記事ID・カテゴリーIDを確認する方法

WordPress記事ID投稿ID)やカテゴリーIDなどの値を、簡単に確認できる方法を紹介します。WordPressでは、投稿・固定ページ・カテゴリー・タグの一つひとつにIDが割り当てられます。

目次

WordPressのIDとは?

WordPressでは、投稿・固定ページ・カテゴリー・タグの一つひとつに、固有の「ID」が自動的に割り当てられます。

つまり、

  • 100個の投稿があれば100個の投稿IDが存在し、
  • 10種類のカテゴリーを作れば10種類のカテゴリーIDが存在する

というわけです。

そもそも、これらのIDは何のために割り当てられるのでしょうか?まずは、IDの主な使い方を紹介しましょう。

WordPress IDの主な使い方

IDの使い方には、次のようなものがあります。

  • ウィジェットで利用する
  • プラグインの設定で利用する
  • 条件分岐タグのパラメータとして利用する

WordPress IDの主な使い方① ウィジェットで利用する

ウィジェットでIDを利用する具体例をあげてみます。

ウィジェット機能の1つ「固定ページ」は、公開済みの固定ページヘのリンクを一覧形式で表示しますが、その一覧から特定のページを除外することができます。この設定には、固定ページのIDを入力する必要があります。

WordPress IDの主な使い方①ウィジェットで利用する

WordPress IDの主な使い方② プラグインの設定で利用する

例えば、サイトマップを自動生成する「PS Auto Sitemap」プラグインは、設定時にサイトマップを表示する記事のIDを入力しなければなりません。

WordPress IDの主な使い方②プラグインの設定で利用する

WordPress IDの主な使い方③ 条件分岐タグのパラメータとして利用する

条件分岐タグとは、WordPressのテンプレートタグの一種で、テンプレートファイル内で表示される内容や、特定のページ内容を表示する条件を設定するのに使います。

例えば、IDが「1」のカテゴリーに属する投稿に特別な条件を設定したいときは、次のように記述します。

<?php 
if ( in_category( '1' )) {
    // カテゴリーID「1」に属する投稿の設定内容
} else {
    // それ以外のカテゴリーに属する投稿の設定内容
}
?>

IDを確認する方法

まず例として、投稿IDを確認する方法を見ていきましょう。管理画面メニューの「投稿」>「投稿一覧」をクリックします。

すると、これまでに作成した投稿の一覧画面が表示されますね。ここで、IDを確認したい投稿のタイトルをマウスオーバー(マウスカーソルを上に重ねる)してみましょう。すると、ブラウザのステータスバーにURLが表示されます。

IDを確認する方法1

このURLの中にある、post=のあとに続く数字が、この投稿のIDになります。

ステータスバーが表示されないときは

ブラウザの種類や設定内容によっては、ステータスバーが表示されない場合があります。そのときは、投稿一覧画面で投稿タイトルをクリックして、投稿の編集画面を開いてみましょう。

このとき、ブラウザのアドレスバーに表示されるURLで、post=のあとに続く数字を確認します。

投稿以外のIDを確認する方法

固定ページ・カテゴリー・タグのIDも、同様の方法で確認することができます。基本的な手順は、次のとおりです。

IDを確認する基本手順

  1. 管理画面で投稿/固定ページ/カテゴリー/タグの一覧画面を開く
  2. IDを確認したい投稿/固定ページ/カテゴリー/タグのタイトルをマウスオーバーする
  3. ブラウザのステータスバーに表示されるURLを確認する
  4. ステータスバーが表示されない場合は、各編集画面を開きアドレスバーをチェックする

先ほどの投稿IDではpost=のあとに続く数字を確認しました。固定ページIDも同様にpost=直後の値をチェックします。

しかし、カテゴリー/タグの場合は、確認すべき文字列が異なります。これらをまとめておきましょう。

投稿ID/固定ページIDpost=のあとに続く数字
カテゴリーIDcategory&tag_ID=のあとに続く数字
タグIDpost_tag&tag_ID=のあとに続く数字
IDを確認するときのチェック項目

一度に大量のIDを調べるには 投稿・固定ページ/カテゴリー/タグの各一覧画面でIDを自動表示できるプラグイン「ShowID for Post/Page/Category/Tag/Comment」が便利です。


記事IDの値がどんどん大きくなる理由

例えば、投稿を10個しか作成していなくても投稿IDが3桁になる、といった現象が起こり得ます。なぜでしょうか?

WordPressには、投稿履歴を自動的に保存する「リビジョン」という機能があります。リビジョンは一定間隔で繰り返し保存するため、記事投稿にかかる時間が長いほど多くの履歴が保存されます。IDの値がどんどん大きくなるのは、その履歴一つひとつにIDが割り当られるためです。

これに対処するために、リビジョンの設定をカスタマイズできる「Revision Control」や、リビジョンを一括して削除できる「Better Delete-Revision」といったプラグインがあります。

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