WordPressが学べる本おすすめ9選【2023年版】

WordPressが学べる本おすすめ9選【2022年版】

WordPressの使い方が学べる、おすすめのをご紹介します。レベル別・目的別に、おすすめの解説書を選びました。

WordPressは、世界で最も人気の高いCMS(コンテンツ管理システム)です。日本国内でも利用者が多く、さまざまな関連本が出版されています。

初心者向け

これからワードプレスを始めたい人や、ブログ・サイト制作の経験がない人は、WordPressの基本的な使い方がわかる入門書から読み始めることをオススメします。

中上級者向け

ワードプレスに慣れてきて、さらにブログ・サイトの充実を図るには、目的別に学べるWordPress書籍でご紹介している本をご参考ください。

目次

【初心者向け】WordPressの基本的な使い方がわかる入門書

入門書としては、次の2冊がオススメです。

いちばんやさしいWordPressの教本 第5版は、ワードプレスの基本的な使い方が網羅された、入門書として最適な本です。

私がWordPressを使い始めた2010年ごろ、当時の解説本はやたらと専門用語が多くて理解しづらい本がほとんどでした。数年が経ち、いちばんやさしいWordPressの教本を初めて目にしたときは、「わかりやすい本が出たなあ」と感心したことを覚えています。

いちばんやさしいWordPressの教本 第5版 ページサンプル

2018年末にリリースされたWordPress 5.0に対応するため、2019年7月に第4版が、そして2021年6月に第5版が出版されました。

花屋のサイトを作ってみたいワードプレス初心者の女性と、著者との会話形式で進んでいく内容はとても読みやすく、操作手順のスクリーンショット画像も大きくて見やすいのが特徴です。

いちばんやさしいWordPressの教本 第5版

2021年6月 インプレス
Amazonで試し読みできます!(2022年4月現在)

第3章の「Webサイトのデザインを決めよう」では、高機能で人気がある無料テーマ「Linghtning」を使っています。ただ、テーマのカスタマイズについてはあまり触れられていないため、解説どおりに作業を進めただけでは他のサイトとデザインが被ってしまう心配があります。

ワードプレスに慣れてきたら、このあと紹介するカスタマイズが学べる本デザインが学べる本を参考にして、独自性あるサイトづくりに挑戦してみるのもいいですね。


1冊ですべて身につくWordPress入門講座は、WordPressの基礎知識や基本操作はもちろん、テーマのカスタマイズやオリジナルテーマの作成、セキュリティ対策のしかたまで、これ一冊で学ぶことができる書籍です。

「WordPress利用診断」のページでは、WordPressの利用目的やWeb制作に関する知識レベルに合ったページを案内してくれるので、効率的に学習できます。

また、WordPressの新機能「フルサイト編集」対応テーマのカスタマイズ方法も掲載されています。

1冊ですべて身につくWordPress入門講座

2022年3月 SBクリエイティブ
Amazonで試し読みできます!(2022年4月現在)

【中級者・上級者向け】目的別に学べるWordPress書籍

中級者・上級者向けの解説書については、以下の7つの目的別にご紹介します。

HTML・CSSを学べる本

Web制作の基本となる言語で、Webページのレイアウトやデザインなどに大きく関わるのが、HTMLとCSSです。

WordPressは、Webの専門知識がなくても記事を書けることが魅力です。しかし、HTMLやCSSの基本が理解できれば、WordPressの基本機能だけでは不可能なスタイルやレイアウトを表現することができます。

今すぐ使えるかんたんEx HTML&CSS 逆引き事典は、「やりたいことをすぐ引ける」という点が最大のおすすめポイントです。第1章ではHTML・CSSの基本をしっかり学ぶこともできるので、とても重宝する1冊です。

今すぐ使えるかんたんEx HTML&CSS 逆引き事典

2020年4月 技術評論社
Amazonで試し読みできます!(2022年4月現在)

PHPを学べる本

WordPressをとことんカスタマイズするなら、PHPの知識は不可欠です。WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいには、「PHPを基礎から学びたい」という人を対象に、図解やサンプルコードを豊富に取り入れた書籍です。

ただ単にPHPが学べるだけでなく、「関数」や「テンプレートタグ」といったWordPress特有のルールについてもしっかり解説されているので、WordPressに必要なPHPの知識を効率的に学習することができます。

最新の[第3版]では、読者からの質問や専門学校生からのフィードバックを取り入れ、さらにわかりやすく改良されました。Web初心者だけでなく、初めてWordPressを利用するデザイナーやエンジニアの人にもオススメです。

WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。[第3版]

2019年8月 エムディエヌコーポレーション
Amazonで試し読みできます!(2022年4月現在)

カスタマイズ方法を学べる本

WordPressデザインレシピ集は、「こんなカスタマイズをしてみたい」と思ったときにササッと引ける、辞典のように使える解説書です。

カスタム投稿タイプやカスタムフィールドなど、WordPressの機能を使いこなすための“レシピ”が230個も掲載されているので、幅広いテクニックを学ぶことができます。ワードプレスに慣れてきた人が読めば、きっと「ワードプレスでこんなこともできたんだ!」という新しい発見が満載でしょう。

紙の本だとかなりのボリュームで分厚いので、わたしはKindle版を購入しました。

WordPressデザインレシピ集

2019年8月 技術評論社
Amazonで試し読みできます!(2022年4月現在)

テーマの作成方法を学べる本

テーマを自作してみたい!という人には、WordPressレッスンブック 5.x対応版がオススメです。

WordPressレッスンブックでは、以下のサイトで活用できるテーマを、ステップ・バイ・ステップ形式で作っていきます。

  • ショップ系サイト
  • ブログ系サイト
  • ポートフォリオ系サイト

白紙の状態からサイトに必要な機能だけを加えてテーマを作成していくので、とてもシンプルな構造のテーマが出来上がります。

さらに、テーマの作成方法だけでなく

  • WordPress 5.0から採用されたブロックエディタの機能
  • テーマのカスタマイズに必要な「テンプレートタグ」などのコードに関する知識

なども身につくので、入門書としても適しています。

WordPressレッスンブック 5.x対応版

2019年11月 ソシム
Amazonで試し読みできます!(2022年4月現在)

デザインを学べる本

WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書は、Webデザイナー養成講座シリーズのうちの1冊。デザイナーに必要なスキルを身につけることを目的とした解説書ですが、「もっとWordPressを使いこなしたい!」という非デザイナーの方にもオススメです。

テーマの構造や仕組みがわかりやすく解説されていて、ここを理解しておくことでデザイン調整の幅がグンと広がります。

プラグインを使ってWordPressを効率的に運用する方法や、セキュリティの強化やサイトの高速化についても書かれており、WordPressに関する幅広い知識を習得できます。

[改訂版]WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書

2020年2月 技術評論社
Amazonで試し読みできます!(2022年4月現在)

ネットショップの作り方を学べる本

ここ数年、WordPressでネットショップ(ECサイト)を作る方法を解説した専門書はあまり見かけません。そんな中、強いてオススメ本をあげるなら、本当によくわかるWordPressの教科書 改訂2版です。

第9章の「ショッピングカート機能を利用する」では、Welcartという無料プラグインを利用したショッピングサイトの構築方法が書かれています。ただ、内容としては基本的なものにとどまっているので、「まずは簡単なネットショップを作成してみよう」という人に向いています。

本当によくわかるWordPressの教科書 改訂2版

2019年6月 SBクリエイティブ
Amazonで試し読みできます!(2022年4月現在)

WordPress開発を学べる本

エンジニアのためのWordPress開発入門は、Webアプリを開発できるレベルのエンジニアを対象にした本です。テーマやプラグインを作成する際に必要な知識やアプローチなど、高度な技術を学べます。

開発者向けの書籍ではありますが、WordPressの基本的な機能や構造についても書かれています。2017年発行と少し古く、PHPを理解できないと読み進めにくい部分があるものの、ある程度ワードプレスを使いこなせるようになってきた中級者には一読の価値アリです。

エンジニアのためのWordPress開発入門

2017年1月 技術評論社
Amazonで試し読みできます!(2022年4月現在)

WordPress関連本の選び方

WordPressの使い方を学ぶために本を購入するなら、次のポイントを押さえておくといいでしょう。

自分のレベルに合った本を選ぶ

WordPressは日本国内でもたいへん人気の高いツールなので、関連本は初心者向けから中・上級者向けまで幅広く出版されています。

はじめてWordPressを利用する場合は、最低限知っておきたい「基本的な使い方」を網羅している本を選ぶといいでしょう。“初心者向け”とタイトルにあっても、操作手順がくわしく載っていなかったり、専門用語を多用する本もあるので気をつけてください。

【初心者向け】WordPressの基本的な使い方がわかる入門書に戻る

ワードプレスに慣れてきたら、次のステップに進みましょう。テーマの作成やカスタマイズができるワードプレスは、とても自由度が高いツールです。目的に合った解説書を選んでください。

【中級者・上級者向け】目的別に学べるWordPress書籍に戻る

自分が知りたいことを解決できるか確認する

書店などで実際に手に取ることができる場合は、サッと目を通してみてください。まずは目次を見て、知りたい項目のページを開いてみましょう。

  • 難解な用語を連発していないか
  • 読みづらい文字サイズでないか
  • わかりやすい図解は載っているか

これらのポイントを押さえながらチェックするといいですね。Amazonの試し読みでもいいでしょう。

Amazonで試し読みできるオススメ本(2022年4月現在)

対応するWordPressのバージョンに注意する

WordPressは2018年12月にバージョン5.0が公開され、仕様が大きく変更されました。特に、記事の編集画面(エディタ)が様変わりし、古い書籍ではほとんど役に立たないことも考えられます。

本を選ぶ際には、「WordPress 5.x 対応」と書かれているかチェックしてください。

WordPress 5.x 対応 表示例
対応バージョンの表示例

WordPressおすすめ本のまとめ

初心者にオススメ!WordPressの基本的な使い方がわかる入門書

HTML・CSSを学ぶなら

PHPを学ぶなら

カスタマイズ方法を学ぶなら

テーマの作成方法を学ぶなら

デザインを学ぶなら

ネットショップの作り方を学ぶなら

WordPress開発を学ぶなら

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