Xserverドメインで利用できる「ドメインプロテクション」について詳しく紹介します。
- ドメインプロテクションってどんな機能?
- ドメインプロテクションは有料?
- ドメインプロテクションの設定は難しいの?
このような疑問を解決する記事を書きました。
こんにちは、かずよしといいます。2010年からWordPressを使っています。
この記事を書いた、かずよしです
ユーザー数のべ800万人超えの情報サイト「WordPress超初心者講座」を管理・運営する人。ワードプレスの始め方や使い方を、初心者向けにやさしく解説します。
この記事は、以下に当てはまる人を対象としています。
- Xserverドメインを利用している人
- 当サイトの記事「WordPressの始め方」を参考にしてブログを始めた人
- エックスサーバーやXserverビジネスに申込み、ドメイン無料特典を利用している人 など
Xserverドメインとは
Xserverドメインは、ドメインの取得や更新の費用が国内最安値のドメイン取得サービスです。下記ページにおいて、おすすめNo.1のドメイン取得サービスとして紹介しています。
Xserverドメインでは、ドメイン(例:◯◯.com、△△.netなど)を年額1円~という低価格で取得できます。
さらに、維持調整費などの不透明な追加費用やオプション料金が発生しないシンプルな料金設定が人気で、国内成長率No.1に輝きました。
ドメインプロテクション機能とは
ドメインプロテクション機能とは、第三者の不正な操作によるドメイン名ハイジャックの防止を目的として、Xserverドメインが無料で提供しているサービスです。
ドメインプロテクション機能は、2024年9月5日(木)に提供が開始されました。
ドメインプロテクションの無料提供はXserverドメインが国内初
国内の大手ドメイン取得サービスにおいて、「ドメインプロテクション」と同等の機能は一般的には有料オプションとして提供されています。
ドメイン取得サービス名 | サービス名 | 利用料金 |
---|---|---|
お名前.com | ドメインプロテクション | 1ドメインにつき 1,078円/年 |
ムームードメイン | ドメインロック | 1ドメインにつき 1,320円/年 |
(2024年9月6日時点)
ドメインプロテクションを無料で提供するのは、Xserverドメインが国内で初めてです。
ドメインプロテクション機能の仕組み
ドメインプロテクション機能を利用すると、次の仕組みによってドメイン管理のセキュリティが強化されます。
ドメインプロテクション機能を「ON」に設定する
ドメインの重要な設定を変更するときに
メールアドレスでの本人確認が必要になる
第三者による不正な設定変更を防げる
ドメインプロテクション設定によるセキュリティ強化
ドメインプロテクションを有効化すると、以下の重要なドメイン設定についてセキュリティを強化することができます。
- ネームサーバー設定
- DNSレコード設定
- Whois情報設定
- レジストラロック設定
もしこれらの設定が不正に変更されると、次のようなリスクが生じてしまいます。
ネームサーバー設定が不正に変更されるとどうなる?
ネームサーバーには、ドメインがどのサーバーと連携しているかを示す役割があります。
ネームサーバーが不正に設定変更されると、あなたのブログやメールが無関係なサーバーに紐づけられ、偽サイトに誘導されたり、メールが盗み見られたりする可能性があります。
DNSレコード設定が不正に変更されるとどうなる?
DNSレコードとは、ドメイン名に関連する情報を含んだデータの集まりです。各レコードには特定の役割があり、これによってインターネット上での通信が正しく行われます。
DNSレコードが不正に設定変更されると、攻撃者が管理する別のサーバーに誘導されたり、メールが届かなくなったりするかもしれません。
Whois情報設定が不正に変更されるとどうなる?
Whois情報は、ドメイン名の所有者や登録状況に関する情報のことです。インターネット上で公開されており、誰でもドメインのWhois情報を調べることができます。
Whois情報には、主に以下の情報が含まれます。
- ドメイン所有者の名前
- ドメイン所有者の住所
- ドメイン所有者の電話番号
- ドメイン所有者のメールアドレス
- ドメインの登録日
- ドメインの有効期限
Whois情報が不正に設定変更されると、あなたが正当なドメイン所有者であることを証明するのが難しくなる場合があります。
Xserverドメインでは、ドメイン所有者のWhois情報をエックスサーバー株式会社名義に置き換えて公開できる「Whois代理公開設定」が無料提供されています。
Whois代理公開設定が不正に無効化されると、あなたの個人情報がインターネット上に公開される場合があります。
レジストラロック設定が不正に変更されるとどうなる?
レジストラロックは、ドメインが不正に移管されるのを防ぐための設定です。
移管とは、ドメインを契約している管理会社を変更する手続きのことです。
レジストラロック設定が不正に設定変更されると、攻撃者がドメインを他の管理会社に移してしまうリスクがあり、ドメインを取り戻すのが非常に困難になります。
ドメインプロテクションを利用すれば、上記のさまざまなリスクを軽減できます。
設定のしかたを以下に詳しく書いたので、ぜひ参考にしてください。
Xserverドメインのドメインプロテクション設定方法
Xserverドメインのドメインプロテクションは、次の手順で設定できます。
- Xserverアカウントにログイン
- 「ドメインプロテクション」メニューをクリック
- 「メールアドレス認証に進む」ボタンをクリック
- メール内の認証コードをコピー
- 認証コードを貼り付け「認証を行う」ボタンをクリック
- ドメインプロテクション設定完了
Xserverアカウントにログイン
Xserverアカウントのログイン画面を開き、IDやパスワードを入力してログインするをクリックします。
Xserverアカウントとは、Xserver関連サービスの管理に共通して使用できるアカウントです。
- エックスサーバー(レンタルサーバー)
- Xserverドメイン(ドメイン取得サービス)
- Xserverビジネス(法人向けレンタルサーバー)
- Xserverドライブ(クラウドストレージ) など
「ドメインプロテクション」メニューをクリック
画面左側メニューのドメインプロテクションをクリックします。
上記のメニューが表示されていないときは、画面左上のドメイン:メニューをクリックしてください。
「メールアドレス認証に進む」ボタンをクリック
ドメインプロテクション設定画面でメールアドレス認証に進むをクリックします。
メール内の認証コードをコピー
Xserverアカウントに登録しているメールアドレス宛てに、以下の件名でメールが届きます。
件名:【Xserverアカウント】ドメインプロテクション用認証コードのお知らせ
メール内の認証コードをコピーします。
認証コードを貼り付け「認証を行う」ボタンをクリック
以下の画面で、STEP4でコピーした認証コードを貼り付け、認証を行うをクリックします。
ドメインプロテクション設定完了
ドメインプロテクション設定を「有効」に設定しました。と表示されたら、設定完了です。OKをクリックしてください。
Xserverドメインで複数のドメインを管理している場合、ドメインプロテクションは全ドメインについて一括設定されるようです。ドメインごとには設定できませんでした。
Xserverドメインのドメインプロテクション解除方法
ドメインプロテクションが有効化されているとき、ドメインプロテクション設定画面の「現在の設定」が「設定済み」に変わっています。
上の状態でメールアドレス認証に進むをクリックすると、ドメインプロテクション設定を解除する手順に進みます。
操作方法は、ドメインプロテクションを設定するときと同じです。
Xserverドメインの新機能「ドメインプロテクション」まとめ
Xserverドメインの「ドメインプロテクション」機能を使うと、重要なドメイン設定についてセキュリティを強化することができます。
一般的には有料のサービスですが、Xserverドメインでは2024年9月から無料で提供されています。
設定はとても簡単なので、ぜひ利用してみてください。