変更を加えるときにトラブルが発生しないかどうかを、事前にチェックできます。
例えば、
- テーマ(デザインテンプレート)を変更する
- プラグイン(機能拡張プログラム)を新しく追加する
- WordPress本体・テーマ・プラグインをアップデートする
このようなとき、「エラーが表示された」「画面が真っ白になった」「管理画面にログインできなくなった」などの不具合が発生する場合があります。
しかし、テスト環境があれば、サイトに変更を加えても問題がないか事前に確認できるため、本番サイトに不具合が生じるリスクを抑えられます。
さらに、テスト環境で問題がないことを確認した後、変更内容を本番サイトに「同期」させる機能も用意されているので、たいへん便利です。
※ ただし、WordPress本体のバージョンは同期されません。事前にバージョンを揃えておく必要があります。
エックスサーバーにも、似たような機能に「サイトコピー」があります。ただし、一部のデータが複製できない場合があり、本番サイトに同期させる機能もありません。
サポートの違い
エックスサーバーとXServer for WordPressは、どちらも電話・メール・チャットで問い合わせができ、サーバーの設定方法などについてサポートを受けられます。
大きな違いは、WordPressに特化したサポート体制です。
XServer for WordPressには、サイトでトラブルが発生したときや、操作方法がわからないときなどに相談できる「WordPress専門家サポート」が用意されています。
一般的なレンタルサーバーのサポートでは、解決方法を教えてくれる「だけ」のことが多いです。しかし、WordPress専門家サポートなら、設定の代行までやってもらえるのが大きなポイントです。
ただし、契約プランによっては利用料金がかかる場合があります。本記事でWordPress初心者におすすめしているベーシックプランの場合は、無料で利用できません。
- ベーシック・スタンダード:個別見積
- プレミアム:無料(1回/月)
- エンタープライズ:無料(3回/月、優先対応)
WordPressの始めやすさの違い
XServer for WordPressとエックスサーバーは、どちらも簡単にWordPressサイトを開設できますが、始めやすさではエックスサーバーのほうがやや優れています。
なぜなら、エックスサーバーでは「WordPressクイックスタート」を利用できるからです。WordPressサイトの開設に必要な以下の手順を、一度に済ませることができます。

エックスサーバー
公式マニュアルより引用以前は、これらの作業を高額な料金で代行する業者もいたほど、初心者にとっては難しいものでした。
しかし、WordPressクイックスタートを使えば、驚くほどスムーズにWordPressを始められます。かかる時間は、ほんの10分くらいです。
ただし、WordPressクイックスタートを利用する際は、以下の点に注意してください。
- 利用できるのはサーバーの契約申し込み時に限られる
- 10日間の無料お試しは利用できない
メール機能の違い
XServer for WordPressでは、運用するサイトの独自ドメインでメールアドレスを作成できません。
例えば、あなたが「https://example.com」というURLでWordPressサイトを作る場合。
エックスサーバーなら「contact@example.com」などのメールアドレスを作成して、問い合わせ用の連絡先などに利用できます。
XServer for WordPressで運用するサイトの独自ドメインでメール機能を使うには、
- 他のメールサービスの契約
- メールを送受信するための設定(専門知識が必要)
をしなければならないので注意してください。
結局どちらのサーバーがおすすめ?
これまでに比較した内容から、それぞれのサーバーがどんな人に向いているのかをまとめました。
XServer for WordPressが向いている人
- 複数のWordPressサイトを効率よく管理したい人
- セキュリティ対策やアップデート作業の負担を減らしたい人
- WordPressサイトごとにサーバーアカウントを分けて運用したい人
- 公開中のサイトに影響を与えずに変更やカスタマイズを試したい人
- WordPressの操作やトラブルについて専門家のサポートを受けたい人
エックスサーバーが向いている人
- サーバー代をできるだけ安く抑えたい人
- とにかく簡単にWordpressを始めたい人
- 同じレンタルサーバーでサイトとメールを管理したい人
まとめ
料金の違いを見ると、エックスサーバーよりもXServer for WordPressのほうがかなり高いことがわかりました。それには、主に次の2つが影響していると考えられます。
以下の2つについては、エックスサーバーのほうが優れています。
複数のWordPressサイトを効率よく安全に管理できて、記事の作成に集中したい人には『XServer for WordPress
』がおすすめです。
コスパのよいレンタルサーバーで簡単にWordPressを始められて、メール機能も使いたい人には、『エックスサーバー
』をおすすめします。






