WordPress(ワードプレス)でバックアップや復元を簡単に実行できるプラグインを紹介します。
ワードプレスのバックアップと復元が簡単にできるプラグイン
サイトの運営において、万が一のトラブル発生時に備えたバックアップの作業は欠かせません。ワードプレスであれば、テーマ・プラグインの更新やテーマのカスタマイズなどによって、サイトが正常に表示されなくなることが十分に起こりえます。
「バックアップ」と「復元」とは
トラブル発生時に備えてデータを複製する作業のことを、バックアップといいます。また、バックアップしたデータを利用して元の状態に戻すことを、復元といいます。
上のページでも紹介していますが、ワードプレスのバックアップはいくつかのツールを使うと手動で実行することができます。しかし、ツールの操作になれていない場合、むやみに操作するとデータを壊したり紛失したりしてしまうかもしれません。
そこで便利なのが、「UpdraftPlus」というプラグインです。バックアップだけでなく復元も簡単な操作で行うことができます。
この記事は、下記の条件下で作成しています。ご利用環境によって、本文の内容と実際の画面が異なる場合があります。
- WordPress バージョン:4.9.7
- プラグイン(UpdraftPlus) バージョン:1.14.12
UpdraftPlus プラグインのインストールと有効化
UpdraftPlus は公式プラグインとして登録されているので、管理画面で簡単に導入することができます。

- 管理画面[プラグイン]>[新規追加]からプラグインのインストール画面を開く
- キーワードにUpdraftPlus と入力
- いますぐインストールをクリック
- プラグインを有効化をクリック
プラグインを初めて利用する方へ
プラグインの導入(インストール・有効化)について、くわしくは下記を参考にしてください。
UpdraftPlus プラグインの使い方
UpdraftPlus プラグイン設定画面の開き方
プラグインのインストールと有効化が完了すると、管理画面メニューの[設定]内に[UpdraftPlus Backups]が追加されます。ここをクリックすると、プラグインの設定画面が開きます。

UpdraftPlus プラグインを使ったバックアップ
UpdraftPlus プラグインを使ってバックアップをする手順を紹介します。
バックアップ 手順①
まず、[現在の状態]タブで をクリックします。

バックアップ 手順②
バックアップをする内容を選択します。[バックアップ内のすべてのファイルを含める]の右側にある(…)をクリックすると、さらに細かく設定することができます。選択ができたら、[今すぐバックアップ]をクリックします。

wp-content の中に含まれる他のディレクトリについては、下の図を参照してください。

バックアップが始まると進行状態が表示され、

バックアップが終わると、バックアップは成功し完了しました。と表示されます。

UpdraftPlus プラグインを使った復元
次に、バックアップしたデータを利用して復元する手順を紹介します。
復元 手順①
まず、[現在の状態]タブで をクリックします。
![[現在の状態]タブで復元をクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/2018/07/UpdraftPlus-plugin-restore-1.png)
復元 手順②
すると、これまでに実行したバックアップが表示されます。 をクリックします。
![[バックアップ済み]タブで復元をクリック](https://wp-exp.com/wordpress/wp-content/uploads/2018/07/UpdraftPlus-plugin-restore-2.png)
復元 手順③
復元したい項目を選択して、[復元]をクリックします。

復元 手順④
下の画面で、さらに[復元]をクリックします。

Restore successful!(復元成功)と表示されたら、復元の完了です。

特にワードプレスの更新やテーマのカスタマイズの前には、バックアップを習慣化することをおすすめします。UpdraftPlus プラグインを使えば、ほんの数分の作業でバックアップが完了します。