WordPressの投稿や固定ページには、コメント欄を表示させることができます。しかし、固定ページにコメント欄が必要ない場合もあるでしょう。ここでは、固定ページのコメント欄を非表示にする方法を紹介します。
WordPressのコメント機能の設定
WordPressのコメント機能に関する設定は、基本的に管理画面メニューの[設定]>[ディスカッション]で行ないます。くわしくは、下記ページをご覧ください。
この設定画面では、コメントを許可するかしないかという設定ができます。しかし、固定ページだけコメント機能を無効にする、といった細かい設定ができません。

固定ページのみコメント機能を無効にするための主な方法は、次のとおりです。
- 固定ページのコメント機能を無効にする方法
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- 管理画面の固定ページ一覧で一括操作する
- 固定ページ編集画面で設定する
- 使用中のテーマをカスタマイズする
固定ページのコメント機能を無効にする方法①管理画面の固定ページ一覧で一括操作する
すでに作成済みの固定ページに対して適用できる方法です。複数のページに対して、一括して設定変更ができます。
管理画面メニューの[固定ページ]>[固定ページ一覧]をクリックします。ここで、コメント機能を無効化したいページを選択し、[編集]を選択したら[適用]ボタンをクリックします。

一括編集画面が開きます。コメントの[許可しない]を選択し、[更新]ボタンをクリックします。

固定ページのコメント機能を無効にする方法②固定ページ編集画面で設定する
固定ページを新規追加するときや、すでに作成済みの固定ページにも適用できる方法です。
固定ページ編集画面に[ディスカッション]の設定メニューが表示されているか確認してください。


ディスカッションメニューの[コメントの投稿を許可する。]のチェックを外して公開(または更新)します。

固定ページのコメント機能を無効にする方法③使用中のテーマをカスタマイズする
すべての固定ページのコメント機能を無効にする方法です。すでに作成済みの固定ページだけでなく、これから新しく追加する固定ページもコメント欄が表示されなくなります。PHPの知識が必要で、やや上級者向けの方法です。
使用しているテーマによって方法は異なります。ここでは、WordPressの標準テーマ「Twenty Fifteen」の例を紹介します。

Twenty Fifteenテーマで、固定ページの表示に使われるテンプレートファイルは「page.php」です。
「page.php」を開き、下記の記述部分を削除します。
// If comments are open or we have at least one comment, load up the comment template.
if ( comments_open() || get_comments_number() ) :
comments_template();
endif;
上記4行目にあるcomments_template()が、コメント用のテンプレートを読み込むための関数(インクルードタグ)です。使用中のテーマ内で、固定ページのインクルードタグ「comments_template()」に関連した記述を削除するというのが、方法③の基本です。
テンプレートファイルの編集作業は管理画面でもできますが、テキストエディタを使うことをお勧めします。また、編集前にファイルをバックアップしておきましょう。
以上、WordPressの固定ページでコメント欄を非表示にする基本的な方法を紹介しました。